ガーデン便り
2026年7月2日 6月のガーデン便り 「伸びる伸びる夏の緑、害虫もいろいろやってきた」
6月のガーデン便りです。
本日は7月2日、じたばたしているうちに、すでに7月です。時間だけはどんどん過ぎていきます。
草の勢いが止まりません。歩道の草を刈払い機で刈っても、1週間もすれば、すぐに草は茂ってきますので、まあ、一人の手に負えるものではありません。必要なところだけ草を取り、苗を植え、という繰り返しです。
一番厄介だなと思っているのはササです。ササを完全に除去するのはまず難しい。地下茎がものすごく、だいたい取り切ったなと思っていた場所でも、また、ササが生えてくる。仕方がないので、地上部分のササを、剪定ばさみで一本ずつ切っていくしか手はありません。ホタルブクロの周りもササだらけのため、撮影の際にはまずササを剪定ばさみで除去します。カメラの視野の外には、まだ多数のササが茂っていますが、そこまでは除去している時間がありませんので、そのまま放置、ということになってしまうのです。
宿根草の苗は、暑さ寒さに強いものをセレクトして買っているのですが、サルビアスカイダンスという苗を何本か植えたところ、全く育ちません。植えた場所が乾燥しやすい場所のためそれが悪かったのかと思いますが、同じ場所でもすくすくと育っている別の種類の苗もあります。その場所の状況と植物の相性というものがあるのだと思います。サルビアスカイダンスの場合、その影響が顕著に表れ、活着しなかったのだと思われます。
まあ、宿根草は奥が深いということでしょう。買ってきた苗のうち、まともに翌年も開花するものは3割もありません。その土地の風土、植えた場所の環境、様々な要素がうまくかみ合わないと、植物はいきいきと育ってはくれないのです。
ボランティアのTIさんが、また、来てくれました。前回来ていただいたとき、北側の境界に隣家との目隠しとして植えてあるシラカシの高さを4mぐらいで抑えるようにしたいと相談して、8尺の三脚脚立が必要と聞いていました。そこで早々にコメリで8尺の三脚脚立を購入、また、Amazonで中国製ではありますが高枝電動はさみとチェーンソーを購入しておきました。
6月21日の日曜日、TIさんがガーデンに来ていただいたおり、早速、数十本あるシラカシの剪定に挑戦していただきました。このシラカシ、植えたときは高さは1mもありませんでしたが、さすがに7年近くになりますので、背丈は高いもので6mを超えています。枝もこれまでほとんど剪定していませんでしたので、茂り放題です。
当日は3時間ぐらいの作業でしたが、作業はかなり難航しました。刈ったシラカシは数本のみ、まだまだ、作業時間がかかります。 後で自分で三脚脚立に上って高枝チェーンソーで伐採を2本ほどやりましたが、なかなか大変です。伐採しても、他の枝に引っかかって、下におろすのも一苦労。さらに、伐採した枝の処理が大変です。電動剪定ばさみで短く切って、シラカシの根元に積み重ねていきました。このまま腐らせて堆肥にしてしまうつもりです。
バッテリー駆動の電動剪定ばさみ、これはなかなか役に立ちます。バッテリーも結構持ちますので、数時間作業しても大丈夫。手動で枝を短く選定していた時は、2cm以上の枝は、大型の剪定ばさみで切っていましたが、電動剪定ばさみでしたら3cmまでならスパスパ切れてとても楽です。ただ、あまりに切れ味が良いので、ボーっと作業してはだめです。自分の指まで切断してしまいますので、注意して取り扱わなければならないのは、当然です。
こうして考えると、緑の維持管理というのは、非常に労力がかかるということです。実際にガーデンとして営業を開始しても、これらの維持管理をガーデナーの皆さんにやってもらわねばなりません。草取りもそうですし、樹木の剪定も同じく。ガーデンはほったらかしで成り立つものではありません。人件費がかかるということです。そのためには、お客様から入園料をいただき、ガーデナーの人件費に充当しなければなりません。ガーデンでお客様が、非日常の世界の中で心を癒していただくための原資の確保、これが重要なのです。
さて、6月は歓迎できない害虫たちもガーデンにやって来ました。
体長が1cmほどの小さなコガネムシ、マメコガネ、毎年この時期にガーデンに多数出現するのですが、案の定、今年も、やって来ました。マメコガネが厄介なのは、バラなどの花びらをバリバリと食べていくことです。結構な頻度で、バラが被害にあっています。私は、ガーデンではバラなど、被害にあいそうな花を巡回し、マメコガネを見つけ次第、直ちに殺虫駆除していきます。
6月はアジサイの時期ですが、アジサイの花を根元でチョッキリと切ってしまう害虫がいます。その名をアジサイチョッキリ、正式には「シロオビアカアシナガゾウムシ」と呼ばれるこの虫は、体長は5〜8mmほど、アジサイの花が付いた茎を切って産卵する習性を持つゾウムシの仲間です。ガーデンでも毎年この虫が出没して、アジサイの被害が発生しています。今年も、数本のアジサイの花がやられました。いつも注意してアジサイの花をみているのですが、なかなか、このゾウムシを発見できません。
左京区の大原三千院では、今年、境内の「あじさい苑」で害虫被害が発生。約1000株のうち2割ほどしか咲いていない、とのことです。アジサイチョッキリ、恐るべしです。
6月末、ゴマダラカミキリを3匹発見し、直ちに殺虫駆除しました。樹木の枝の樹皮を食い荒らし、木の枝を枯らしてしまいます。昨年、ガーデンのブナの木の枝が壊滅してしまったのは、大型のシロスジカミキリと、この中型のゴマダラカミキリでした。カミキリムシは要注意です。私は、見つけ次第駆除していきますが、何せ、敵は羽をもっているので外から飛んできます。暑い夏、園内パトロールでの駆除は欠かすことができません。
話題は変わりますが、今、ブナの挿し木をテスト中であると前回のガーデン便りで記述したのですが、第一回のテストは失敗でした。根が生えたものは一本もありませんでした。で、再度、私の自宅のブナの木から枝を採取し、挿し木をしています。今回は西日が当たらないようにヤナギの日陰に苗床を置いて様子を見ています。京都市内の真夏の高温に耐性を持つブナの木ですので、苗としては非常に京都になじむ苗となるはずです。うまくいけば、耐暑性を有するブナのクローン苗木をたくさん作ることができます。 1か月後、結果は判明します。
では、6月のガーデンの開花状況です。 すでに、インスタグラムで動画をいくつかアップしておりますので、まだご覧になっていない方は、ぜひ、そちらも見てください。以下の花の説明文は、インスタグラムの文面を再構成していますので、重複する分はご容赦ください。
