ガーデン便り
2022年9月6日 8月のガーデン便り「帯状疱疹」
8月のガーデン便りです。
不覚にも、病気でふせってしまいました。今日はガーデンには来ていますが、まだ病気療養中のため、作業はストップです。すでに6日間手つかずの状態ですので、また雑草が一段と茂りつつあります。何の病気かと言いますと、帯状疱疹(たいじょうほうしん)です。
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。 体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが多数集まって帯状に生じるのですが、私の場合、左の脇の下から指先まで、水ぶくれが発生しました。はじめ症状を見たとき、チャドクガの毛虫に刺されたような症状でして、しかも、ちょうど草刈作業をした場所がツバキを植えてある場所でしたので、チャドクガにまたやられたと思い込んでいました。しかし、水ぶくれと神経の痛みがどんどんひどくなり、指先まで広がってきましたのでこれは大変だとクリニックの診察を受け、帯状疱疹であることが判明しました。
医師からは、最近疲れていませんかと質問がありましたので、「はい、疲れています。」と答えました。帯状疱疹の原因は疲れだそうです。
考えてみますと8月の作業は、気温が30℃を超えてくると、草取りをするにも一時間ももたない状況が続いていました。炎天下で汗びっしょりになって建物で休んでいましたが、15分程度の休憩では全然回復できずにいました。ですので、作業効率は6割ぐらいだったと思います。作業の効率の低下で思ったほどガーデンの整備は進みません。それでもそれが疲労となって、知らないうちに自分のキャパシティを超えてしまったのです。
8月の中旬過ぎに、左腕の神経の痛みを感じ始めました。そして月末近くになって一気に赤い斑点と水ぶくれが発症したのです。まあ、この病気は、神様が私に、少し休めと言ったものと考えることにしました。自分のキャパを超えて仕事をしても、自分を追い込んでしまうだけですね。雑草の勢いを止めることはできませんので、なすがままとなっていますが、これも致し方ないとあきらめました。
話は変わって、娘が8月20日にガーデンにやってきましたので、ドローンで空撮してもらいました。あらたに借りた山林の伐採後の状態がよくわかります。重機で造った林道は、かなりはっきりと写真に写っています。これから、この山林を造り変えていきますので、まずは最初の状態の記録が撮れました。
ガーデンは今、ヘリアンサスレモンクィーンが咲き乱れています。ただ、この花は、高さが2m近くになるため、雨が降ると花の重量を支えきれずに倒れてきてしまいます。本数がかなりの数ですので、一本一本支柱を立てるわけにはいかず、そのままほうっておいたのですが、やはりだめでした。倒れてきて歩道を何か所もふさいでしまいました。
やはりこの花は、群落の周囲に杭を打ち込み、麻紐で囲って支えなければだめです。この作業は、花芽がつく前にやっておく必要があります。ですので、今年はもうこの作業は行わず、倒れたものを剪定するだけにします。来年の教訓ですね。
ヘリアンサスのほかは、ミソハギ、オミナエシ、クレオメ、サルスベリ、ダリヤ、モミジアオイ、オオケタデ、などが開花中です。
オオケタデは一年草ですが、使い勝手としては面白いので、あちこちに植えました。ただ、このオオケタデ、肥料をやりすぎると大きく育ちすぎて、ダメですね。3mを超える高さになってしまった群落が出現し、ちょっと鑑賞には不向きの高さです。これも来年の教訓です。
本日12時の気温は、30℃、台風の影響で風が強くなってきました。今日はガーデンの様子を見に来ただけですので、もう少ししたら帰ります。
ではまた。
京北のガーデンにて
小田木 一富
2022年8月6日 7月のガーデン便り「北山友禅菊」
7月のガーデン便りです。
