ガーデン便り

2022-12-29 12:39:00

2022年12月29日 12月のガーデン便り「冬の作業」

12月のガーデン便りです。

 

いつもより早めですが、本日29日が京北での仕事納めです。明日は、デイサービスの仕事を終えた後、夜、帰省します。かみさんは実家に帰っています。

 

今年の京北の雪の状況ですが、24日に初積雪10cmとなりました。今回は根雪とならず翌日には、日陰部分を除いて、大半が溶けてしまいました。おかげで、ガーデンの作業としては助かっています。

 

懸念事項であった西側の山の再造林ですが、なんとか期日に間に合わせることができました。防獣フェンスのアンカー打ち込みを123日に完了したので、124日から、ヤマザクラの苗木の植え付けをスタートしました。一日50本ぐらい植えたいと思ったのですが、とんでもない。40本も植えることはできませんでした。

単に穴を掘って苗木の根っこを埋めるだけではだめです。岩盤の石が残っている場所では、ツルハシを使用しても穴掘りに時間がかかります。さらに肥料分の全くない土であるため、腐葉土成分を含む黒い土を別の場所から持ってきて、苗を植えていきました。その後、水をかけないといけないのですが、山からの湧き水はちょろちょろとしか流れておらず、最初はそれを汲んでかけていましたが、効率が悪いので、ガーデンのホースからジョウロへ水を汲み、それを山に運んで水かけを行いました。

2022.12.18_ヤマザクラ植え付け_IMG_1382_s_tri.jpg ヤマザクラの植え付け

260本の苗をすべて植えることができたのは、1220日、その後、報告書(現場写真)をまとめ、日報と一緒に22日に京北森林組合へ提出しました。ヤマザクラの植え方は、林道に沿った部分とガーデンの借景になる部分とでは、単位面積当たりの密度を変えました。借景となる斜面は、かなり粗く植えて、来年秋以降にブナ、ミズナラ、トチ、ホウを植えるスペースを確保しています。林道沿いは、単純に桜並木としました。今後の成長によっては、少し間引く必要があるかもしれません。

10月から3か月間、ほとんどの時間を山仕事に費やしたことになります。完了できてやれやれ、ということですが、まだまだ山の整備にはやることがいっぱい残っています。しかし、今はそれよりも、山仕事のためできていなかったガーデンの仕事をやらなければなりません。

 

真っ先にやったのは、エントランスガーデンに植えているキョウチクトウの雪囲いです。山に残されているヒノキの枝で杭として使える部分を持ってきて、各苗ごとに、3本の杭を周囲に打ち込み不織布でぐるぐる巻きにして麻ひもで固定しました。12月の最低気温が-67が続いていた時があったため、すでに葉の大部分にダメージをおってしまいました。果たして、この処置で冬を越えられるかどうかはわかりませんが、他に方法もありませんので、これで様子を見ます。

ガーデンの中に植えてあったレモンの木ですが、こちらも霜で葉っぱが枯れてしまいました。去年は寒さに耐えていたのですが、寒さの加減が今年のほうがきつかったのでしょうか。まだ幹の部分は生きていますので、こちらも不織布で雪囲いをし、根の周りは落ち葉とワラで保温しました。

宿根草のアメジストセージも、寒さで根がダメになってしまいますので、同様に落ち葉と枯草、ワラで根の周囲をマルチングしました。このほか、昨年はダリヤの根っこの保護は行わずにダメにしてしまったことを反省し、ダリヤの根っこ(球根)をすべて彫り上げ、建物内で落ち葉でくるんで段ボール保管するようにしました。

 

植え付け待ちの球根と苗もまだまだたくさんあります。チューリップ、アリウムギガンチウム、ユリ、の各球根。カンパニュラメディウムの苗、エキナセアの苗、その他いくつかの宿根草の苗たち。アジサイなど、挿し木で増やした苗、買ってきたバラなどの苗。すべてを植え付けるまでには、1か月から2か月かかります。

本日は手始めにチューリップを植え付ける予定です。午前中に植え付け場所の草取りをしましたので、なんとか今日中に植え付けできる分は、完了してしまおうと思っています。

2022.12.13_冬のバラ(品種不明)_P1050323_s.jpg 2022.12.13撮影 冬のバラ

本日12時の気温は5.5。天気は曇りときどき晴れです。

 

ではまた。

京北のガーデンにて

小田木 一富 

2022-12-06 12:45:00

2022年12月6日 11月のガーデン便り「冬の到来」

11月のガーデン便りです。

 

