ガーデン便り
2021年3月7日 2月のガーデン便り「野焼き」
2月のガーデン便りです。
懸案事項であった、大量のスギの枝の野焼き処理がやっと終わりました。のべ18日かかりましたので、2月は野焼きに明け暮れたことになります。
ちょうど、関東で山火事のニュースが流れており、私も火の粉の飛散には十分注意して実施しました。残った丸太は、イノシシ対策として、外周フェンスの下部にくくり付けることにします。
開墾が全く進んでいないため、今日は再び開墾と苗の植え付けを行っています。
さて、3月は、重要な交渉事を進める予定です。ガーデン西側の山林の取得です。この山林は、ガーデンの借景となるだけに、私はガーデンの開墾が進む前に、何とかしたいと考えていました。さらにこの山林は、ガーデンの方向付けを決定する重要な意味を持っているのです。
昨年3月、私は偶然、京北の道の駅(ウッディー京北)で知り合ったSKさんという昆虫学者宅(京北)を訪問しました。目的はブナの苗木の入手です。SKさんは、昆虫の研究のため、自宅の庭にブナの苗木をたくさん育てられており、そのうちの不要な苗木を譲っていただきました。SKさんはブナの観察記録をこまめに取っておられましたがぼちぼち記録をやめようと思っているとも話されました。70歳を超えているからでしょう。
私は、SKさんの育てたブナを、ガーデン西側の山林に移植したいと考えています。西側山林は現在、ヒノキの林となっています。これをすべて伐採して、ブナを中心とした森に造り変えるつもりです。これが実現できれば、私はガーデンの名称を「ブナの森ガーデン」としたいと思います。日本で唯一のブナ林を借景とするガーデンの誕生となります。
この実現には、越えなければならない壁がいくつもあり、山林取得の資金、等々課題だらけですが、とにかく交渉を始めようと思います。 ブナの話をし始めると、どんどん話が長くなってしまいますので、本日はこの辺で。
ではまた。
京北のガーデンにて。
小田木 一富
2021年2月7日 1月のガーデン便り「苗の植え付け」
これから、毎月のガーデンでの実績まとめを、ガーデン便りとして残していこうと思います。読者の皆さまにも一読いただきたく、しばし、お付き合いください。
昨年秋からずるずると引きずっていた大量の苗、球根の植え付けを1月末までにほぼ終えることができました。本来ならば、12月初旬までに終わらせる必要がある仕事ですが、2か月の遅れです。 ラナンキュラスラックスの根っこ、ユリの球根が一番後回しになりました。ラナンキュラスラックスは寒さには強いはずですが、昨年秋より芽を出していた株は、12月末から正月の寒波で、マイナス9℃まで気温が下がった影響で、地上の葉はすべて枯れてしまいました。けれど、根っこは生きていました。新たな芽が、今、出てきています。ただ、まだ出てきていない株もあり、すべてが生き残ったのかどうかは、わかりません。1月に植え付けた株は、芽がわずかにでていたものと、乾燥保管してまったく芽が出ていないものがありますので、これからどうなっていくのか、見ていきます。
ユリの球根は、今回80球以上、植えました。イノシシの大好物ですので、防獣フェンスの下部の補強を行わなければなりません。これは2月中に行うべき仕事です。
今、せっせと2年前に伐採した50本以上のスギの木の枝の処理をしています。山積みになっていた状態から、枝や丸太を取り出し、丸太は防獣フェンスの下部に針金で固定して、イノシシ対策の補強に使います。2年間放置していたので、スギの葉の部分は、堆肥になりつつあります。残った枝は焼却しています。野焼きは、農業、林業関係者には許可されていますので、一応、私も農業関係者であるということにして野焼きを行っています。すべての処理にはまだ、10日間以上かかります。
フェンスの補強も行わなければなりません。 それ以外の仕事も、たくさんありますので、優先順位をつけて、やる必要があります。水はけの悪いところに暗渠(あんきょ)を設置する、U字溝のコンクリート補強、建物の周りにコンクリートを打つ、等々。3月までにできるかな、という感じです。
ガーデンの植物はまだほとんど咲いていません。が、少しずつ春の兆しが出てきました。ネコヤナギのモフモフ、梅のつぼみのふくらみ、そしてロウバイが咲き始めました。
昨日は、3月のように暖かかったのですが、再び寒波は来るのでしょうね。
ところで、コロナの影響は、どうですか?