8月に入り暑さはまだまだ続いています。明日は立秋ですので、朝晩が少しずつ涼しくなっていく時期に入っていきます。朝夕は、ヒグラシがよく泣いています。カナカナカナという声を聴くと、少し涼しさを感じますがなぜなんでしょうね。
相変わらず、雑草の勢いはすさまじく、私一人では太刀打ちできません。とはいっても、少しでも雑草を減らそうと日々頑張っているのですが、気温が30℃を超えると、草取り作業は1時間も持ちません。建物の中で、涼む時間が、ついつい長くなってしまいます。熱中症に注意して、作業と休憩を繰り返しています。
炎天下で、枯れてしまった植物が少し増えてきました。秋に咲くシュウメイギクが、ちょっと水かけを忘れていたら、3株ほど枯れてしまいました。3m近くあったシラカバも、もう一本がとうとう枯れてしまいました。植えた場所が良くなかったかもしれません。これで合計2本のシラカバが枯れたことになります。
7月にまいた西洋芝の種は、一度芽が出たのですが、暑さで枯れてしまいました。7月の種まきはちょっと無理をしすぎました。もっと涼しくなってから、再度まくことにします。
失敗の連続ですが、それはそれ、ノウハウとして自分に取り込み、前に進むしかありません。
良かったこともあります。ナツズイセン(リコリス)が初めて咲きました。おととし20球ほど植えたのですが、今年の春、やっと葉が伸びてきていったん枯れて、その後どうなるかと思っていたところ、ヒガンバナのように茎がしゅっと伸びてきて、花が咲いたのです。咲いたのは2株だけですが、まあよかったですね。いつ咲くかは花のみぞ知るという、奴です。葉と花が別の時期にそれぞれ出現するのは、ヒガンバナと同じです。
前回お話しした北山友禅菊ですが、京都市左京区の山村、久多に行き現物を確認しようと思い立ちました。久多に行く前に、私は、まずブナ原生林のある朽木生杉(くつき・おいすぎ)に行ってきました。目的は、ツルアジサイの挿し木のための枝の採取です。
ツルアジサイは、文字通りツル状のアジサイです。幹や枝から気根を出して樹木の木肌に付着し登っていきます。長さは20mぐらいになるそうです。見た目がとても美しいツルですので、ぜひ、京北でも自生している高木に絡み付けたいなと思っていました。実はこの5月末にも、一度朽木のツルアジサイの枝を採取して挿し木をしたのですが、まだ枝が若すぎて、すぐに枯れてしまいました。もう一度挿し木をトライしたく、7月29日に現地に行きました。花はすでに終わっていましたが、元気な枝を採取できました。
朽木生杉から久多までは車で40分ほど細い山道を進みます。久多の集落の中に、北山友禅菊の畑が見えてきました。駐車場は、集落の中にあるお寺の駐車場(数台が駐車可)しかありませんでしたので、そこへ車を止めて、北山友禅菊をじっくりと見てきました。 久多の北山友禅菊は、私が京北に植えた北山友禅菊と同じでした。ただ、久多のもののほうが、花の直径が1cmぐらい大きい印象を受けました。育て方の違い、肥料の差があるかもしれません。品種改良が行われていたのかもしれません。北山友禅菊は、もとはチョウセンヨメナ、あるいはボルドー菊と呼ばれる種類のノギクですので、私は、チョウセンヨメナ、ボルドー菊、の苗も入手し、ガーデンに植えてみました。
北山友禅菊、チョウセンヨメナ、ボルドー菊、どれもほぼ一緒の植物でした。開花時期も7月で変わりません。ただ久多の北山友禅菊は、畑一面に咲いていて、花もやや大きいので、見た感じはとてもすばらしいものでした。植栽の密度も久多のように密集してくると、迫力がありますね。京北のガーデンでも、ここまでの面積は取れませんが、株が増えて密集して咲くようになれば、ガーデンの主役になるのは間違いないと思います。7月中旬のガーデンの北山友禅菊の写真と、久多の北山友禅菊の写真を添付しますので、比較して見てください。
