ガーデン便り
2023年3月5日 2月のガーデン便り「雪解け」
2月のガーデン便りです。
2月は雪が降っては積雪となり、それがやっと解けたかと思えば、また、雪が降る、その繰り返しでした。特に2月21日は、夜中に結構雪が降り、朝、京北に行くと、林道にも15cm以上の積雪となっていました。ただし、今回は府道と林道の境界に除雪車による雪の塊はなく、林道の除雪なしで、車を進めることができました。ガーデン内は午前9時の段階で、積雪28cm。こうなっては、ガーデンの仕事は全くできません。これまで、建物の内装設計を進めることが全くできていなかったので、建物内で設計構想を行ったり、寸法どりを行ったり、まあ、やることはいっぱいあります。ただし、アラジンの石油ストーブ一つだけでは寒くてたまらないので、京北には長居をせず、昼過ぎに家に帰りました。
その後、雪は25日にはほとんど解け、屋根から滑り落ちた雪の塊を除き、ガーデンから雪はなくなりました。ただし、雪が解けるということは、解けた水が、ガーデンにしみ込み、水はけの悪いところは、必然的にどろどろになります。前回のガーデン便りで、排水路を掘ったことを書きましたが、大いに役立ってくれています。地下に浸透した雪解け水は、水路を通って排水されます。ただ、気になることが残っていました。建物西側屋根斜面の雪解け水は、雨どいから地面に落ちて、そこにしみ込むだけなのですが、そこに大きな水たまりができてしまいます。そこで雨どいから排水される水を、排水パイプにより、排水路までもっていく工事を行うことにしました。
例によって、ツルハシで排水路を掘り、傾斜をつけて、水の流れを確認し、あとは、ホームセンターで買ってきた塩ビパイプを設置するという作業です。8mの塩ビパイプ設置となりましたので、のべ2日間を費やしましたが、なんとか、完成しました。これで、屋根からの水は、水たまりを作ることなく、排水されます。
建物内装設計を進めていくと、懸案事項がいろいろ出てきます。厨房の構想設計も、結構大変です。保健所要求事項をいろいろ調べて、それに合うように機器を選択し配置するのですが、2槽のステンレス流し台、調理台を兼ねた冷蔵庫、ステンレスの食器棚、IHコンロおよびプロパンガスのコンロ、製氷機は、最低限のものを選定し、レイアウトを決めました。素人なりに、動線を考え、配置を決めたのですが、これを決めないと、内装工事ができませんので、手書きの図面に落とし込み、今、パソコンでCAD図面化しています。
内装設計でもう一つの懸念事項は、薪ストーブです。薪ストーブは、冬の期間、お客様にガーデンに来ていただくための唯一の楽しみとなります。炎を見ながら、ゆったりとカフェで過ごす時間を提供するわけですので、これには、それにかなう薪ストーブを設置しようと思っていました。
以前、山林の売買交渉を行い、物別れに終わったKさんですが、話を聞いていると、デンマーク製の薪ストーブを入れたとのこと。このデザインがものすごくよいと聞きましたので、さっそくホームページで検索し、美山のウッドエンジニアという会社を訪問することにしました。3月2日、アポをとり、美山のショールームに行ってきました。私のガーデンからは、車で20分もかかりません。
ショールームにはデンマーク製のHWAM(ワム)という会社のデモ機が、いい感じで炎をゆらめかしていました。デザインは、このHWAMが大変洗練されていて一番ですね。社長の岡本さんから、薪ストーブの設置場所、取り扱い方、メンテナンスのこと、煙突工事のこと、薪のこと、2時間以上、いろいろと教えていただきました。大変参考になりました。この会社は20人ほど従業員を抱えているそうですが、とても信頼のおける会社であることがわかりました。建物の写真と図面を渡して見積りを依頼しました。おそらく、120万円以上かかると思いますが、冬の間の大切なツールとなる薪ストーブですので、ここは投資と思って導入したいと思います。
さて、ガーデンの状態ですが、チューリップの球根植えつけは完了しており、残るはユリの球根を残すのみです。アリウムギガンチウムはすでに植え付けた場所から芽が出てきました。チューリップクィーンオブナイトも芽が出てきたのですが、今日午前中に、小動物による被害を確認しました。5球ほど、球根が食われていたのです。こんな事は、初めてです。おそらく野ネズミでしょう。
3月に入り、急に暖かくなってきましたので、まだ、植え付けできていないたくさんの苗をこれから植え付けていきます。急がねばなりません。