6月4日、チューリップのような外観をした、釣り鐘型のクレマチスプリンセスダイアナ、その名の通り、気品ある美しさの濃いピンク色の花を咲かせます。イギリス生まれのクレマチスだそうです。暑さ寒さに強く、私はいつもほったらかしですが、よく咲いてくれます。
キョウガノコ(京鹿の子)は、キョウカノコとも呼ばれます。花の様子を京都の絞り染め「鹿の子絞り」にたとえたもの。ピンクの小花が群がって咲く様子は、桜でんぶをちりばめたように見えませんか。
6月6日、ツルバラ安曇野は、一期咲きです。花の外側は赤みを帯びたピンク、中心部は白の一重です。ほとんど手入れをしていないので、やはり、花つきは本来の姿ではありませんね。
ヘメロカリスはキスゲの仲間です。暑さ寒さに強く、ほったらかしでよく育ちます。デイリリーの英名のとおり、1日花ですが、たくさんの花が次々と開花します。
エゾクガイソウは、クガイソウに比べて大型で、花穂は40cm以上と長いのが特徴です。ブルーの穂がゆらゆら揺れる姿は、とても優雅ですね。この株は毎年成長し、見栄えが良くなりました。
6月9,11日、クラウンベッチはマメ科の宿根草です。レンゲのようなピンクの花を咲かせながら、ツルが横に広がっていきます。あまりに群落が広がりすぎるので、適切な範囲で除去することが必要です。
初夏のバラ、アドーアロマンティカ、シュワブローズクラリス、ルビーフラワーカーニバルなどが、今が盛りと咲き続けています。
6月13,14日、ガーデンのミズバショウの湿地北側に植えたハナショウブが開花中です。梅雨の時期に凛とした清涼感をもたらす花です。
ガーデンの高木が茂っている半日陰にひっそりと花を咲かせるヤマアジサイ。一般的なアジサイと比べて、繊細な美しさが魅力ですね。
ウグイスは、普段、藪の中で鳴いているのでなかなか撮影できないのですが、偶然、ナンキンハゼの木にとまったところを数秒間だけ撮影できました。
ユリも害虫の標的です。つぼみの頃から、花弁に穴をあけられる被害が、多発しています。
6月16,18日、とても大きなモリアオガエル、頭からお尻まで10cmぐらいの大きさです。カシワの葉っぱに張り付いて休憩中の様子。モリアオガエルは卵を池の上の枝に産み付けます。10日ほど前に、ミズバショウの池の上で発見しました。
ウグイスは相変わらずガーデンにやって来て、よく鳴いています。
ツルバラ芽衣、ほとんど手入れができておらず、花つきが悪かったのですが、今回、きれいにまとまって咲く花を撮影できました。ピンクの小さな花がまとまって咲くと、とてもきれいです。
梅雨に雨は付き物です。この時期の雨は植物にとっても恵みの雨となります。ただ、雨の日は、ほとんど外の作業ができません。さらに土砂降りの雨になると、けっこう花茎が倒れてしまう場合がありますので、後が大変です。雨の日は、アジサイが映えますね。梅雨の時期ならではの光景です。
バラ、カンパニュラ、ネムノキ、ハニーサックルなど、雨の日でもなかなかのものです。
6月21,23日、ヘメロカリスは、初夏から夏にかけて次々と花を咲かせる多年草です。暑さ寒さに強く、いろいろな種類があります。
テンニンギクは、以前、ルドベキアの仲間で品種名不明と紹介してしまいましたが、これは誤りでした。正しくは名前はテンニンギク、キク科のガイラルディアの仲間です。
先日、NHK京都のニュースでテンニンギクが登場し、別名「特攻花」と呼ばれている旨、紹介されていました。中心が赤、外側が黄色の花弁が特徴的な多年草です。
6月27,28日、台風7号、8号と梅雨前線の影響で雨が降り続きましたが、京都は26日の未明に降った大雨が、市内各所に被害をもたらしました。幸いガーデンでは、大きな被害は免れました。雨の風景も悪くはないですが、やはりお日様に照らされた風景のほうが、植物がキラキラ輝いて見えますね。
ウツボグサはもともとこの土地の自生種ですが、他の雑草の勢いに負けて、ガーデンの絶滅危惧種となってしまいました。株を増やすことを考えなければなりません。
本日7月2日12時の気温は26.6℃、天気は午前中は雨、昼頃から晴れ間ものぞきましたが、曇りです。まだ、通り雨もありそうです。
ではまた。
ブナの森ガーデンにて
小田木 一富
2026年6月2日 5月のガーデン便り 「あっという間に春は過ぎ去り夏が来る」
5月のガーデン便りです。
あっという間に6月が来てしまいました。早いものですね。春が来たと思って、あれもせねば、これもせねばとじたばたしているうちに、時間だけはどんどん過ぎていきます。植え付けていない苗が、まだまだたくさんあります。苗だけは、あまり暑くならないうちに植えてしまいたいのですが、どうなることやら。
テスト的に一部の歩道の工事もやってみようと思っています。草を除去した後、防草シートを敷いて、その上から砂利を敷く構造です。費用を安くしようとすると、たぶん、この方法以外はないのだろうと思います。自分でできますし、まず、テストを行ってみないと、感触がわかりません。やってみて、いろいろ問題もわかってくると思いますので、その時は、その出てきた課題をどう解決するかを考えます。
さて、5月2日~3日と娘がガーデンにキャンプに来ましたので、3日の朝にドローンでガーデンを撮影してもらいました。その時の動画映像は、すでにインスタグラムにアップしています。まだ、ご覧になっていないという方は、ぜひ、見てください。上空から見ると、やっと、ガーデンと呼べる段階にはなってきたなと思うのですが、まだまだです。歩道が整備されれば、もっと、見た目が良くなるのですが、これには、相当な労力と時間がかかりますので、なかなか一人では進めることができません。まずはテストですね。10m程度の歩道整備をやってみます。その後、出てきた課題をどうすればよいか、思案します。
並行して、現在、建物第二期工事の工事内容の見直しを行っています。最低限、ミニマムの必要工事だけを業者さんにやってもらい、それ以外の工事で自分でできることは自分でする、自分でできないものは後回しにして、ガーデンオープン後、第三期工事として行う、そういうことになります。事業計画も修正します。
5月31日に、お一人の助っ人にお越しいただきました。ガーデン作業をお手伝いいただける方が、来てほしいと願い、ホームぺージにもボランティア募集のお知らせをずっと出し続けているのですが、なかなかボランティアは集まりません。まあ、当ガーデンに来るためには、車がないと来れませんし、ガーデンに来て、見学だけだったらいいけれど、労働するのはちょっと、と誰もが思いますよね。それは、仕方がないなと、半分あきらめておりました。