久多は残念ながら交通の便が悪く、車でしか行くことができません。しかも、道幅は狭く、対向車が来ると、離合できる場所まで車をバックさせたりしなければなりません。せっかくの北山友禅菊ですが、観光資源にはなっていないのが現状です。北山友禅菊を見に来る観光客はわずかです。過疎の山村にもっと人を呼び込もうとするのならば、やはり道路の改善が必要でしょうね。
その点、当方の「ブナの森ガーデン」の道路事情は入り口近くまでは完全に2車線道路ですので、あとは、しっかりと駐車場を確保すれば、人は呼び込めるとにらんでいます。ガーデンを経営していくわけですので、もっともっと魅力的な要素を取り込んでいかなければなりません。
ところで、八百一(やおいち)が京北にレストランをオープンさせたのはご存知ですか。八百一は高島屋京都店にも出店している八百屋の大手です。京北にビニールハウスを建て、イチゴ栽培をはじめて、まもなく、レストランが今年の4月にオープンしたのです。
かみさんが京北のガーデンに久々に来たので、その帰り、昼過ぎに「京都八百一 郷蔵前」に立ち寄ってみました。レストランは、ランチコースが4000円、6000円と高級路線で営業していました。三連休の日曜日でしたので、さぞや混んでいるだろうと思ったのですが、半分ぐらいの客の入り状態、予約なしでも大丈夫でした。(もちろん昼食後に寄ったのでレストランには入っていません。) ショップには八百一の野菜とか置いてあるのかと思ったのですが、加工品しか置いてなく、私としてはちょっと残念な物販となっていました。
オープン当初は結構混んでいると聞いたのですが、少しがっかりです。京北観光の呼び水にはなっていませんでした。いちご狩りとかをやってもらったら、もっと多くの人が集まるのではないかと思いましたが、八百一の方針で現在の経営を進めているのでしょうから、今後どうなるのでしょうかね。ともかく過疎地域である京北に、さまざまな施設ができるのは大賛成です。相乗効果で、ガーデンに来る人も増えていくのは間違いありません。
ガーデンはまもなく8月の主役、ヘリアンサスレモンクィーンが咲き始めます。今日は曇り時々晴れ、12時の気温は、28.7℃、午前中は、比較的涼しかったのですが、午後からは暑くなると思われます。なかなか草取りが進まないので、雑草の夏草の生い茂る中で所々に花が咲いているという状態ですが、少しずつ改善しています。
ではまた。
京北のガーデンにて
小田木 一富
2022年7月5日 6月のガーデン便り「ウツボグサ」
6月のガーデン便りです。
6月の梅雨は、ほとんど雨が降らない状態で終わってしまいましたね。そのためか、カンパニュラメディウムの花は、雨で溶けもせず結構長くもっていました。ホタルブクロも紫、桃、白、結構な量が咲き乱れ、6月の主役となっています。
ホタルブクロの仲間であるカンパニュラプンクタータウエディングベルの苗を入手したのですが、3株中1株しか生き残っていません。小さな株ですので来年まで生き続けることができるかどうか、個体の生命力によると思います。「風のガーデン」のドラマの中でも登場した花です。二重で真っ白なホタルブクロですので、とてもかわいらしいのです。大きく育ってほしいのですが。
6月に咲いた花で、気になるものを挙げます。
ウツボグサは、もともとこの地に自生していた野草です。湿地でも全く問題なく繁殖しますので、ガーデンの水はけの悪い場所に、植え付けました。今年はそれが見事に開花し、ウツボグサの群落を形成してくれました。非常に丈夫な宿根草で、夏の暑さ、冬の寒さに耐えます。株分けでどんどん増えていきますので、今回は、一気に3倍の面積に拡大できました。ウツボグサの名称は、ひょろ長い松ぼっくりに似た紫色の花穂が、武士が弓矢を入れて背中に背負った道具である靫(うつぼ)に似ていることに由来するそうです。紫色の群落となりますので、初夏のガーデンの彩として有効活用できます。