春がいよいよやってきた、という感じがガーデンにいると肌で感じます。昨年植えたリュウキンカが咲き始めました。ガーデンで真っ先に咲く花です。雪が降っている間は、ネコヤナギのモフモフ(花穂)しかありませんでしたので、黄色の花が咲くと、いっぺんに春だなあと感じますね。山では、アセビの花が咲き始めています。
ガーデンでしきりに飛び交っていたジョウビタキは、いつの間にかいなくなりました。渡り鳥ですので、どこかへ旅立っていったのでしょう。
本日12時の気温は9.3℃。天気は晴れです。昼からは、かみさんが家のベランダで育てたネモフィラの苗を植えつける予定です。
ではまた。
京北のガーデンにて
小田木 一富
2023年2月5日 1月のガーデン便り「大雪」
1月のガーデン便りです。
1月25日に襲来した10年に一度という寒波で、京北も大雪に見舞われました。
そのあとさらに27日から28日の明け方まで降った雪のため、積雪が増し、29日の日曜日にはガーデンの積雪量は40cmとなっていました。今回の雪はさすがに根雪となってしまい、本日現在もガーデンには18cm以上の雪が残っています。しばらくはガーデンでの作業はほとんどできない状況が続くと思います。
除雪も大変でした。26日の時点の除雪は、府道から林道を経てガーデンの駐車場所まで40mをなんとか1時間半で除雪できました。
ところが、29日に再び京北へ行き再度除雪を行う羽目になったのですが、この時は積雪量がさらにひどくなっており、林道入り口にできた土塁のような雪の山の塊を除去し5mほど林道を掘り進めただけで1時間半もかかってしまいました。もうくたくたですね。
積雪量の違い(府道の除雪車作業による道路わきの圧雪量の違い)で、除雪の仕事量がこうも変わるのかと、思い知らされました。新潟などの雪国の人たちのご苦労が、よくわかりました。
雪による被害も発生しました。山のエリアで、フェンスの外側にあるヒノキが1本折れ、フェンスを押しつぶす形で倒れてしまいました。1月29日の昼過ぎに、山のエリアの点検に行って発見したので、すぐ山主のYさんに電話をし、倒木をチェーンソーで除去してもらいました。フェンスは私のほうで応急処置で復旧させました。また、もう1本ヒノキが雪の重さで弓なりに曲がった状態で別のヒノキに引っかかっていましたが、まだ倒れてはおらずフェンス上空にとどまっていました。こちらは、Yさんと相談し、もう少し様子をみることにしました。春になったらいずれにせよ伐採する必要があります。
ガーデンの樹木にも被害が出ました。トトロの木として植栽した2本のコニファー・ゴールドクレストのうち1本が途中で折れてしまいました。このゴールドクレストは2本を隣接させて植え込み、トトロの形状を形成させるように仕上げる予定ですが、1本が折れてしまったので、もう1本も同じ高さで伐採し、側面から延びる枝を成長させていくしかありません。ちょっと時間はかかると思いますが、何年かして、トトロの木が出来上がれば良しとすることにします。
雪の話はこのくらいにしましょう。12月までは山仕事でほとんどガーデンの仕事ができていませんでした。1月に入ってやったのは、水はけ対策の排水路堀り作業と球根の植え付けです。
水はけ対策は以前より取り組んでいる対応策ですが、今回やったのは、建物西側エリアの水はけ対策です。この建物ができる前(昭和47年以前)から作られていた排水路を復活させたのです。もともとは溝が残っていた部分があり、その延長された南側に大型の塩ビパイプが土砂に埋もれた形で残っていました。塩ビパイプの先は完全に埋め立てられてしまっており、要するに排水路としての機能は完全に遮断されていたのです。
試しに排水路が残っていた部分を10cmほど泥を雑草ごとクワで深堀りしてみました。2mほど深掘りしたら、その部分に周囲から水が染み出してくるではありませんか。なんと、排水路として重要な役割をこの溝は担っていたのですね。ただ、この状態のままでは水が流れていくすべはありませんので、その先をすべて掘り起こしていくことにしました。完全に埋め立てられていた場所を掘り起こすのは難航しました。この付近は、産廃を含む土砂で埋め立てを行っていたからです。
その昔の昭和の時代、おそらく元の地主から、田畑の土地を買い現建物を建てる前に、田畑の埋め立てを行ったのでしょう。その埋め立てに使った土がひどいものでした。建築廃材であるコンクリート片、アスファルト片、瓦のかけら、ガラス、プラスチック、等々が混ざった土砂が使われたのです。