冬がやってきました。123日は一気に最低気温が氷点下に下がりました。初霜、そして初氷、いよいよ、本格的な冬の到来です。建物の北側の斜面で長期間咲いていたマリーゴールドは霜で即、枯れてしまいました。他にもアゲラタム、ヒャクニチソウ、ダリヤなども枯れました。霜が降りると、ガーデンの風景はガラッと変わってしまいます。

最後まで咲いていた黄色のコレオプシス(品種名は不明)も、もうまもなく枯れてしまうでしょう。このコレオプシスは宿根するのかどうか確認できていないので、一応、12月もこのままにしておいて、種を採取します。来年の春にまけば、また、新たに苗を育てることができます。

2022.12.03_初冬のコレオプシス_IMG_1326_s.jpg 初冬のコレオプシス

本格的な冬となって、雪が積もる前に、今回はやるべきことがたくさんあります。

建物南側のエントランス部分には、フェンスがないので、鹿が自由に入り込みます。鹿が食べられない植物を植えるしか方法はありませんので、挿し木で増やしたキョウチクトウ(桃花、白花)を植えているのですが、まだ苗が小さく、30cmの雪が積もると寒さで枯れてしまいます。ですので、杭を打って不織布でぐるぐる巻きにして、雪の寒さが直接伝わらないようにしようと思っていますが、まだ、それに着手できていません。西側の山のヤマザクラの植え付けに、まだ数日かかるためです。

 

ヤマザクラの苗、防獣フェンスには、再造林の補助金が出ます。その最終報告を1223日までに京北森林組合に提出しなければなりません。ヤマザクラの苗は260本届いています。124日に試しに12本を植え付けしたのですが、2時間かかりました。どんなにがんばっても、1日に40本ぐらいが限界だと思います。

まだ山の斜面に残っている枝の山積みも片づけなければなりません。まず、植え付けを優先し、報告書を提出することを最優先で進めなければなりません。

2022.11.24_不要な雑木の伐採処理に向かう_IMG_1209_s.jpg 不要な雑木の伐採処理に向かう

考えてみると、10月からこのかた、山仕事が大半を占めており、ガーデンの苗の植え付けはほったらかしでした。それでも、植え付け待ちの苗は、今か今かと植えられるのを待っているのです。もう少し我慢してくださいよ、と思うばかりです。カンパニュラメディウムの苗、エキナセアの苗、その他いくつかの宿根草の苗たち、買ってきても植えられることなく、2か月以上放置されています。何とか12月中旬にはヤマザクラの植え付けを終えて早くガーデンの仕事をやらなければと、焦るばかりですが、今はどうしようもありません。

 

少し時間を前に戻しましょう。11月、ガーデンに咲く花の数はぐんと減り、ノコンギク、ヨメナ、コレオプシスが中心となりました。その間、樹木も紅葉し、まずナンキンハゼが色づきます。ガーデンにある4m越えのブナの葉は黄色に紅葉します。ナンキンハゼの葉が散る頃、ヤマモミジが赤く色づきます。ヤマモミジはまだまだ背丈が低いのですが、いずれは、見ごたえのある高さに成長してくれると思います。

2022.11.10_ブナの紅葉_IMG_1091_s.jpg ブナの紅葉

1011日に西洋芝ケンタッキーブルーグラスブルーノートの種まきを行いましたが、今は順調に成長しています。この品種は、冬は全く問題はありません。少し雑草が生え始めましたので、草取りを行う必要がありますが、芝生の丈は冬に入ってそれほど成長しないので、今はほったらかしで大丈夫です。

 

ミズナラのドングリを植え付けた苗床は、心配していたネズミの被害は今のところありません。地中ではすでに根がでていますので、春になって、芽がでるのを待つのみです。

 

123日、山の防獣ネットのアンカー打ち込みを行っている最中、山主のYさんが、愛犬のカンチャンと一緒に散歩しながらやってきました。ぼちぼちフェンス設置が完了する頃と見計らい、様子を見に来たのです。

Yさんとカンチャンと山の状況をいっしょに見て回りました。西側から尾根筋に沿って山に登り、フェンスの状態を見ていくと、Yさんは、「ここにササユリを植えるといいかもしれないな」と言ってくれました。Yさんは京北の他の仲間たちとササユリの栽培を手掛けているのです。商売として軌道に乗っているのか詳しくは知りませんが、防獣フェンスで囲われた区域であれば、鹿やイノシシにササユリは食べられないので、山の散策路の脇でササユリの花を楽しむことができれば、それはガーデンにとってもプラスとなります。検討課題の一つとしたいと思います。