そんな折、突然、メール連絡が入り、その人はやってきてくれました。31日は晴天で気温が上昇した日です。私は、まずガーデンを案内し、山のエリアも見てもらい、いろいろとお話をしました。その後、草取り作業をいっしょに行いました。
やはり、一人で行うのと、二人で行うのとでは、まったく、作業の進度が違いました。一人でやっていると、ああ疲れた、と思ったらすぐに休憩してしまい、なかなか作業は、はかどりません。今回、二人作業でやった範囲の草取りは予定の時間までには見事に完了できました。これで、植え付け待ちの苗をたくさん植えることができます。TIさん、今回は大変お世話になりました。お疲れさまでした。これに懲りず、また、時間がとれましたら、ぜひ、ガーデンにお越しください。
さて、ガーデンで働きたいと思っているみなさん、今年の社員採用はありませんが、ぜひ、ボランティアの作業に参加してください。そのためには、ホームぺージのお問い合わせより、まずはガーデン見学を申し込んでください。私は、ガーデンはいつでもオープンです。もし、車をお持ちでない方は、その旨連絡いただければ、私が、最寄り駅まで車で迎えに行きます。
ちなみにガーデンに最も近い駅は、山陰線の日吉駅です。そこからガーデンまでは、15km、車で15分です。日吉駅にはタクシーはありません。バス路線もほとんどありません。遠慮なく送迎の申し込みをしてください。見学だけでも良いですし、草取り作業を少しの時間でもお手伝いいただければ幸いです。どうぞ、よろしくお願いいたします。
話題は変わりますが、今、ブナの挿し木をテスト中です。以前のガーデン便りで記述した、私の自宅のブナの木から枝を採取し、それを、5月5日に挿し木したのです。京都市内の真夏の高温に耐性を持つブナの木ですので、苗としては非常に京都になじむ苗となるはずです。挿し木してから10日間は順調だったのですが、強烈な西日に当たってしまい、一部のさし穂の葉があっという間に枯れてしまいました。私はあわてて、西日の当たらない場所に苗床を移し、今、様子を見ています。まだ、葉が元気なさし穂も残っているので、もう少ししたら発根の状況を確認しようと思います。うまくいけば、耐暑性を有するブナのクローン苗木をたくさん作ることができます。どうか、うまくいきますように。
では、5月のガーデンの開花状況です。バラも咲き始めましたので、花の種類はどんどん増えています。
すでに、インスタグラムで動画をいくつかアップしておりますので、まだご覧になっていない方は、ぜひ、そちらも見てください。以下の花の説明文は、インスタグラムの文面を再構成していますので、重複する分はご容赦ください。
5月2日、3日、このところ、ウグイスがよくガーデンを訪れています。ただし、相変わらず藪の中で鳴くので、なかなかカメラでとらえられません。ホオジロもウグイスに負けじとさえずります。ガーデンに娘がキャンプに来て、3日朝一にドローン撮影をしてくれましたので、その映像を織り込みました。草だらけのガーデンですが、だいぶガーデンらしくなってきました。
5月5日、7日、モチツツジは当ガーデンの春を彩る代表的なツツジです。ハナグルマ(花車)系のモチツツジは、采咲(さいさき)で花冠が全裂します。江戸時代からある品種だそうです。
レンゲツツジは、枝先に輪をなすようにつく花の様子が蓮華に見えることから名付けられたそうです。
オオデマリは真っ白なボール状の花を咲かせます。いつの間にか背丈を超える大きさとなり、ダイナミックな白が印象的です。
5月10日、ガーデンでは、ウグイスは朝から晩まで、結構よく鳴いていました。ただし、藪の中から鳴くので、なかなか撮影はできません。次の木に飛び移るところを追いかけて、やっと撮影できました。
ビバーナムスノーボールは、春になると黄緑色の美しいボール状の花を咲かせ、やがて花は白く変わります。オオデマリとよく似ていますが、葉っぱの形状が異なります。スノーボールはカエデの葉のように切れ込みがありますが、オオデマリの葉は楕円形です。ガーデンではどちらも同じ時期に満開となります。
5月12、14日、ジギタリスは5月から6月にベル状の花を穂のように咲かせます。洋風ガーデンに合い、広く栽培されていますが、全草に毒を有するため、取り扱いには注意が必要です。
ラベンダーは北海道のラベンダー畑が有名ですが、京都では夏の暑さに耐えることができず、枯れてしまうことが度々あります。フレンチラベンダーの方がイングリッシュラベンダーよりも耐暑性があり、特にご覧のフレンチラベンダーは、京都市内の40℃を超える場所で毎年生きている株から挿し木で増やしたものです。おそらく、最も耐暑性のある株だろうと期待しています。
5月16、17日、ニセアカシアは、もともとこの土地に古木がありました。しかし、若い木は芽を出すと、すぐにシカに食べられていたので、まったく次の世代が育っていませんでした。ガーデンの中で若木を育て、1.5m以上に育ってから、エントランスゾーンに植えたものが、今ご覧になっている開花中の木です。ただし、シカ対策として幹の周りは金網で覆っています。こうしておかないと、冬の餌のない時期に、シカが幹の皮をはいで食べてしまうからです。
アリウムマウントエベレストが咲き始めました。アリウムの中でも花色が白、雪玉を連想させる球場の花の形をしています。最もネギボウズに近い花の色とも言えますね。
5月19、21日、アメリカフジはその名の通りアメリカ原産のフジです。日本のフジのようにそれほどツルは伸びません。花は下に長く垂れることもありません。ずんぐりむっくりな花ですが、なぜか愛嬌があり、とても魅力的です。
タニウツギは、谷などに多く自生していることから、そう名づけられました。ガーデンでは、山のエリアに2株のタニウツギが育っています。いずれも鳥が運んだ種から芽を出したものです。薄桃色の花は、とてもきれいですね。
5月23、24日、レースのような白い花をつけるオルレアとよく似た雑草をご存知ですか。その名をヤブジラミといいます。すごい名前ですね。花は全く似ていませんが、葉っぱがよく似ています。芽吹きが始まった早春は、見分けがつかない状態でしたが、よくよく観察すると、オルレアの葉は丸みを帯びているのに対し、ヤブジラミの葉は先がとがっています。この違いで見分けがつきます。ヤブジラミの種にはとげがあり、いわゆるヒッツキムシですので、服などについてあっちこっちに増えてゆきます。注意が必要です。種が熟す前に抜いてしまうのが重要です。一方、オルレアもこぼれ種でよく繁殖します。たくさん繁殖させたくない場合は、早めに除去したほうがよいでしょう。