溝を掘ると、出てくるわ出てくるわ。建築廃材を分別しながら、掘る作業を進めましたが、大変でした。コンクリート片とアスファルト片、瓦のかけらは、一か所に山積みにしてあります。いずれ処理するつもりです。それ以外は燃えるゴミとして、搬出しました。何とか21日過ぎには溝が復活し、ガーデンの水はけの悪い部分が解消されました。あとは、この溝にコルゲート管を設置し暗渠(あんきょ)に変えていきます。
ガーデンのすべてに建築廃材が埋められているわけではありませんので、ご安心ください。建物の南西方向のある区域に、建築廃材の混ざった土砂が使われていたのです。これは昭和の負の遺産です。この区域を耕す際は、分別回収が必要ということです。
球根の植え付けで、雪が降る前にできたのは、アリウムギガンチウムの62球と、チューリップのメンフィスおよびダブルのチューリップ50球ほどです。まだ植え付けできていないものは、クィーンオブナイトの小粒の球根数十球、とピンクのチューリップ購入球根32球が残っています。ユリのカサブランカの球根もまだです。
本日は、雪をあらかじめ除去しておいた場所に、32球のチューリップを植え付ける予定です。球根以外の宿根草の苗、等も全然植え付けができていません。雪が解けるのを待つしかありませんね。
雪を除去して、植え付け場所を耕していると、決まって小鳥が近くにやってきます。ジョウビタキです。土の中にいるミミズとかを狙っているのです。ガーデンにやってきたジョウビタキは今年は昨年のオスではなく、色の異なるメスです。鳴き声は同じですが、色は少し地味です。写真を添付しますので見てください。渡り鳥ですので、春になるとどこかへ旅立っていきます。
本日12時の気温は6.5℃。天気は曇りときどき晴れです。
ではまた。
京北のガーデンにて
小田木 一富
2022年12月29日 12月のガーデン便り「冬の作業」
12月のガーデン便りです。
いつもより早めですが、本日29日が京北での仕事納めです。明日は、デイサービスの仕事を終えた後、夜、帰省します。かみさんは実家に帰っています。
今年の京北の雪の状況ですが、24日に初積雪10cmとなりました。今回は根雪とならず翌日には、日陰部分を除いて、大半が溶けてしまいました。おかげで、ガーデンの作業としては助かっています。
懸念事項であった西側の山の再造林ですが、なんとか期日に間に合わせることができました。防獣フェンスのアンカー打ち込みを12月3日に完了したので、12月4日から、ヤマザクラの苗木の植え付けをスタートしました。一日50本ぐらい植えたいと思ったのですが、とんでもない。40本も植えることはできませんでした。
単に穴を掘って苗木の根っこを埋めるだけではだめです。岩盤の石が残っている場所では、ツルハシを使用しても穴掘りに時間がかかります。さらに肥料分の全くない土であるため、腐葉土成分を含む黒い土を別の場所から持ってきて、苗を植えていきました。その後、水をかけないといけないのですが、山からの湧き水はちょろちょろとしか流れておらず、最初はそれを汲んでかけていましたが、効率が悪いので、ガーデンのホースからジョウロへ水を汲み、それを山に運んで水かけを行いました。
260本の苗をすべて植えることができたのは、12月20日、その後、報告書(現場写真)をまとめ、日報と一緒に22日に京北森林組合へ提出しました。ヤマザクラの植え方は、林道に沿った部分とガーデンの借景になる部分とでは、単位面積当たりの密度を変えました。借景となる斜面は、かなり粗く植えて、来年秋以降にブナ、ミズナラ、トチ、ホウを植えるスペースを確保しています。林道沿いは、単純に桜並木としました。今後の成長によっては、少し間引く必要があるかもしれません。
10月から3か月間、ほとんどの時間を山仕事に費やしたことになります。完了できてやれやれ、ということですが、まだまだ山の整備にはやることがいっぱい残っています。しかし、今はそれよりも、山仕事のためできていなかったガーデンの仕事をやらなければなりません。
真っ先にやったのは、エントランスガーデンに植えているキョウチクトウの雪囲いです。山に残されているヒノキの枝で杭として使える部分を持ってきて、各苗ごとに、3本の杭を周囲に打ち込み不織布でぐるぐる巻きにして麻ひもで固定しました。12月の最低気温が-6℃~7℃が続いていた時があったため、すでに葉の大部分にダメージをおってしまいました。果たして、この処置で冬を越えられるかどうかはわかりませんが、他に方法もありませんので、これで様子を見ます。