山の散策路は、まだ整備はできていませんが、カンチャンは登ったり下ったりを楽しんでいるかのようでした。これならば、以前お話しした犬と一緒に散歩するトレッキングは、問題はなさそうです。きっちり散策路を整備すれば、まったく問題ないでしょう。

私は、この散策路の途中、見晴らしの良い場所に、休憩用のベンチを置こうと思っています。あと、ハイジのブランコをぜひ設置したいと考えています。ハイジのブランコは、京北にも一か所ありますが、4輪バギーで山の上まで登るという有料のアトラクションになっていて、子供と楽しむというわけにはいかない条件になっています。

ヒノキとヒノキの大木の間にブランコを設置し、はるか下のガーデンを眺める。想像するだけでワクワクします。候補地は2か所、稜線沿いにあります。何とか実現して、ガーデンの来園者増につなげたいと思います。

 

123日の4時ごろ、天気がしぐれてきた時、太陽光が差し込み、突然、虹が出ました。山の上で作業していたので、ガーデンにかかるかのように出た虹をしばし楽しみました。そしてガーデンが何とか実現できますようにと、虹に向かって祈りました。そのあとあわてて建物にカメラを取りに戻って、間一髪で虹を撮影することができました。

この日の虹は、二重になっていて外側にもうっすらと虹が見えるのがわかります。

2022.12.03_ガーデンにかかる虹_IMG_1269_s.jpg ガーデンにかかる虹

本日の12時の気温は9。午後からはヤマザクラの植え付けを行います。夕暮れまでに、20本以上植えたいと思っています。

 

ではまた。

京北のガーデンにて

小田木 一富 

2022-11-05 12:54:00

2022年11月5日 10月のガーデン便り「ミズナラのドングリ」

10月のガーデン便りです。

 

京都市内からガーデンまでの道路である国道162号線、府道78号線から見えるモミジはかなり色づいてきました。特に京北では今が真っ赤になって見ごろとなっています。京都市の中ではでは真っ先に紅葉が見ごろとなりますね。いつの間にか秋が深まり、11月に入ってガーデンの最低気温は6となる日が出てきており、いよいよ冬が近づいてきました。

 

ガーデンに植えた宿根草で、これから咲き始めるものはもうありません。10月から咲き始めた、ヨメナ、ノコンギク、が今、ガーデンの主役です。それと今年の春に種をまいた黄色のコレオプシス(品種名は分かりません)1mほどの草丈で咲き始めました。去年、京北の、とある畑で11月に咲いていた黄色の花から、種子を採取したものですが、霜が降りるまで咲き続けていましたので、晩秋のガーデンを彩る主役になるのではと思っています。

2022.11.03_コレオプシス_IMG_1030_s.jpg コレオプシス

ヨメナは自生種ですが、3種類のヨメナがガーデンで咲いています。一つは白花、もう一つは薄紫花、それと白花で葉っぱが細く小さいもの、この3種類のヨメナは、ガーデンのあちこちに咲き乱れ、晩秋のガーデンをささえています。

 

ノコンギクも3種類、桃色花と紫花(花が大きいものと小さいもの)。これらもガーデンのあちこちで咲くようになりつつあり、来年に向けてもう少し株を増やしたいと思っています。

2022.10.29_ノコンギク紫色_IMG_0921_s.jpg ノコンギク

晩秋まで咲き続けているものは、他にもあります。ダリヤです。薄紫の皇帝ダリヤハイブリッドガッツァリアは、次々と花が咲き続けています。他にも黄色のダリヤとえんじ色のダリヤがあります。ダリヤはもう少し数を増やさなければなりません。少なくとも11月いっぱいまでは、ガーデンを訪れるお客様に楽しんでいただけるようにするため、ダリヤはその対応にはうってつけですので。

2022.10.16_皇帝ダリアハイブリッド ガッツァリア_P1050202_s.jpg 皇帝ダリヤハイブリッドガッツァリア

さらに、上野ファームのカレンダーに載っていたソリダコ ファイヤーワークスの苗を通販で取り寄せ、植え付けました。雑草として悪名の高いセイタカアワダチソウの仲間ですが、弓のようにしなって咲く姿がダイナミックで、きっとこれも晩秋のガーデンの主役になると思います。

 