ガーデンでは、バラ、アリウムギガンチウムが咲き始めました。
5月26、28日、アリウムギガンチウムは、球状の花序の大きさが15cm近くにもなり、紫色のボールはガーデンでひときわ存在感を示します。多肥を好み、また、水分を多く必要とします。球根は夏の暑さと湿気に弱いので、花が終わるとすぐに掘り起こします。
ニッコウキスゲは、キスゲの仲間の中では最も大きく、高さは80cmぐらいに花茎が伸びます。花は朝開花すると夕方にはしぼんでしまう一日花です。
5月30、31日、カンパニュラメディウムは、長さ5~7cmの釣り鐘型の花が、花茎が立ち上がって咲く様は、とても魅力的です。ただし、この花は雨にたたられるとすぐにダメになってしまいます。台風が近づいてきていますので、少し心配です。
アンチューサアズレア、今年初めて咲きました。鮮やかなブルーの小さな花が、たくさん咲きます。花茎は枝分かれし、背丈が高く伸びますので、株は結構大きくなります。大きくなった株が、花後夏越しできるのかは、まだ未確認です。
ハナウドは、日当たりのよい湿地を好む多年草です。ウドの仲間ですが、葉より白い花が目立つため、ハナウドと呼ばれるようです。背丈は高く、1.5mにも伸びてきます。
本日6月2日12時の気温は21.7℃、天気は雨。台風の影響で雨はもっとひどくなりますので、今日はすぐに帰宅します。
ではまた。
ブナの森ガーデンにて
小田木 一富
2026年5月3日 4月のガーデン便り 「七転び八起き」
4月のガーデン便りです。
早くも5月に入ってしまいました。まず、4月の決定事項から。
銀行融資は結局のところ下りませんでした。結論として、自力でガーデンをオープンさせなければならないということです。厳しい結果となりました。ですので、当面、建物内装工事の着工はできず、今年のオープンは不可能となりました。なんとか資金を調達し、内装工事を実施したいと思いますが、まずは次の目標設定として2027年4月のガーデンオープンに切り替えます。
少し4月の状況を振り返ってみます。
4月6日、京都信用金庫の担当者からメール連絡が入り、直接会ってお話をしたいとのことでした。いよいよ、最終結論の話だな、と思いました。こういう場合は、まずは丁重に融資ができない旨、お断りの挨拶に来るのか、あるいは、現地を確認してから、再考するのかのどちらかです。
4月14日、京都信用金庫の2名の方々がガーデンにお越しになりました。本店の企業成長推進部の課長Mさんと代理のUさんです。建物内のテーブルに着くや否や、Mさんが切り出されました。
京都信用金庫としては、ブナの森ガーデンの事業に対する融資はできません、とのことです。まあ、そういうことなのでしょうね。
いろいろとお話を聞くと、事業計画の入園者数が本当に年間15,000人確保できるのかどうか、信用金庫としては予想できない、というのが理由だそうです。京都市での信金のこれまでの融資案件で、有料ガーデンという事業はないのでしょう。ですから、信金の事業モデルから外れている案件に関しては、余程収益性のある案件以外は、信金は手を出さない、ということです。
この考え方は、信金としては、当然の考えだということは理解できます。さらに聞くと、仮に工事内容をさらに絞り込んで、1000万円以下の融資申し込みであっても、信金は融資しないとのことでした。
私は、有料ガーデンの将来性について、全然理解されていないなと感じましたので、米原のローザンベリー多和田はご存じですか、と聞いてみました。案の定、全く知りませんでした。ローザンベリー多和田は、シーズンインの入園料が2200円です。当方の2倍以上です。それでも、多くの人々がそこを訪れます。米原の片田舎にです。大阪、京都からは行くのに結構時間がかかります。それでもなお、若者から中高年まで、ガーデンを訪れるのです。
信金のお二人は、驚いていました。私は事業計画に描いた5年間の事業計画は、最低限クリヤしなければならない入園者数であり、5年後にはむしろ現行計画の2倍以上を目指したいと思っています。ただし、現時点ではそれは絵に描いた餅であり、それを裏付ける実績は全くありません。銀行を納得させるためには、実績が必要であるということを思い知らされました。
話の後、私はせっかくですからと、園内を案内しました。丁度新緑の時期でもあり、チューリップなどが結構咲いていますので、草だらけではありますがと、いろいろと説明して回りました。
ミズバショウを案内しますと、課長のMさんは、私は初めてミズバショウを見ました、と言われました。Uさんは京都府下では、ここしかミズバショウを見られないのですよね、と聞いてきました。修学院の武田薬品の薬用植物園にはミズバショウはあるにはあります。ただ、薬用植物園は、特定の時期、ツバキの開花時期とかを限定して予約申し込みをされた客に入園させていますので、ミズバショウの開花時期に来園できるかどうかは不明です、と説明しました。
お二人はガーデンを堪能した後、お帰りになりました。Uさんは、開墾前に撮った荒地の写真からは想像できないといった感想を言っておられました。ありがたい限りです。ただし、融資は下りなかったのは現実です。これから、どうやってオープンを目指していくのか。もう一度仕切り直しです。
ガーデンで働きたいと思っているみなさん、大変申し訳ありません。今年の社員採用はありません。私の不徳のいたり、お詫びいたします。もし、よろしければ、ホームページのお問い合わせより、ガーデン見学を申し込んでください。私は、ガーデンはいつでもオープンです。もし、車をお持ちでない方は、その旨連絡いただければ、私が、最寄り駅まで車で迎えに行きます。ちなみにガーデンに最も近い駅は、山陰線の日吉駅です。そこからガーデンまでは、15km、車で15分です。
さて、話は変わります。4月26日に、山主のYさんとYさんの知人のSAさんがやって来ました。目的は、フジバカマです。以前、Yさんからフジバカマを増やして、アサギマダラを呼び込んでみたいと言っている知人がいると聞いていましたので、私の方から、Yさんに電話して、フジバカマの苗を分けますよと連絡したのです。
YさんとSAさんが来る前に、私は、いくつかの株を掘り起こしておきました。お二人が来られて、早速現場を案内しました。フジバカマが、たくさん芽を出しており、すでに茎は20cmぐらいまで伸びています。もう少し早く声をかければよかったかなと思いましたが、今の時期であれば、必ず活着するはずです。