ガーデンの中に植えてあったレモンの木ですが、こちらも霜で葉っぱが枯れてしまいました。去年は寒さに耐えていたのですが、寒さの加減が今年のほうがきつかったのでしょうか。まだ幹の部分は生きていますので、こちらも不織布で雪囲いをし、根の周りは落ち葉とワラで保温しました。
宿根草のアメジストセージも、寒さで根がダメになってしまいますので、同様に落ち葉と枯草、ワラで根の周囲をマルチングしました。このほか、昨年はダリヤの根っこの保護は行わずにダメにしてしまったことを反省し、ダリヤの根っこ(球根)をすべて彫り上げ、建物内で落ち葉でくるんで段ボール保管するようにしました。
植え付け待ちの球根と苗もまだまだたくさんあります。チューリップ、アリウムギガンチウム、ユリ、の各球根。カンパニュラメディウムの苗、エキナセアの苗、その他いくつかの宿根草の苗たち。アジサイなど、挿し木で増やした苗、買ってきたバラなどの苗。すべてを植え付けるまでには、1か月から2か月かかります。
本日は手始めにチューリップを植え付ける予定です。午前中に植え付け場所の草取りをしましたので、なんとか今日中に植え付けできる分は、完了してしまおうと思っています。
本日12時の気温は5.5℃。天気は曇りときどき晴れです。
ではまた。
京北のガーデンにて
小田木 一富
2022年12月6日 11月のガーデン便り「冬の到来」
11月のガーデン便りです。
冬がやってきました。12月3日は一気に最低気温が氷点下に下がりました。初霜、そして初氷、いよいよ、本格的な冬の到来です。建物の北側の斜面で長期間咲いていたマリーゴールドは霜で即、枯れてしまいました。他にもアゲラタム、ヒャクニチソウ、ダリヤなども枯れました。霜が降りると、ガーデンの風景はガラッと変わってしまいます。
最後まで咲いていた黄色のコレオプシス(品種名は不明)も、もうまもなく枯れてしまうでしょう。このコレオプシスは宿根するのかどうか確認できていないので、一応、12月もこのままにしておいて、種を採取します。来年の春にまけば、また、新たに苗を育てることができます。
本格的な冬となって、雪が積もる前に、今回はやるべきことがたくさんあります。
建物南側のエントランス部分には、フェンスがないので、鹿が自由に入り込みます。鹿が食べられない植物を植えるしか方法はありませんので、挿し木で増やしたキョウチクトウ(桃花、白花)を植えているのですが、まだ苗が小さく、30cmの雪が積もると寒さで枯れてしまいます。ですので、杭を打って不織布でぐるぐる巻きにして、雪の寒さが直接伝わらないようにしようと思っていますが、まだ、それに着手できていません。西側の山のヤマザクラの植え付けに、まだ数日かかるためです。
ヤマザクラの苗、防獣フェンスには、再造林の補助金が出ます。その最終報告を12月23日までに京北森林組合に提出しなければなりません。ヤマザクラの苗は260本届いています。12月4日に試しに12本を植え付けしたのですが、2時間かかりました。どんなにがんばっても、1日に40本ぐらいが限界だと思います。
まだ山の斜面に残っている枝の山積みも片づけなければなりません。まず、植え付けを優先し、報告書を提出することを最優先で進めなければなりません。
考えてみると、10月からこのかた、山仕事が大半を占めており、ガーデンの苗の植え付けはほったらかしでした。それでも、植え付け待ちの苗は、今か今かと植えられるのを待っているのです。もう少し我慢してくださいよ、と思うばかりです。カンパニュラメディウムの苗、エキナセアの苗、その他いくつかの宿根草の苗たち、買ってきても植えられることなく、2か月以上放置されています。何とか12月中旬にはヤマザクラの植え付けを終えて早くガーデンの仕事をやらなければと、焦るばかりですが、今はどうしようもありません。
少し時間を前に戻しましょう。11月、ガーデンに咲く花の数はぐんと減り、ノコンギク、ヨメナ、コレオプシスが中心となりました。その間、樹木も紅葉し、まずナンキンハゼが色づきます。ガーデンにある4m越えのブナの葉は黄色に紅葉します。ナンキンハゼの葉が散る頃、ヤマモミジが赤く色づきます。ヤマモミジはまだまだ背丈が低いのですが、いずれは、見ごたえのある高さに成長してくれると思います。