上野砂由紀さんが、今年の8月に出されたMOOK「上野砂由紀さんの魔法のお庭」を入手しました。やはり上野ファームのガーデンは素晴らしいですね。上野ファームのガーデンが100点だとすると、私のガーデンは、まあ20点ぐらいでしょうか。まだまだ全然だめです。それでも、少しずつ良くはなっているとは思います。目標を明確に定め、一歩一歩それに近づく努力はしているのですが、何せ一人のマンパワーでは限られたことしかできず、果たしてオープンにたどり着くことができるのか。心配してもきりがないので、今は自分のできることをやるしかないですね。

MOOKに載っているプランツガイドには知らない植物がまだまだいっぱいあります。そのひとつエゾクガイソウの苗を取り寄せました。本日午前中に植え付けを行いました。京北の地でうまく育つことを祈るばかりです。

 

102223日に父がガーデンにやってきました。それに合わせて、娘が丹波からやってきました。おじいちゃんと話す機会をつくるためと、キャンプの練習をするためです。近くの温泉(日吉の道の駅)で湯船につかってから、夜は、建物の中で、すき焼きをしました。娘が丹波で買ってきた牛肉はなかなかのもので、大変うまいとおじいちゃんにも好評でした。夕食後は、外でたき火。娘が買った道具で、私がガーデンで調達した薪を燃やしたのですが、なかなかたき火をする機会はないおじいちゃんには、珍しかったのでしょう。じっと火にあたって、時間を過ごしていました。娘は車の中でシュラフにもぐり込んで一晩を過ごしました。これがキャンプの練習なのだそうです。

 

1025日に、再び朽木の生杉(おいすぎ)に行ってきました。目的はブナの実の採取です。しかし残念ながら今年は凶作の年のようで一粒も落ちていません。10月あたまに行った時も、ブナの実の落下が全くなかったので、今年は凶作かなと思っていましたがやはりそうでした。 その代わり、ミズナラのドングリを採取することができました。

ミズナラは大きな木になるほど巨大などんぐりを実らせます。私がまだ若い頃、生杉から登って三国峠を経て枕谷に入ると、そこにミズナラの巨木があり、たくさんの大ドングリを落下させていました。残念ながら、この巨木はもうありません。十数年以上前にキクイムシにやられてしまったのです。生杉ではもうミズナラの大ドングリはないものとあきらめていましたが、林道を少し登っていくと、なんと結構大きなミズナラのドングリがたくさん落ちているではありませんか。いつの間にか、ミズナラが成長し、大ドングリを実らせるようになっていたのです。

さっそく拾い集めて持ち帰りました。後で数えると133個の大ドングリを採取できました。写真に撮りましたので後で見てください。直径が2cm、長さが3cmあります。 ミズナラの大ドングリはガーデンの苗床に植え付けました。しばらくネズミの食害がないか、様子を見ます。前回のブナの実はほとんどがネズミの食料と化してしまったので、今回はその轍は踏まないようにします。

2022.10.25_ミズナラのどんぐり_IMG_0879_s.jpg ミズナラのドングリ

10月から西側の山の植林準備を進めました。まず、防獣フェンスの設置を行わなければなりません。240cmの鉄アングルの支柱を66本打ち込むのは結構大変な作業でしたが、なんとか終わりました。今日からは、この支柱に、網を固定していきます。そのあとは下からのイノシシ侵入対策として1mごとにアンカーを打ち込みます。

 

現場には伐採の残材である枝が山積みになっているので、これも処理しなければなりません。まだまだ重労働が続きます。121日には、ヤマザクラの苗木260本が届きますので、急ぐ必要があります。ヤマザクラの苗木には補助金が出ます。まずはヤマザクラを植え、補助金申請の完了報告を行い、そのあとに、ブナ、ミズナラの苗を植えていきます。ブナを植えるのは、来年の秋以降ですね。疲労でダウンしないよう、体調維持に気を付けてがんばります。

 

ではまた。

京北のガーデンにて

小田木 一富

2022-10-06 12:40:00

2022年10月6日 9月のガーデン便り「秋が来ました」

9月のガーデン便りです。

 

ガーデンでは、今、キンモクセイの香りがただよっています。ガーデンにあるキンモクセイはまだ1mほどですがよく花をつけています。北隣のSIさんの敷地内にも大きなキンモクセイがあり、そちらの方が、香りの広がる範囲が広いのです。おかげで当方のガーデンでも、その香りが届いています。

 