Yさん、現場の草の状況を見て、このスギナとかは抜くつもりか、と聞いてきました。もちろんそのつもりです。ただし、今は私一人だけなので、スギナを抜いていく時間がないのです。ガーデンの草取りとかの管理をしっかり行うためには、最低3人のガーデナーが必要なのです。私一人だけでは、どうにもなりません、と答えておきました。
Yさんの山は、私のガーデンの借景となっています。以前、隣接する山を含めて400本ほどのヒノキとスギを伐採させていただきました。おかげで今は、コナラなどの落葉広葉樹が目立つ状況となり、春の新緑は、とても素晴らしいものとなりました。すばらしい借景の新緑でしょう、とYさんに言うと、あれはコナラだけか、と聞いてこられましたので、さまざまの落葉広葉樹が茂っています。ですので、とてもきれいですね、と答えました。このような借景のあるガーデンはなかなかありません。私は、この借景を提供いただいたYさんには、感謝しかありません。
京北にフジバカマが点在するようになれば、アサギマダラがやってくる確率も増えていくことと思います。もっともっとフジバカマが増えればいいな、と感じます。SAさんのフジバカマもどんどん増えていくといいですね。
では、4月のガーデンの開花状況です。本格的な春の到来、花の種類はどんどん増えていきます。
すでに、インスタグラムで動画をいくつかアップしておりますので、まだご覧になっていない方は、ぜひ、そちらも見てください。以下の花の説明文は、インスタグラムの文面を再構成していますので、重複する分はご容赦ください。
4月2日、ガーデン建物前のソメイヨシノが開花しました。まだ、二分から三分先といったところです。京都市内と比べると5日以上開花は遅れます。
4月2日撮影 ソメイヨシノ
ソメイヨシノが咲きだすと、ガーデンの4月の花々がいっせいに咲き始めます。
ソメイヨシノを撮影していたら、たまたま、エナガがやって来ました。久しぶりにエナガを撮ることができました。
4月5日、ミズバショウが本格的に咲き始めました。3月下旬に開花した一番花は、冬のダメージにより大きくならず、すぐに枯れてしまいましたが、二番花以降は、きれいに花がまとまってきました。
一方、ソメイヨシノはこの暖かさで一気に満開となりました。他にも、フジザクラ、ピンク色の陽光ザクラなども、満開となっています。今年の春は、一気に通り過ぎそうですね。
4月9日、原種八重咲スイセンVan Sion(フォンシオン)がちょうど見頃です。このスイセン、実は私が植えたのではなく、この土地にもともと育っていたものです。誰かが植えたのか、種が飛んできたのか、よくわかりませんが、花は普通の水仙と異なり、面白い形をしています。
桃色の陽光ザクラが満開です。仙台枝垂れ桜も満開に近い状態です。ソメイヨシノは散り始めました。桜の時期は、あっという間に過ぎてしまいます。
4月11日、ケマンソウが咲き始めました。もう少し観察したいなと思って、翌朝見にいくと、なんと花が枝もろとも吹き飛ばされて、下に飛び散っていました。強風のせいなのか、あるいは、タヌキとかの動物が吹き飛ばしたのか、よくわかりません。残念です。
ミズバショウは花の周りの葉がだんだん大きくなってきました。花は今がピークです。
ミツバツツジが咲き始めています。ミツバツツジとミズバショウのコラボ、いつか見えるようにしたいと思います。
エナガが撮影できました。相変わらずすばしこく飛び回るので、なかなか長時間撮影できません。
4月16日、チューリップメンフィスが満開です。他にもいくつかのチューリップが咲き始めています。
薄黄緑色の花をつけるウコンザクラ、八重咲で開花は遅く、今が見頃です。
ホオジロは相変わらず毎日ガーデンに来ています。
ミズバショウの花の時期はぼちぼち終了です。
山のエリアでは、ミツバツツジが満開となっています。例年より開花は早いようです。
この野鳥は、オオルリと思われます。きれいな澄んだ声でさえずります。初めて撮影できました。
4月18,19日、八重桜とヤマザクラが満開です。
ミズバショウはシーズン最後のやや小さめな花を開きました。
ツバキも数種が満開状態です。
ブナの芽吹きが始まりました。ブナは芽吹きの時期が一番美しいですね。
利休梅が白い花をたくさんつけています。
南側の隣家の屋根にとまってしきりにさえずるのは、キセキレイです。木の枝にとまっているのを見たことがありません。
チューリップは今が見頃、カリンの花が昨年よりもたくさん咲いています。
4月21日、ガーデンには何本かのカリンを植えているのですが、今、満開です。昨年よりも花数は増えています。今年は実がなるかもしれません。ピンクの5枚の花びらが、何ともかわいらしいですね。
ガーデンで、最も大きなブナの木が1本あるのですが、幹の直径は10cmぐらい。実は昨年の夏に、大型のシロスジカミキリの猛襲を受け、すべての枝の樹皮を食いつくされました。その結果、枝の葉っぱはすべて枯れてしまい、はたして、このブナの木はどうなるのだろうと思っていましたが、幹から直接新芽が芽吹いているのを確認できました。大変うれしい限りです。生命力の不思議さを感じます。
ガーデンの借景となる山のエリアは、広葉樹の芽吹きが始まりました。日々、新緑が変化し、すばらしい借景を形づくっています。私は、この新緑を見ているだけで、幸せな気分になります。
4月25,26日、クリンソウは日本原産のサクラソウ科の多年草です。湿地を好むので、ガーデンの最もじめじめした場所に植えています。
センダイハギは、マメ科の宿根草です。暑さ寒さに強く、地下茎でどんどん増えていきます。ルピナスに似た、黄色の花をつけます。
4月28日、西洋シャクナゲは品種、花色が豊富で、ピンク、赤、白、紫などの花色に加え、色の濃淡も様々。枝先にたくさんの花が集まって咲く姿は、ガーデンの春を彩ります。
チョウジソウ(丁字草)は春に淡いブルーの星形の花を咲かせる宿根草です。耐寒性、耐暑性ともに強く、とても育てやすく重宝しています。横から見る花の形が丁の字に見えることから、丁字草と呼ばれているそうです。
ウグイスがこの日はガーデンにやって来ました。ただし、藪の中で鳴くだけで、なかなか見つけられません。やっとのことでほんの少しだけ動画を撮ることができました。
本日12時の気温は16.2℃、天気はくもり。午後は、次第に雨となります。雨が降る前に、一部の苗の植え付けを行うつもりです。
ではまた。
ブナの森ガーデンにて
小田木 一富
2026年4月2日 3月のガーデン便り 「軌道修正して少しだけ前進」
3月のガーデン便りです。