私のアルバイト先は医療法人ですので、私自身へのワクチン接種が、早ければ2月となりそうです。早めに接種するに越したことがないと思いますので、ワクチン接種の希望を出します。
以上、長々と書き、申し訳ありません。ではまた。
京北のガーデンにて
小田木 一富
2020年12月31日 2020年の進捗状況「建物第一期工事とイノシシ猛襲」
コロナの中、大変な状況が続いています。
2020年は、私にとっても大変な年でした。京北のガーデンの開墾は、まだ、4割の面積の開墾をやっと終えた段階です。
1月、建物の第一期工事をスタートさせました。
私自身、2月からアルバイトを月、水、金とやり始めましたので、京北に通うのは、週の火、木、土、日の4日間だけとなり、開墾に使える時間がかなり減ってしまいました。アルバイトは、老人介護デイサービスの送迎車ドライバーをやっています。なかなか気を使う仕事ですが、常に安全を心がけてやっています。ガーデンの仕事とは、まったく違いますが、お客様への対応は勉強になります。
ガーデンは、建物の第一期工事が5月に終わり、やっと水洗トイレが使えるようになりました。内装工事は、第二期工事で銀行融資を受けてからとなります。
6月の梅雨の時期に、イノシシの侵入を5回も許してしまいました。都度、防護柵を強化するのですが、敵は脆弱な部分を突いてきます。かなりの植物が被害を受けたため、開墾進捗は、2か月以上遅れてしまいました。これも、勉強と思って、対応しています。
やらなければならないことは山盛りあり、ひとつひとつこなしていくしかあのません。ガーデンオープンの計画は、もう1年ずらして、2023年4月を目標にします。これでもけっこうハードなスケジュールだと思っています。
コロナに負けず、頑張っていきましょう。
2019年12月31日 2019年の進捗状況「開墾事始め」
今日は2019年の大みそかです。
この一年、京北の土地の開墾作業に追われる毎日でした。
まず行ったのは、土地周囲に植えてあったスギの伐採です。これは自分でできないので、京北森林組合に依頼しました。
次に行ったのは北側の土地と、西側の土地との段差を、緩やかな斜面にする工事です。近くにお住いのKさんに重機を使って行ってもらいました。
そのあとは、自力での開墾となります。ススキ、カヤツリグサなどの強力な根っこをツルハシで除去し、大きな石を取り除き、たい肥を入れ、苗を植えるという作業をコツコツと一人でやっています。機械でできない作業なのでなかなか進みません。ツルハシの使いこなしには、だいぶ慣れました。
8月に待望の井戸の掘削工事を行ってもらいました。自分でポンプを据え付け、水道管をガーデンに伸ばして、散水ができるようにしたことで、川からの水くみを行わずに済むようになりました。
植物を植えなければならない面積はざっと700坪ありますが、年末までで、まだ三分の一の植え付け完了にとどまっています。
退職時の宣言では、ガーデンオープンを2020年4月としていましたが、全く甘かったですね。創業計画は変更せざるを得ず、どんなに早くても2022年4月オープン、もっとかかるかもしれません。
購入した土地に昭和47年建築の鉄骨平屋倉庫があり、それをカフェ兼社屋に改装しようと、2月から設計事務所とやり取りをしていましたが、私の資金があまりに足りないため、工務店の1社目には辞退されてしまい、年明けに2社目の工務店と設計事務所とで現地打ち合わせをします。自己資金内での改装しかできず、屋根工事、外観塗装、浄化槽・トイレの設置だけになりそうですが、この第一期工事ができれば一歩前進です。
植え付けた植物は既に100種を超えています。夏を乗り切れず枯れたもの、水はけが悪いところに植えて枯れたもの、鹿とイノシシの侵入で枯れたものも相当あります。厳冬期を乗り切れるかどうかも心配です。
けれど、今もすくすくと育っている苗もあり、春が楽しみでもあります。オープンまで、まだまだやることがいっぱいあります。長いようであっという間でしょうね。課題山積みの大みそかですが、来年も引き続き頑張っていこうと、決意を新たにしている次第です。