昨日から気温が下がって秋らしくなってきました。12時現在で気温は18です。やっと暑さからは解放されそうです。

2022.09.22_ベンケイソウ_P1050017_s.jpg ベンケイソウ

8月中旬にかかってしまった帯状疱疹ですが、まだ神経痛が残っています。だいぶ、ましにはなってきました。けれど、作業であまり疲れないように、作業疲れが蓄積されないようには気を付けています。そのため、9月の作業は、予定の半分も進んでいません。

 

そのような状況ではありますが、本日は、午前中に朽木の生杉(おいすぎ)に、栃(トチ)の実を拾いに行ってきました。ガーデンに植えていた3mほどのトチの木がカミキリムシにやられて、根元から折れて倒れてしまいましたので、改めてトチの苗木を育てようと思い、種子集めのため、生杉に来ました。ここには、トチの大木が結構あります。ただ、実の落下は9月には始まっていますので、大部分は人の手によって拾われているか(栃餅の原料にするため)、あるいは動物に捕食されているか、果たして、少しは種子を入手できるか、と思い来てみたのです。

本日の成果はトチの実8個でした。ほとんどの実は、拾われたか、動物のエサとなったかです。とりあえずガーデンに持ち帰りましたので、苗床が準備でき次第、種まきを行います。

 

925日にかみさんと娘がガーデンにやってきました。滅多にガーデンにはやってこないかみさんですが、家のベランダで、種から育てたキキョウの苗がたくさん育ち、それを植えに来たのです。娘のほうは、声を掛けたら、昼ごはんを一緒に食べようと、丹波からやってきました。キキョウを植える場所は、私が2か所2㎡を事前にお膳立てしておきましたので、午前中には植え付けを完了できました。

昼食はかみさんが朝からつくったハヤシライス、娘は丹波で新米を買ってきて、炊飯器持参でガーデンの建物でご飯を炊き、昼食に間に合わせました。 ガーデンで食べるハヤシライスはなかなかおいしいですね。

私は、娘が最近キャンプの道具をそろえ始めたと聞いていましたので、てっきり、ガーデンでバーベキューでもやるのかと思っていましたが、前日の土曜日が夜勤明けだったため、さすがにそこまで準備をしようとは考えなかったようです。 娘は、まずこのガーデンでソロキャンプの事前練習をすると言いました。最近、ソロキャンプは流行っていますからね。道具をそろえ、車さえあれば、どこでも行けますから。

私は、おじいちゃんがガーデンに来た時に、ガーデンに泊まりにくれば、と提案しました。実はおじいちゃんは翌週、ガーデンに来るのです。ただ翌週は娘は遅い夏休みをとって北海道に行きますので、タイミングは、その次に持ち越しです。

 

101日、2日と私の父がガーデンにやってきました。暑い時期は、外での作業は老体には無理なので、少し涼しくなってやってきました。少しガーデンらしくなってきたな、と父は言います。夏草に覆われたガーデンですが、父のために歩道だけは刈り込みを行っておきましたので、秋の花々を楽しんでもらうことができました。

 

父と、夏に枯れてしまった芝生の種まきの準備(草取り)を2日間かけて行いました。枯れた原因は、西洋芝の品種の選定に誤りがありました。ケンタッキーブルーグラスミッドナイトを昨年購入し育てたのですが、調べると35で枯れるとありました。夏の暑い時期に刈込を行ったのがダメでしたね。

今回はケンタッキーブルーグラスブルーノートという暑さに最も強いとのふれ込みの品種を購入しました。次の土曜日に種まきを行います。無事に育ってちょうだいよ、と祈るばかりです。

 

ガーデンは今、秋の花々が開花中です。夏から咲き続けているブッドレア、タイタンビカス、オオケタデ、クレオメ、ダリヤ、オミナエシ、に加えワレモコウ、フジバカマ、ゴールデンピラミッド、ヨメナなどが開花しています。ヨメナはこの土地の自生種です。ガーデンのあちこちで花をつけています。

2022.09.17_タイタンビカス_P1040995_s.jpg タイタンビカス

2022.10.02_ゴールデンピラミッド_P1050126_s.jpg ゴールデンピラミッド

2022.10.02_ヨメナ_P1050129_s.jpg ヨメナ

10月に入って、いよいよ借りている西側の山の植林準備にかかります。まず、防獣フェンスの設置を行わなければなりません。今回、山主のYさんに京都府の再造林補助金申請を行っていただきましたので、補助金が出る予定です。それに合わせた規格のフェンス資材を京北森林組合から調達してもらいました。1.8mの高さのフェンス工事はなかなかの重労働です。疲労でダウンしないよう、体調維持に気を付けてがんばります。