本日は4月2日。早くも4月に入ってしまいました。昨年の段階での目標、2026年4月のガーデンオープンは結局未達。遅延が続いています。
さて、銀行への融資申請プロセスの結論ですが、みなさん、気になっていることと思います。本日時点でまだ、結論が出ておりません。少しだけ頭の中を整理します。
2月27日に、日本政策金融公庫の窓口に必要書類(金融公庫フォームの創業計画書、5年分の事業計画を含む自分独自の創業計画書、建物第二期工事見積書、関連資料、等々)一式をアップロードしました。合わせて、京都信用金庫のホットラインへ連絡を行いました。
まず、3月2日に日本政策金融公庫の担当者より連絡があり、京都信用金庫の融資が確定してから、改めて、再申請してください、とのことでした。融資依頼金額総額が2千万円を超えており、以前受講した創業塾研修では、2行に融資依頼先を分けなさいと指示されていましたので、日本政策金融公庫へ1千万円、残りを京都信用金庫の融資枠としたのですが、京都信用金庫の融資が決まらない限り、日本政策金融公庫としては対応できないということです。
同日、京都信用金庫の担当者からもメール連絡があり、日本政策金融公庫へ提出した資料一式を共有したいとのことでしたので、すぐに、資料一式を送信しました。その際、当然のことながら、日本政策金融公庫からの連絡内容も伝えました。
それから、3週間、なかなか京都信用金庫からの連絡は入りませんでした。
3月23日、私はアルバイト先のデイサービスセンターで、ご利用者の送迎車への乗り込みを案内しておりましたところ、突然、携帯電話が鳴ったので、応答すると京都信用金庫の本店からでした。メール送信者とは異なる担当者でしたが、先方いわく、融資はできないとの回答でした。
何も相談できていないまま、いきなり融資はできないとの連絡でした。こちらも、いろいろと聞きたかったのですが、いかんせん、アルバイト先での勤務中でしたので、一旦電話を切り、その日の夜、京都信用金庫へメール連絡し、相談のアポイントをお願いしました。
ところが、26日、京都信用金庫からの返信があり、現段階ではお力添えが叶わない状況との、改めての回答でした。私は、その間、何とか打開策はないものかといろいろと考えておりました。融資依頼金額を大幅に削減しない限り、この状況を突破することは不可能でしょう。
考えた結果、向こう2年間、カフェの営業は無しとする案が頭に浮かびました。すぐさま、カフェ無しとした場合、どれだけ融資金額を削減できるかの計算にかかりました。
初期設備投資金額で▲179万円、運転資金4か月分からは、人件費削減、カフェ仕入れ代金削減、他を合わせて、▲528万円、この二つを合わせると、▲707万円の融資金額の削減ができることがわかりました。
なお建物工事内容については、厨房工事(壁、床、配線、配管、排水工事)はそのまま実施し、後で機器を設置するだけとしておきます。そうしないと、この工事までなくしてしまったならば、別途追加工事がとんでもない費用となってしまうからです。
これを踏まえて、事業計画を見直すと、初年度赤字は変わりませんが、赤字額を120万円ほど、減らすことができる見通しが計算できたのです。
なんということでしょう。京都信用金庫からの融資ダメ出し回答から、一転、自らの事業計画を見直すことにより収支を改善し、融資依頼金額を700万円減らすことが可能という答えを導き出すことができたのです。
私は、ただちに26日の深夜、京都信用金庫へ事業計画改善メニューと資金調達計画のデータをまず送信しました。そして、30日の朝、5年間の事業計画の更新版を送信したのです。
その後、京都信用金庫からは、日本政策金融公庫の担当者を教えてくださいとの連絡が4月1日に入りましたので、それに直ちに返信し、現在に至っています。
この結果がどうなるのか、早ければ今週には連絡が入るとは思いますが、さらに融資依頼金額の減額を求められるかもしれません。とにかくも融資申請が通らなければ、今は何もできません。銀行からの回答に対し、ひたすらどうするのか知恵を絞って考えます。
銀行融資はまだ予断を許さない状況ですが、私は、残りの人生をブナの森ガーデンにすべて費やすつもりです。それが、私に与えられた使命だと思っています。まずは必要最小限の融資を受けて、一歩一歩着実に進めていこうと思います。ガーデンで働きたいと思っているみなさん、カフェは2年間中止としてしまいましたが、もう少し、お待ちください。
では、3月のガーデンの開花状況です。3月に開花している花は2月からのロウバイ、ネコヤナギと、リュウキンカにプラスして、ツバキ、ウメ、サクラ、スイセンなどです。いよいよ、本格的な春がやってきました。
すでに、インスタグラムで動画をいくつかアップしておりますので、まだご覧になっていない方は、ぜひ、そちらも見てください。以下の花の説明文は、インスタグラムの文面を再構成していますので、重複する分はご容赦ください。
3月1日、ラッパスイセンが咲き始めました。ネコヤナギは花穂を大きくふくらまし、花粉がぼちぼち出てきます。ホオジロは春の喜びを盛んにさえずっています。バイモユリの芽がどんどん大きくなってきています。ロウバイは春の花たちにぼちぼちバトンタッチですね。ツバキ太郎冠者が小さな花を咲かせました。早咲きのツバキです。紅梅のつぼみが大きくふくらみ始めました。まもなく開花となります。
3月5日は啓蟄ですが、ガーデンのウメが開花し始めました。まだ、一分咲まで達していません。ピンク、紅、白、各色のウメが、ほぼ同時に開花しました。ジョウビタキは、まだ、ガーデンに来ていますが、渡り鳥ですので、ぼちぼち、移動していくと思います。
3月7日,8日、このところ、ヒヨドリがいつもに増してにぎやかです。ヒヨドリは全長30cmほどの灰色の中型の鳥です。ガーデンの周りの森に年中います。ヒィーヨヒィーヨとけたたましく鳴くのが特徴です。群れをつくって暮らしているようです。一方エナガは、このところ高い木の上で飛び回っているのでなかなか撮影できません。今回、動画はやっと撮影できたのですが、雲が背景になってしまったので、ちょっといまいちでした。ウメはまだ二分咲きです。
3月10日は、寒波が襲来、突然、雪が降りました。その後、太陽が出た時のピンクのウメの花のきれいなこと。水滴がついた花弁とつぼみを逆光で撮ると、水玉模様が画面の背景となり、すばらしい世界が広がります。ジョウビタキもしばし、花をめでているかのようです。
3月14日、フキノトウがすでに花を開いていました。