10月11日に西洋芝ケンタッキーブルーグラスブルーノートの種まきを行いましたが、今は順調に成長しています。この品種は、冬は全く問題はありません。少し雑草が生え始めましたので、草取りを行う必要がありますが、芝生の丈は冬に入ってそれほど成長しないので、今はほったらかしで大丈夫です。
ミズナラのドングリを植え付けた苗床は、心配していたネズミの被害は今のところありません。地中ではすでに根がでていますので、春になって、芽がでるのを待つのみです。
12月3日、山の防獣ネットのアンカー打ち込みを行っている最中、山主のYさんが、愛犬のカンチャンと一緒に散歩しながらやってきました。ぼちぼちフェンス設置が完了する頃と見計らい、様子を見に来たのです。
Yさんとカンチャンと山の状況をいっしょに見て回りました。西側から尾根筋に沿って山に登り、フェンスの状態を見ていくと、Yさんは、「ここにササユリを植えるといいかもしれないな」と言ってくれました。Yさんは京北の他の仲間たちとササユリの栽培を手掛けているのです。商売として軌道に乗っているのか詳しくは知りませんが、防獣フェンスで囲われた区域であれば、鹿やイノシシにササユリは食べられないので、山の散策路の脇でササユリの花を楽しむことができれば、それはガーデンにとってもプラスとなります。検討課題の一つとしたいと思います。
山の散策路は、まだ整備はできていませんが、カンチャンは登ったり下ったりを楽しんでいるかのようでした。これならば、以前お話しした犬と一緒に散歩するトレッキングは、問題はなさそうです。きっちり散策路を整備すれば、まったく問題ないでしょう。
私は、この散策路の途中、見晴らしの良い場所に、休憩用のベンチを置こうと思っています。あと、ハイジのブランコをぜひ設置したいと考えています。ハイジのブランコは、京北にも一か所ありますが、4輪バギーで山の上まで登るという有料のアトラクションになっていて、子供と楽しむというわけにはいかない条件になっています。
ヒノキとヒノキの大木の間にブランコを設置し、はるか下のガーデンを眺める。想像するだけでワクワクします。候補地は2か所、稜線沿いにあります。何とか実現して、ガーデンの来園者増につなげたいと思います。
12月3日の4時ごろ、天気がしぐれてきた時、太陽光が差し込み、突然、虹が出ました。山の上で作業していたので、ガーデンにかかるかのように出た虹をしばし楽しみました。そしてガーデンが何とか実現できますようにと、虹に向かって祈りました。そのあとあわてて建物にカメラを取りに戻って、間一髪で虹を撮影することができました。
この日の虹は、二重になっていて外側にもうっすらと虹が見えるのがわかります。
本日の12時の気温は9℃。午後からはヤマザクラの植え付けを行います。夕暮れまでに、20本以上植えたいと思っています。
ではまた。
京北のガーデンにて
小田木 一富
2022年11月5日 10月のガーデン便り「ミズナラのドングリ」
10月のガーデン便りです。
京都市内からガーデンまでの道路である国道162号線、府道78号線から見えるモミジはかなり色づいてきました。特に京北では今が真っ赤になって見ごろとなっています。京都市の中ではでは真っ先に紅葉が見ごろとなりますね。いつの間にか秋が深まり、11月に入ってガーデンの最低気温は6℃となる日が出てきており、いよいよ冬が近づいてきました。
ガーデンに植えた宿根草で、これから咲き始めるものはもうありません。10月から咲き始めた、ヨメナ、ノコンギク、が今、ガーデンの主役です。それと今年の春に種をまいた黄色のコレオプシス(品種名は分かりません)が1mほどの草丈で咲き始めました。去年、京北の、とある畑で11月に咲いていた黄色の花から、種子を採取したものですが、霜が降りるまで咲き続けていましたので、晩秋のガーデンを彩る主役になるのではと思っています。
ヨメナは自生種ですが、3種類のヨメナがガーデンで咲いています。一つは白花、もう一つは薄紫花、それと白花で葉っぱが細く小さいもの、この3種類のヨメナは、ガーデンのあちこちに咲き乱れ、晩秋のガーデンをささえています。
ノコンギクも3種類、桃色花と紫花(花が大きいものと小さいもの)。これらもガーデンのあちこちで咲くようになりつつあり、来年に向けてもう少し株を増やしたいと思っています。