ヘリクリサム (帝王貝細工)は1年草です。昨年秋に種をまいて、苗は冬の大雪にうずもれていましたが、立派に育ちました。花はドライフラワー向きでカサカサしています。これも、比較的育てやすい植物ですので、ガーデンとしては活用していきたい1年草ですね。
北山友禅菊は、今後、株を増やしていきたい植物です。京都市左京区の最北端久多の山村でひっそりと育てられているチョウセンヨメナに近い品種のヨメナです。左京区久多地域に自生していた野生菊の中から,特に強健で栽培しやすく色の鮮やかな系統を選抜したものを北山友禅菊として栽培されているとのこと。私は、久多の北山友禅菊の現物はまだ見たことがありませんが、今回ガーデンで咲いた北山友禅菊を見たとき、その品の良さに感動しました。京北に自生しているヨメナは秋に咲き、花の直径は15~20mmほどですが、北山友禅菊は、7月に咲き、花の直径はヨメナの2倍あります。うす紫の北山友禅菊は、まさに7月のガーデンの主役になる花といえるでしょう。大事に育てていきたいと考えています。
エキナセアココナッツライムは、昨年植えたものですが、エキナセアの中では、とても上品な花です。外弁が白で盛上り、内弁が鮮やかな黄緑色となる八重咲品種です。赤紫のエキナセアとは一線を画すもので、夏のガーデンにはうってつけです。この株も、秋に株分けして増やしていこうと思っています。
6月は、害虫退治が大変でした。昨年大発生したマメコガネが今年も案の定、大挙してガーデンにやってきました。ですのでガーデンで朝一真っ先にやる仕事はマメコガネの駆除です。ハギ、ハクロニシキ、シラカバ、マツヨイグサの葉が好物のようですが、バラの花もバリバリと食べていきますので厄介です。7月に入り、少し数が減ったようにも見えますが、まだまだ、殺虫剤は手放せません。
それから、3年前に八瀬から移植したトチの木がキクイムシにあちこち食われて、根元から突然倒れてしまいました。背たけは3mを越え、太さは5cmと成長していましたので、非常に残念です。まだ何本か苗はありますので、また、やり直しです。
京北では6月にあちこちでゲンジボタルが見られます。私のガーデンから南側の道路を隔てて100m先を流れる川でも、ホタルが乱舞しています。ゲンジボタルは私の住む京都市内でも見ることができますが、最近は非常に数が減ってしまいました。京北のゲンジボタルは、結構な数が生息していますので、まさに乱舞といった感じですね。
梅雨明け後の今年の猛暑はすさまじいものがあります。京北でも手元の温度計で7月2日に38℃を観測しました。この状態で、外で作業をしていると、全身汗びっしょりで、1時間ももちません。すぐ建物に退避して、水分を補給し、クールダウン。今のところ、熱中症にはなっていません。前に述べた通り、建物にはまだエアコンはありませんが、屋根の断熱効果により、外より涼しいのです。ひとり作業ですので熱中症になったら大変なことになりますので、とにかくこの暑い時期を乗り越えなければなりません。体調管理をしっかりとやっていきます。
7月3日(日)は、京北でかなりの雨が降りました。外での作業は全くできなかったのですが、排水の状況を確認する必要があり、建物内部で待機しました。特に午後1時半から3時半の間、警報も発令され、滝のような雨が降り、多分、時間100mmは降ったものと思われます。排水溝から水があふれるほどでしたが、何とか耐えていました。建物内部にも部分的に雨水が侵入してきましたが、スポンジで吸い出すほどではなく、早く建物周囲のコンクリート打ちを行う必要性を確認しました。ただ、まだその時間を確保できる余裕がなく、冬に行うことになりそうです。
7月に入り、ニイニイゼミが鳴き始めました。今日は台風の影響で雨が降ったりやんだりです。合間を縫って20㎡の西洋芝の種まきを行っています。まだ、今週から来週にかけて雨が降りますので、芝の種まきの最後のチャンスなのです。これを逃すと、あとは秋以降となります。