 

最後に、岩倉のお寺の掲示板に書かれた標語が、ちょっと印象に残りましたので紹介します。アルバイト先のデイサービスの送迎車運転中にお寺近くの交差点で止めた時、よくこの掲示板を見ていました。筆で書かれた標語は、一週間ごとに変わります。

 

「誰のためでもない。自分のために花を咲かそう。」

 

ではまた。

京北のガーデンにて

小田木 一富

2022-09-06 12:40:00

2022年9月6日 8月のガーデン便り「帯状疱疹」

8月のガーデン便りです。

  

不覚にも、病気でふせってしまいました。今日はガーデンには来ていますが、まだ病気療養中のため、作業はストップです。すでに6日間手つかずの状態ですので、また雑草が一段と茂りつつあります。何の病気かと言いますと、帯状疱疹(たいじょうほうしん)です。

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。 体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが多数集まって帯状に生じるのですが、私の場合、左の脇の下から指先まで、水ぶくれが発生しました。はじめ症状を見たとき、チャドクガの毛虫に刺されたような症状でして、しかも、ちょうど草刈作業をした場所がツバキを植えてある場所でしたので、チャドクガにまたやられたと思い込んでいました。しかし、水ぶくれと神経の痛みがどんどんひどくなり、指先まで広がってきましたのでこれは大変だとクリニックの診察を受け、帯状疱疹であることが判明しました。 

医師からは、最近疲れていませんかと質問がありましたので、「はい、疲れています。」と答えました。帯状疱疹の原因は疲れだそうです。

考えてみますと8月の作業は、気温が30℃を超えてくると、草取りをするにも一時間ももたない状況が続いていました。炎天下で汗びっしょりになって建物で休んでいましたが、15分程度の休憩では全然回復できずにいました。ですので、作業効率は6割ぐらいだったと思います。作業の効率の低下で思ったほどガーデンの整備は進みません。それでもそれが疲労となって、知らないうちに自分のキャパシティを超えてしまったのです。

8月の中旬過ぎに、左腕の神経の痛みを感じ始めました。そして月末近くになって一気に赤い斑点と水ぶくれが発症したのです。まあ、この病気は、神様が私に、少し休めと言ったものと考えることにしました。自分のキャパを超えて仕事をしても、自分を追い込んでしまうだけですね。雑草の勢いを止めることはできませんので、なすがままとなっていますが、これも致し方ないとあきらめました。

 

話は変わって、娘が8月20日にガーデンにやってきましたので、ドローンで空撮してもらいました。あらたに借りた山林の伐採後の状態がよくわかります。重機で造った林道は、かなりはっきりと写真に写っています。これから、この山林を造り変えていきますので、まずは最初の状態の記録が撮れました。

2022.08.20_ガーデン空撮_DJI_0361_補正_s.jpg 

ガーデンは今、ヘリアンサスレモンクィーンが咲き乱れています。ただ、この花は、高さが2m近くになるため、雨が降ると花の重量を支えきれずに倒れてきてしまいます。本数がかなりの数ですので、一本一本支柱を立てるわけにはいかず、そのままほうっておいたのですが、やはりだめでした。倒れてきて歩道を何か所もふさいでしまいました。

2022.09.04_ヘリアンサスレモンクィーン_P1040863_s.jpg ヘリアンサスレモンクィーン

やはりこの花は、群落の周囲に杭を打ち込み、麻紐で囲って支えなければだめです。この作業は、花芽がつく前にやっておく必要があります。ですので、今年はもうこの作業は行わず、倒れたものを剪定するだけにします。来年の教訓ですね。

 

ヘリアンサスのほかは、ミソハギ、オミナエシ、クレオメ、サルスベリ、ダリヤ、モミジアオイ、オオケタデ、などが開花中です。

2022.08.07_ミソハギ_P1040549_s.jpg ミソハギ

オオケタデは一年草ですが、使い勝手としては面白いので、あちこちに植えました。ただ、このオオケタデ、肥料をやりすぎると大きく育ちすぎて、ダメですね。3mを超える高さになってしまった群落が出現し、ちょっと鑑賞には不向きの高さです。これも来年の教訓です。 

2022.09.04_オオケタデ_P1040866_s.jpg オオケタデ

本日12時の気温は、30、台風の影響で風が強くなってきました。今日はガーデンの様子を見に来ただけですので、もう少ししたら帰ります。

 

ではまた。

京北のガーデンにて

小田木 一富

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