晩秋まで咲き続けているものは、他にもあります。ダリヤです。薄紫の皇帝ダリヤハイブリッドガッツァリアは、次々と花が咲き続けています。他にも黄色のダリヤとえんじ色のダリヤがあります。ダリヤはもう少し数を増やさなければなりません。少なくとも11月いっぱいまでは、ガーデンを訪れるお客様に楽しんでいただけるようにするため、ダリヤはその対応にはうってつけですので。
さらに、上野ファームのカレンダーに載っていたソリダコ ファイヤーワークスの苗を通販で取り寄せ、植え付けました。雑草として悪名の高いセイタカアワダチソウの仲間ですが、弓のようにしなって咲く姿がダイナミックで、きっとこれも晩秋のガーデンの主役になると思います。
上野砂由紀さんが、今年の8月に出されたMOOK「上野砂由紀さんの魔法のお庭」を入手しました。やはり上野ファームのガーデンは素晴らしいですね。上野ファームのガーデンが100点だとすると、私のガーデンは、まあ20点ぐらいでしょうか。まだまだ全然だめです。それでも、少しずつ良くはなっているとは思います。目標を明確に定め、一歩一歩それに近づく努力はしているのですが、何せ一人のマンパワーでは限られたことしかできず、果たしてオープンにたどり着くことができるのか。心配してもきりがないので、今は自分のできることをやるしかないですね。
MOOKに載っているプランツガイドには知らない植物がまだまだいっぱいあります。そのひとつエゾクガイソウの苗を取り寄せました。本日午前中に植え付けを行いました。京北の地でうまく育つことを祈るばかりです。
10月22~23日に父がガーデンにやってきました。それに合わせて、娘が丹波からやってきました。おじいちゃんと話す機会をつくるためと、キャンプの練習をするためです。近くの温泉(日吉の道の駅)で湯船につかってから、夜は、建物の中で、すき焼きをしました。娘が丹波で買ってきた牛肉はなかなかのもので、大変うまいとおじいちゃんにも好評でした。夕食後は、外でたき火。娘が買った道具で、私がガーデンで調達した薪を燃やしたのですが、なかなかたき火をする機会はないおじいちゃんには、珍しかったのでしょう。じっと火にあたって、時間を過ごしていました。娘は車の中でシュラフにもぐり込んで一晩を過ごしました。これがキャンプの練習なのだそうです。
10月25日に、再び朽木の生杉(おいすぎ)に行ってきました。目的はブナの実の採取です。しかし残念ながら今年は凶作の年のようで一粒も落ちていません。10月あたまに行った時も、ブナの実の落下が全くなかったので、今年は凶作かなと思っていましたがやはりそうでした。 その代わり、ミズナラのドングリを採取することができました。
ミズナラは大きな木になるほど巨大などんぐりを実らせます。私がまだ若い頃、生杉から登って三国峠を経て枕谷に入ると、そこにミズナラの巨木があり、たくさんの大ドングリを落下させていました。残念ながら、この巨木はもうありません。十数年以上前にキクイムシにやられてしまったのです。生杉ではもうミズナラの大ドングリはないものとあきらめていましたが、林道を少し登っていくと、なんと結構大きなミズナラのドングリがたくさん落ちているではありませんか。いつの間にか、ミズナラが成長し、大ドングリを実らせるようになっていたのです。
さっそく拾い集めて持ち帰りました。後で数えると133個の大ドングリを採取できました。写真に撮りましたので後で見てください。直径が2cm、長さが3cmあります。 ミズナラの大ドングリはガーデンの苗床に植え付けました。しばらくネズミの食害がないか、様子を見ます。前回のブナの実はほとんどがネズミの食料と化してしまったので、今回はその轍は踏まないようにします。
10月から西側の山の植林準備を進めました。まず、防獣フェンスの設置を行わなければなりません。240cmの鉄アングルの支柱を66本打ち込むのは結構大変な作業でしたが、なんとか終わりました。今日からは、この支柱に、網を固定していきます。そのあとは下からのイノシシ侵入対策として1mごとにアンカーを打ち込みます。
現場には伐採の残材である枝が山積みになっているので、これも処理しなければなりません。まだまだ重労働が続きます。12月1日には、ヤマザクラの苗木260本が届きますので、急ぐ必要があります。ヤマザクラの苗木には補助金が出ます。まずはヤマザクラを植え、補助金申請の完了報告を行い、そのあとに、ブナ、ミズナラの苗を植えていきます。ブナを植えるのは、来年の秋以降ですね。疲労でダウンしないよう、体調維持に気を付けてがんばります。
ではまた。
京北のガーデンにて
小田木 一富