こぼれ種で今年増えたクレオメが開花しはじめました。夏の日差しですぐに花びらがしぼんでしまうため、ガーデンの主役にはなれませんが、朝のガーデン、雨の日のガーデンを彩る脇役となる花です。
11時過ぎた頃から、小雨がぱらついています。12時の気温は、26℃、雨がやんだら、芝の種まき作業の続きを行います。
ではまた。
京北のガーデンにて
小田木 一富
2022年6月5日 5月のガーデン便り「デルフィニウム、ジギタリス、ルピナスと、タマゴサンド」
5月のガーデン便りです。
5月中旬から6月の梅雨入り前は、ガーデンが、最も美しい時期となります。なんといっても、ガーデンに欠くことができない3つの花、デルフィニウム、ジギタリス、ルピナスが一斉に咲き始めるからです。この3種に加えて、アリウムギガンチウム、カンパニュラメディウムがさらにガーデンを引き立たせ、まさに、春から夏へ移り変わるガーデンを彩ります。
今年の状況を確認しましょう。デルフィニウムは苗を買ってきて植え付けただけですが、昨年秋に植え付けたもののほうが今年の春に植え付けたものより成長がよく、しっかりと花をつけてくれました。ただ残念ながら、デルフィニウムは夏を越すことができません。暑くなると枯れてしまいますので、また、秋に苗を調達しなければなりません。
一方、ジギタリスは、こぼれ種で勝手に増えていきます。特に赤紫色のものが増えやすく、結構な数になりました。夏の暑さ、冬の寒さにも耐えますので大変有用な植物です。大株になって、茎がしっかりとしているせいか、倒れもせず、ガーデンの主役ですよと言わんばかりの勢いです。
ルピナスは昨年秋に種をまいたものが50株以上育ちましたので、それがこの春、大きくなってよく花をつけてくれました。植え付けの際は、牛ふん堆肥と有機肥料をすきこみましたので、うまく成長しました。少し、コツをつかむことができました。多分、ルピナスは夏の暑さは苦手なのでほとんど枯れてしまうものと思います。これが北海道であれば、夏を乗り越え、また翌年開花するのですがね。今年は種を採取し、秋にまいてみようと思います。
アリウムギガンチウムは、葉っぱをちゃんと枯らさずに維持するためには肥料をたくさん必要とし、水も切らすことができません。それが去年の結論でしたので、昨年の球根の植え付け時にしっかりと堆肥と肥料を与えました。春の成長は順調でしたが、5月に入り、葉っぱが枯れてきました。肥料を追加しなければだめだということですね。2か所の植え付け場所のうち、1か所は完全に葉っぱが枯れてしまいました。もう一か所はかろうじて半分は枯れずに残りましたので、また、一つノウハウがわかりました。
カンパニュラメディウムは、今のところ大雨にやられていないので、きれいに咲いています。昨年の苗の植え付け時は、堆肥と肥料と草木灰をすきこみました。酸性土壌では駄目だということですね。大株になりすぎても、茎が重さに耐えきれず、倒れてしまいますので、その加減が難しいですね。
ガーデンのバラは、昨年末からこの春までの手入れが全くできておらず、ちょっと失敗でした。バラアーチのナニワイバラだけは、勝手に成長していくので、今年は白い花をよく咲かせました。ただ、このバラが残念なのは、花期があまりにも短いことです。一季咲きの上、咲き始めて終わるまで2週間とありません。ナニワイバラは取り去り、別の四季咲きツルバラに変更しようと思います。バラは管理がなかなか大変ですが、きれいに咲くと見ごたえがありますので、もっと勉強して対応しようと思います。
ブナの稚樹は、弱い個体が枯れていき、少し数が減っています。先日、苗床の草取りをしていて、なぜ、今年の発芽率が5%以下であったのか、その理由がわかりました。ノネズミです。冬の間にノネズミが種を食い尽くし、食べ残された種だけが発芽したのです。草取りをしていて、発芽しなかった種が苗床からほとんど見つからなかったことから推定される結論です。確かに、ガーデンにはノネズミが生息しており、私も実際に目撃しています。原因が判明しましたので、次回の種まきの時は、ノネズミに掘り起こされないような対策を行うこととします。