ピンクの梅と紅梅は5分咲きといった感じです。白梅はまだ、1分咲きです。ジョウビタキはまだガーデンに来ています。いつまでいるかは、ジョウビタキに聞かないとわかりませんね。スイセンティタティタが満開に近くなっています。もうじき、春分の日ですね。
3月17日、ホオジロがきれいな澄んだ声でさえずっています。ミズバショウの一番花が出てきましたが、一番花は冬のダメージが大きく、きれいな花は二番花以降となります。シジュウカラは、高い木の上で飛び回っています。桃、紅、白のウメの花は本日現在、5分咲き以上となりました。ネコヤナギのモフモフからは花粉がたくさん出てきていますので、ニホンミツバチが花粉の収集に飛び回っています。近くに行くとブーンという羽音がよく聞こえます。
2月に咲き始めたリュウキンカですが、3月に入ると、せっかく花が出ても夜の間にヨトウムシに食われてしまうという被害が続出していました。そこで、ヨトウムシが入っていそうな土の穴を見つけ、徹底的に殺虫剤を吹き付けたところ、なんとか被害はなくなりました。
3月21日、紅、桃、白の3本のウメが満開となりました。シジュウカラが、近くの高木で鳴いています。スイセンティタティタの群落が、こちらも満開です。ホオジロは、今日もガーデンのシラカシのてっぺんでさえずっています。ニホンミツバチが盛んに花粉を集めているネコヤナギのモフモフは、ぼちぼち終了です。サンシュユの花が咲き始めました。
3月24日、黄金色のサンシュユの花がだいぶ開いてきました。小さな花の集合体ですが、早春の花としては、大変きれいです。山のエリアでは、たくさんのアセビ(馬酔木)がもともとありましたが、釣り鐘型の白い小さな花が鈴なりとなっている様もまた、とても美しいものです。このアセビ、葉に毒があるのでシカは食べません。そのため、ガーデン周辺でもよく見かけます。早咲きのサクラ、オトメザクラが咲きはじめました。
3月28日、早咲きの桜、オトメザクラと河津ザクラが満開になりました。このところの気温上昇で、一気に春の花が開花し始めた感じです。ただソメイヨシノはまだ開花していません。最近毎日ガーデンでさえずっている小鳥は、シジュウカラとホオジロです。ウグイスは、先日第一声を聞きましたが、まだ、へたくそで、ガーデンにはあまり滞在しません。バイモユリが咲き始めました。早春を彩ったウメは、4本目の白梅が満開になりましたので、ぼちぼち終了です。
3月31日、ガーデン建物前のソメイヨシノがやっと開花し始めました。
本日12時の気温は10.5℃、天気は晴れ。いい天気ですが、気温は少し低く、心地よい風が吹いています。午後は、アジサイの苗の植え付けを行います。
ではまた。
ブナの森ガーデンにて
小田木 一富
2026年3月1日 2月のガーデン便り 「とにかくがんばるしかない」
2月のガーデン便りです。
本日は3月1日。早くも2026年が2か月たちました。なんという時間の速さ、やるべきことをひとつひとつこなしているのですが、分身の術でも使えれば、と思う日々を過ごしています。
さて、銀行への融資申請に至るプロセスがどうなったのか、みなさん、気になっていることと思います。2月27日に、日本政策金融公庫の窓口に必要書類(金融公庫フォームの創業計画書、5年分の事業計画を含む自分独自の創業計画書、建物第二期工事見積書、関連資料、等々)一式をアップロードしました。合わせて、京都信用金庫のホットラインへ連絡を行いました。
これで、とにかく、融資申請の第一歩をやっと踏み出すことができました。あとは、銀行からの連絡待ちで、次の段階に入っていきます。融資がOKとなるかどうかわかるのは、3月下旬となります。融資がおりれば、工事をスタートさせますので、結局、ガーデンオープンの見通しは、早くても6月下旬になるかと思います。
当初予定していたオープンの日程からは2か月半遅れることになりますが、これも私の不徳の致すところ、致し方ありません。神様がそのように差し向けたものと思っていますので、初年度から、なかなか厳しい船出となるということですね。
2月の経過を振り返ってみます。まず、工事をやっていただける業者さんですが、集まった顔ぶれを見ますと、主力は70歳以上の超ベテラン職人おじい軍団ですね。そういう私も67歳ですので、おじい軍団に片足を突っ込んでいますが。
美山の大工さんのSさんを筆頭に、相棒となる水回り工事のHさん、コンクリート打ちはガーデンのすぐそばにお住まいの左官のYさん、建具工事は同じく美山のIさん、電気工事は太秦のOさん(この人は40歳後半ぐらいでしょうか)、建物の外構工事と駐車場工事を依頼したのは地元京北の土木業Kさん、めちゃめちゃ元気です。他、クロス工事はINさん、塗装工事はNKさん、足場工事はNGさん、すべて、私の書いた図面をもとに、現場をしっかり確認いただき見積もりを提出してもらいました。
すべての見積もりがそろったのは2月19日、これを集計したところ、1月に担当を辞退したM工務店の見積もりより1千万円以上下がりました。これで、銀行から借りる金額が大幅減となり、開業資金計画を見直し、事業計画を修正して、金融公庫へ提出する書類をまとめていきました。
ただ、4月5月が稼働無しとなってしまいますので、収入が減り赤字が増えます。さらに言えば、6月のオープンがいつになるかで、後ろになればなるほどさらに赤字が増加します。開業準備のため人員は5月にはそろえるつもりですので、固定費はかかります。それでも、準備作業を社員となる方々に進行していただかなければなりません。私一人ではどうにもなりません。
けれども、逆に考えれば、ガーデンをオープンさせるためのプロセスを社員と共有し、全員が目標を一つにして汗を流すことができる、絶好の機会なのです。このような機会は、もう二度とありません。会社を立ち上げ、ガーデンを整備し、カフェを準備する、何と素晴らしい仕事でしょう。当ガーデンの社員になりたいと思っているみなさん、先に言っておきますが、オープン前の準備作業は大変ですよ。
高市総理ではありませんが、働いて働いて働いて働いて働く。何しろガーデンに来るお客様を受け入れる準備をしなければならないのですから。今まで、私一人で作業をしていた草だらけのガーデンを、お客様に見ていただけるレベルにまで一気に引き上げなければならないのですから。全く何もなかった建物内で、カフェを営業できるようにしなければならないのですから。会社としての基本的な機能の整備も必要です。覚悟して自分の役割を果たしてください。
以上のお話は、銀行融資がスムーズにおりた場合の話ですので、もし融資がだめだった場合は、ごめんなさい。期待させてしまって申し訳ありません、ということになります。
