ブナの森ガーデンについて

ブナの森ガーデンについて

ブナの森ガーデンには、まだブナの森はありません。現在、ガーデン内の苗床で、種から育てた苗木を育苗しており、借景となる森に順次植樹中です。

ガーデン内には、私が十数年前に、京都市左京区の八瀬で借りた畑で、種から育てた一本のブナの木があります。八瀬からこの京北の地に移植しました。毎年新緑が芽吹き、移植前の元気を少しずつ取り戻しつつあります。

私は、2018年に、京都市右京区京北田貫町のこの土地を紹介されました。ここには朽ち果てた倉庫が立ち、建物の周囲はススキが生い茂る荒地、背景の山はヒノキとスギの植林ですが、あちこちでツルが木にからみつき、荒れた山となっていました。しかしながら、私はこの土地に、ガーデンをつくりえるポテンシャルを感じたのです。

2019年、定年退職した私はこの土地の開墾をスタートさせました。すでに足掛け5年が経過しましたが、まだ、ガーデンオープンに至っておりません。ガーデンオープンの目標は、2025年4月としていますが、いくつもの課題があり、オープンの時期は今だ流動的です。

森づくり、ガーデンづくりに完成形はありません。宿根草は、気候の変動などにより、年によってその状況がどんどん変わります。夏の暑さで枯れるもの、冬のマイナス15℃に耐えられなかったものも多数あります。新たに植えた苗木が森を形成するためには、少なくとも数年はかかります。大樹となるには、さらに10年、20年の歳月が必要です。

私は、ここに集う若い人たちといっしょに、ガーデンをつくり、森をつくり、カフェを準備し、お客様から頂いた収益で、ガーデンを充実させ、多様性のある落葉広葉樹を主体とする森づくりをさらに進めていきます。この5年間は、私一人だけで進めてまいりましたが、事業化を加速させるためには、皆様のご支援が必要です。

私の趣旨にご賛同いただける方々、まずは、ボランティアとして、いっしょにガーデンづくり、森づくりをやりませんか。そしてまた、志のある若い人たちは、ぜひ、このガーデンに集い、私とともに汗を流し、このガーデンを訪れるお客様にやすらぎと感動を与える仕事をいっしょにやりませんか。月々のガーデンの状況を、ガーデン便りにまとめております。まずはご一読いただければ幸いです。

 

2023年5月4日(※2024年3月27日 部分改訂)

ブナの森ガーデンにて

小田木 一富