ところで、ガーデン開園まで、すでに22か月を切りました。ちょっと焦ってきています。カフェを含む建物の内装設計を進めなければなりません。お金がないので自分で図面を引こうと思っていますが、如何せん、厨房機器をどうしたらよいのか、まったくわかりません。
私は、最初は必要最小限の設備だけを入れて、あとで調理員さんといっしょに考えていこうと思っているのですが、まず、カフェで提供するメニューを決めておかねばなりません。一人の調理員さんだけで対応できる範囲に絞り込み、あとはアルバイトがサポートする形で始めたいと思います。そうすると昼食メニューはシンプルな3品目、サンドイッチ、カレー、パスタに絞り込まないとまず無理でしょう。
京都五条の喫茶KANOのタマゴサンドをご存知ですか。卵焼きをサンドイッチにしたものですが、私はこの作り方、味付けが大好きです。先日、京北の道の駅ウッディー京北で、偶然にもこのKANOのタマゴサンドと作り方、味付けが似ているタマゴサンドを発見しました。値段は400円、早速買ってきて食べてみましたが、ケチャップとからしの味付けがとてもおいしい。これです。私が求めていたものは。このタマゴサンドは、ぜひメニューに加えたいと思います。
カレーは、北海道の上野ファームの納屋カフェで提供しているファーマーズカレーというのが、大変シンプルでまあまあおいしいのではと思っています。どのようにして作ったらよいのか。いま、レトルトカレーとの組み合わせで研究中です。
まず最初のカフェの在り方としては、設備投資は最小限とし、走り出して変えていったらよいと思っていますので、シンプルな厨房で、消防、保健所の指示事項をクリヤできるように設計しようと思います。とにかく、ローコストで進めないと、のちのちの経営に響きます。
IHで行くか、プロパンガスで行くか、これも悩むところです。プロパンガスの維持費は都市ガスの1.5倍以上になりますので、コストがかかります。かと言って、電気代も上がる一方ですし、プロ用コンロにせず家庭用IHとプロパンガスのコンロを両方揃えてもよいのではないかと思い始めました。とにかく悩んでいます。
ではまた。
京北のガーデンにて
小田木 一富
2022年5月5日 4月のガーデン便り「ミズバショウが咲いた」
4月のガーデン便りです。
4月は、驚きで始まりました。なんと、ミズバショウが咲いたのです。西側の山との境界は、チョロチョロと水が流れているのですが3年前の開墾スタート時、スギの倒木の根っこを重機で掘り取ってもらい、そこを小さな池にしました。水は常に供給される状態になりましたので、さっそくミズバショウの苗を植え付けたのですが、その年の6月にすぐにイノシシ(あるいはシカ)に食われてしまいました。
それでもあきらめずに、再度苗を調達して植え付けたところ、3年たって、初めて開花したのです。6株中4株が開花しました。開花の時期は京北では4月上旬となることがわかりました。
かつて私は父と長野の鬼無里(きなさ)のミズバショウ群落を見るため2018年5月に現地に行ってきました。鬼無里のミズバショウは尾瀬と並んで有名です。ちょうど天候にも恵まれ、残雪の残る中、素晴らしいミズバショウ大群落と雄大な風景を堪能しました。
今回父に電話して、ミズバショウが咲いたことを連絡すると、とても喜んでくれて、さっそく4月16~17日に京北にやってきました。父が来たときは、すでにミズバショウの花のピークは終わっていましたが、それでも、痕跡は残っていますので、たいそう驚いていました。
まさか、京都市内でミズバショウが育つとは私もあまり期待はしていなかったのですが、まさにワンダー、これは、ガーデンの大きな売りになります。私は、さっそく北海道からミズバショウの苗6株を取り寄せ、追加で植え付けを行いました。来年、開花株がもっと増えることを楽しみにしています。
