ガーデン便り

2023-03-05 12:32:00

2023年3月5日 2月のガーデン便り「雪解け」

2月のガーデン便りです。

 

2月は雪が降っては積雪となり、それがやっと解けたかと思えば、また、雪が降る、その繰り返しでした。特に221日は、夜中に結構雪が降り、朝、京北に行くと、林道にも15cm以上の積雪となっていました。ただし、今回は府道と林道の境界に除雪車による雪の塊はなく、林道の除雪なしで、車を進めることができました。ガーデン内は午前9時の段階で、積雪28cm。こうなっては、ガーデンの仕事は全くできません。これまで、建物の内装設計を進めることが全くできていなかったので、建物内で設計構想を行ったり、寸法どりを行ったり、まあ、やることはいっぱいあります。ただし、アラジンの石油ストーブ一つだけでは寒くてたまらないので、京北には長居をせず、昼過ぎに家に帰りました。

2023.02.21_またもや積雪_IMG_1794_s.jpg 2023.2.21撮影 またもや積雪

2023.02.23_雪中のネコヤナギ_IMG_1827_s.jpg 2023.2.23撮影 雪中のネコヤナギ

2023.02.25_ガーデンの雪解け_山側から見る_IMG_1874_s.jpg 2023.2.25撮影 山側から見たガーデンの雪解け

その後、雪は25日にはほとんど解け、屋根から滑り落ちた雪の塊を除き、ガーデンから雪はなくなりました。ただし、雪が解けるということは、解けた水が、ガーデンにしみ込み、水はけの悪いところは、必然的にどろどろになります。前回のガーデン便りで、排水路を掘ったことを書きましたが、大いに役立ってくれています。地下に浸透した雪解け水は、水路を通って排水されます。ただ、気になることが残っていました。建物西側屋根斜面の雪解け水は、雨どいから地面に落ちて、そこにしみ込むだけなのですが、そこに大きな水たまりができてしまいます。そこで雨どいから排水される水を、排水パイプにより、排水路までもっていく工事を行うことにしました。

例によって、ツルハシで排水路を掘り、傾斜をつけて、水の流れを確認し、あとは、ホームセンターで買ってきた塩ビパイプを設置するという作業です。8mの塩ビパイプ設置となりましたので、のべ2日間を費やしましたが、なんとか、完成しました。これで、屋根からの水は、水たまりを作ることなく、排水されます。

 

建物内装設計を進めていくと、懸案事項がいろいろ出てきます。厨房の構想設計も、結構大変です。保健所要求事項をいろいろ調べて、それに合うように機器を選択し配置するのですが、2槽のステンレス流し台、調理台を兼ねた冷蔵庫、ステンレスの食器棚、IHコンロおよびプロパンガスのコンロ、製氷機は、最低限のものを選定し、レイアウトを決めました。素人なりに、動線を考え、配置を決めたのですが、これを決めないと、内装工事ができませんので、手書きの図面に落とし込み、今、パソコンでCAD図面化しています。

 

内装設計でもう一つの懸念事項は、薪ストーブです。薪ストーブは、冬の期間、お客様にガーデンに来ていただくための唯一の楽しみとなります。炎を見ながら、ゆったりとカフェで過ごす時間を提供するわけですので、これには、それにかなう薪ストーブを設置しようと思っていました。

以前、山林の売買交渉を行い、物別れに終わったKさんですが、話を聞いていると、デンマーク製の薪ストーブを入れたとのこと。このデザインがものすごくよいと聞きましたので、さっそくホームページで検索し、美山のウッドエンジニアという会社を訪問することにしました。32日、アポをとり、美山のショールームに行ってきました。私のガーデンからは、車で20分もかかりません。

2023.03.02_薪ストーブ・デモ機_P1050396_s.jpg HWAM(ワム)のデモ機

ショールームにはデンマーク製のHWAM(ワム)という会社のデモ機が、いい感じで炎をゆらめかしていました。デザインは、このHWAMが大変洗練されていて一番ですね。社長の岡本さんから、薪ストーブの設置場所、取り扱い方、メンテナンスのこと、煙突工事のこと、薪のこと、2時間以上、いろいろと教えていただきました。大変参考になりました。この会社は20人ほど従業員を抱えているそうですが、とても信頼のおける会社であることがわかりました。建物の写真と図面を渡して見積りを依頼しました。おそらく、120万円以上かかると思いますが、冬の間の大切なツールとなる薪ストーブですので、ここは投資と思って導入したいと思います。

 

さて、ガーデンの状態ですが、チューリップの球根植えつけは完了しており、残るはユリの球根を残すのみです。アリウムギガンチウムはすでに植え付けた場所から芽が出てきました。チューリップクィーンオブナイトも芽が出てきたのですが、今日午前中に、小動物による被害を確認しました。5球ほど、球根が食われていたのです。こんな事は、初めてです。おそらく野ネズミでしょう。

 

3月に入り、急に暖かくなってきましたので、まだ、植え付けできていないたくさんの苗をこれから植え付けていきます。急がねばなりません。

春がいよいよやってきた、という感じがガーデンにいると肌で感じます。昨年植えたリュウキンカが咲き始めました。ガーデンで真っ先に咲く花です。雪が降っている間は、ネコヤナギのモフモフ(花穂)しかありませんでしたので、黄色の花が咲くと、いっぺんに春だなあと感じますね。山では、アセビの花が咲き始めています。 

ガーデンでしきりに飛び交っていたジョウビタキは、いつの間にかいなくなりました。渡り鳥ですので、どこかへ旅立っていったのでしょう。

 

本日12時の気温は9.3。天気は晴れです。昼からは、かみさんが家のベランダで育てたネモフィラの苗を植えつける予定です。

 

 

ではまた。

京北のガーデンにて

小田木 一富