銀行融資はまだどうなるかはわかりませんが、私は、今はとにかくがんばるしかありません。一歩一歩着実に進めていこうと思います。ガーデンで働きたいと思っているみなさん、もう少し、お待ちください。
さて、2月前半は、雪がよく降りました。そして、雪とともにガーデンに侵入してきた厄介者がいました。シカです。2月8日の大雪以降で、シカ1頭がガーデン内に侵入しました。私がシカ侵入に気が付いたのは2月12日(木)、ただし、その時はガーデン周囲に張り巡らしてある防獣フェンスと防獣ネットをしっかりと確認できていませんでした。まだ、雪が残っていたので、宿根草などの植栽は雪に埋もれており、被害はなかったからです。
被害に気が付いたのは22日(日)、ニッコウキスゲの冬芽が食われていることに初めて気が付きました。あたりを見渡すと、菜の花の株の上部が、すべて食いつくされていました。やられた、と思いました。
ただちに、フェンス周囲をくまなくチェックしていきました。そして、侵入路が判明しました。ミズバショウの北側奥の隣家との境界に設置していた防獣ネットが雪の重みで倒れていました。シカはそれを見つけて、まんまとガーデンに侵入し、ミズバショウのそばを抜けて、ニッコウキスゲと菜の花のところにやってきたのです。ミズバショウの奥には、シカの足跡がしっかり残っていました。幸い、ミズバショウが食われることはありませんでした。
私は、ただちに倒れていた二本の鉄アングルをロープで引き上げて固定し、防獣ネットを元の状態に戻しました。その後、シカの侵入はありません。やはり、大雪の後は、こういうことがありますので、防獣ネットの点検は重要ですね。大きな反省点です。今日現在、ニッコウキスゲは再び芽を伸ばし始めました。菜の花も同様に芽が伸びてきています。
では、2月のガーデンの開花状況です。2月に開花している花はロウバイ、ネコヤナギと、下旬に開花したリュウキンカだけです。
すでに、インスタグラムで動画をいくつかアップしておりますので、まだご覧になっていない方は、ぜひ、そちらも見てください。以下の花の説明文は、インスタグラムの文面を再構成していますので、重複する分はご容赦ください。
2月3日節分の日は、朝、雪が降っていました。ガーデンの積雪は10cm、樹木には雪がまるで花のように降り積もっていました。雪がやみ気温が2℃を超えてくると、このような状況はすぐに変化してしまいます。木の枝の雪は溶けてなくなり、地面に積もった雪だけになってしまうのです。朝だけの特別なガーデンの姿を、インスタグラムでmusicの「雪の華」をバックにまとめていますので、ぜひご覧ください。
2月7,8日、雪がとけるのを待って、昨年掘り起こしておいたチューリップの球根の植え付けを行いました。本当は12月にやりたかったのですが、ずいぶん遅れてしまいました。まだ、他にも買ってきた球根がたくさんあります。どんどん植えようと思った矢先、8日京都市はJPCZの影響で大雪、私の自宅で10cmの積雪、ガーデンはというと40cmの積雪です。おかげで、今シーズンもガーデンで雪だるまをつくることができました。
8日の大雪の時につくった雪だるまは2日たった10日には壊れていましたので、もう一度つくりなおしました。この日の残雪は30cmありましたので、まだ、雪だるまの補修は十分できます。雪だるま君の寿命は1日だけです。それでも、今年もガーデンに登場してくれましたので、とてもありがたいです。感謝の意味で、インスタグラムの動画に記録しました。
2月14,15日、この土日は気温が上がり、特に15日は、ガーデンの最高気温が12.4℃に達して、一気に雪解けが進みました。もう雪は降りそうもない状況です。
ロウバイのつぼみを食べるジョウビタキを発見しました。このままではロウバイが咲く前に全部食べられてしまうのではないかとひやひやしていましたが、あまりおいしくなかったと見えて、それ以上は食べませんでした。
2月17日、ホオジロがこのところ澄んだ声でさえずり始めました。昔の人は「いっぴつけいじょうつかまつりそうろう」と聞き取ったとか。春は近いよ、と鳴いているようです。ネコヤナギがモフモフの花穂を膨らませ始めました。ロウバイはよい香りを放って、ロウ細工のような花を開花させています。
21日に2026年1月~2月の撮影動画を、2026 Winterとしてまとめたものをインスタグラムにアップしました。バックに使用した楽曲は、スーパー登山部の「いつかはね」です。
スーパー登山部を初めて知ったのは、NHKのラジオ番組「山カフェ」にグループが出演された時、ちょうど車を運転しながらラジオを聞きつつガーデンに向かっている途中でした。重さ30kg以上の楽器をメンバーそれぞれが背負って白馬山荘まで登山し、そこでライブを行うという、すごい連中です。彼らが作曲し自ら歌う楽曲の素晴らしいこと。一回聞いただけでファンになってしまいました。
「いつかはね」は冬向けの楽曲です。Winter Songとして、最高峰の楽曲だと私は思います。楽曲のイメージに負けないように、映像を編集しました。まだみていない方はぜひご覧ください。さらにこのショート動画を最後まで見ていただいたみなさん、ぜひ、YouTubeでスーパー登山部のオフィシャル動画「いつかはね」を見てください。立山ロケのMusic Videoはまさに素晴らしいの一言につきます。
2月24,26日、リュウキンカが咲き始めました。春を告げる黄色の花です。湿地を好むキンポウゲ科の多年草で、草丈は15cmほど。花はお日様の光を浴びて開き、日が落ちる頃には閉じてしまいます。
ホオジロの澄んだ声が、ガーデンに響きます。
26日、ヤマガラを初めて撮影できました。ニィーニィーニィーニィーと鳴く鳥です。
雪解け後、球根の植え付けはかなり進めることができましたが、まだ少し残っています。
本日12時の気温は9.5℃、天気は晴れ。
午後は、ユリ球根の植え付けを行います。
ではまた。
ブナの森ガーデンにて
小田木 一富























































































































































































































