ガーデンでは、もう一つ成果が出ました。昨年秋にまいたブナの種子が、発芽したのです。ただし残念だったのは1100粒まいたうち、発芽し順調に育っているのは46株のみ、発芽率は5%に届かない結果となりました。
以前の私の経験では、ブナの種子の発芽率は70%を超えていましたので、これには、少しがっかりしました。秋から春にかけての苗床の状態で、発芽率を落とす原因があったのかもしれません。あるいは不作の年に採取した種子であるため、しいなの選別は行いましたが、それ以外にも種子に要因があったのかもしれません。いずれにせよ、この苗を育てて、秋には、山に植え付けたいと思っています。ブナの種まきは、これからも毎年行っていきますので、改善できるところは改善していくつもりです。
さて、ガーデンの花々は、4月になるとあちこちで開花が始まります。ソメイヨシノが満開となったのは4月9日、ガーデンには桜並木をつくりましたので、まだ大きな木ではありませんが、少しずつ花をつけています。サクラの種類も10種ぐらいありますので、少しずつ開花の時期がずれます。年を刻むごとに、サクラは見ごたえを増すことでしょう。
あと、京北の山に自生するミツバツツジも大変きれいです。今回、吉田さんから借りた山林の中にも、ミツバツツジは咲いています。ミツバツツジをもっと増やしたいと思って調べてみましたら、挿し木は不可だそうで、種子を採取して種まきしなければならないようです。まず種の採取と種まきを今年やってみようと思います。時間がかかる作業ですが、10年後、ブナの木の傍らにミツバツツジが咲き乱れる景色を想像すると、ワクワクしてきます。
野菜や果物の植物を植えている区画では、今、ブロッコリーとセイヨウカラシナの菜の花が咲いています。ブロッコリーの花は、見たことがないと思いますので、写真を添付しました。アブラナより薄い黄色の花をつけます。ブロッコリーとして食べる部分が成長して花になります。
セイヨウカラシナは、賀茂川で桜の開花時期に見かける菜の花です。昨年、種を採取して秋にまいてみました。苗を植え付ける時期が遅かったため、咲く時期が桜の開花から後ろにずれました。また、肥料の多い場所と少ない場所でかなり成長の差が出ましたので、あらためて肥料の大切さを実感しました。
チューリップクィーンオブナイトは、今年もきれいな群落をつくって咲いてくれました。昨年12月に球根を植え付けましたので、どうなるかと心配しましたが、大丈夫でしたね。来年は、今回の倍増をねらって、植え付けたいと思っています。
ツツジの小道は昨年と変わらず草ぼうぼうの状態ですが、モチツツジの株が大きくなってきましたので、少し見ごたえがでてきました。歩道の整備ができれば、良い散策路になると思いますが、防草シートで道を覆ったうえで、砂利を敷く作業を進めなければなりません。優先順位の問題で、後回しになりそうです。
4月30日の土曜日、ガーデンに隣接するSさん夫妻が横浜から来た息子さん夫婦と孫二人、犬一匹を連れて別宅にやってきました。バーベキューがその目的ですが、昼食後、まず新たにできた林道を歩いたのち、ガーデンを散策されました。相変わらず草ぼうぼうのガーデンですが、楽し気に見て回られました。
ガーデンを見るときは、ワンコ(柴犬っぽいモモちゃんという名前の犬)はガーデンの外でつながれていました。さすがにマナーを理解している人たちです。私は、モモちゃんが気になって、モモちゃんは大丈夫ですか、と聞いてみたところ、今日は興奮しまくりでした、とのこと。都会のワンコにとって、このガーデン近辺は物珍しいものばかり、生き物を追いかけたり、林道を一緒に走り回ったり、とても楽しい一日だったようです。やはり、「トレッキング ウィズ ドッグ」は何としても実現したいと、改めて思いました。
今日の天気は快晴。12時の気温は23℃、暑くなってきました。
ではまた。
京北のガーデンにて
小田木 一富




















