ガーデン便り

2021-05-06 13:03:00

2021年5月6日 4月のガーデン便り「父とガーデン」

4月のガーデン便りです。

 

41011日と、私の父がガーデンに来ました。89歳で耳が少し遠くなりましたが、まだまだ元気です。父もガーデン好きです。亡き母と一緒に長野白馬のホテルサイトウに連れて行ったのがきっかけで、大町のラカスタナチュラルヒーリングガーデンを教えてもらい、ガーデンの心地よさに、はまってしまったのです。何回か、ラカスタに通ううち、そこのガーデナーのHMさん(季節社員さん)と仲良くなり、今は、年賀状とメールをやり取りしています。コロナのため、残念ながら昨年はラカスタには行けていません。 長野に連れていけない代わりに、昨年秋から、京北に来てもらうようにしています。

2021.04.10_父と_IMG_9404_s.jpg 

父にはその時々のガーデンの植物を見てもらい、そのあとはもっぱら草取りを手伝ってもらっています。何しろ雑草の勢いはものすごく、私一人が週4日、京北で草取りをしても、まったく追いつかない状態です。雑草、恐るべし、です。

 

夕方は車で15分のところにある温泉へ連れていき、夜はガーデンの建物に泊まります。夜の星空のきれいなこと、京北の良さですね。

 

父が元気なうちに、ガーデンをオープンできるとよいのですが。進捗はなかなか進まず、やることは山盛りの状況が続いています。

 

ガーデンはまもなく一番良い季節を迎えます。すでにチューリップは散ってしまいましたが、今は黄色のセンダイハギが満開です。チューリップ・クイーンオブナイトは、蓼科のバラクライングリッシュガーデンが好んで使っている品種で、私もこの品種は好きですね。来年は、植え付ける球根の数を3倍くらいに増やしたいと思っています。チューリップは毎年球根を購入する必要がありますが、4月の花としては、必須のアイテムですね。

2021.04.25_チューリップ・クイーンオブナイト_IMG_9484_s.jpg チューリップクィーンオブナイト

2021.04.25_センダイハギ_IMG_9501_s.jpg センダイハギ

さて、西側の山林のブナ林改造計画の進捗ですが、不動産屋のアドバイスで、地権者と面識があるのであれば、直接交渉したほうが良いとのことでした。まず、地権者のおひとりである、Yさんとコンタクトを取りました。話は分かったが、分筆するとなると測量が必須でものすごく費用がかかるよ、と言われました。であれば、賃貸でも構わないですよ、と私は返事をしたところ、もう一人の地権者との山林の境界が不明なので、ちょっと時間をくれとのことで、今はまだその調査結果待ちとなっています。 いずれにせよ、お二人の地権者から、山林を借りたうえで、ヒノキの伐採をこれから進めていきます。山林の周囲にシカ、イノシシよけのフェンスを設置し、秋にはブナの植林を進められるようにしなければなりません。これができれば、晴れて「ブナの森ガーデン」の呼称を使うつもりです。まだまだ先は長いですが、やればできる、との思いで進めるしかありません。

 

ガーデンに移植したブナの芽吹きが4月後半から始まりました。ブナの芽吹きは私の大好きな景色です。

 2021.04.25_ブナの芽吹き_IMG_9509_s.jpg ブナの新緑

  

ところで、コロナが大変な状態になってきましたが、私はワクチンの第1回接種がやっと終わり、5月中旬に第2回の接種を受けます。

ではまた。

京北のガーデンにて。

小田木 一富