ガーデン便り
2023年7月6日 6月のガーデン便り「マメコガネ襲来」
6月のガーデン便りです。
6月上旬を過ぎた頃から、新たな難敵がガーデンに登場し始めました。マメコガネです。6月後半になってからは、連日100匹以上を殺虫剤で駆除していますが、駆除しても駆除しても、次々と飛来してくるものですからたまりません。7月になっても、まだ、飛来は続いています。彼らは、植物を食い荒らす害虫です。好物は、バラの花びらと葉っぱ、ハギ、サクラ、プルーン、アンズ、ハクロニシキ、ネコヤナギ、シラカバ、ヒペリカムなどの葉っぱです。雑草のヤブガラシの葉っぱもよく食べます。
気が付くとあっという間に、植物が丸坊主にされてしまいます。いずれにせよ、見つけたら駆除して、少しでも来年につながる卵の産み付けを阻止しなければなりません。ガーデンの周辺に食草がたくさんあるのだと思いますが、それが何かは、よくわかりません。まあ、私のできることは、朝夕のガーデンの見回りと殺虫駆除をひたすらやるだけです。マメコガネ、恐るべしです。
6月は蛍のシーズンです。京北でも、あちこちでゲンジボタルが飛び交います。6月17日、18日と父がガーデンにやってきましたので、夜、近くの川まで、蛍を見に行きました、府道から田んぼ道に入ると、さっそくゲンジボタルが飛んでいます。川の土手を過ぎて、小さな河原に降りると、無数のゲンジボタルが川の上を乱舞していました。ざっと見ても50匹以上はいるでしょうか。今はこのようにホタルが乱舞する場所は、田舎しかありませんね。京都市内の市街地でも、川のそばでわずかに見ることはできるのですが、とても乱舞というところまではいきません。満天の星とゲンジボタルの乱舞をしばし楽しみ、京北の夜を満喫できました。
ガーデンでは、夏の花々が、次々に開花しています。ホタルブクロは6月に咲く花です。地下茎で伸びていくので、群落が形成されます。ガーデンでは、ほかの種類の植物の勢いが強い場合、そちらに押されて群落が制限されてしまう場合があり、植物群としてどうしていくかは、ガーデナーの腕の見せ所でしょう。私の場合、ほぼほったらかしにしたままですので、もう少しレイアウトを考えながら、不要な植物の除去を進めなければならないと思っています。ホタルブクロの仲間には、カンパニュラプンクタータもありますので、ガーデンのあちこちで、それぞれの群落を形成できたらと考えています。
ヘメロカリスは、何種類かをあちこちに植えているのですが、株が大きくなってきて、よく咲くようになりました。黄色が主体ですが、オレンジ色や紅色など、咲く時期も少しずつずれており、日々、いろいろと楽しめます。6月から7月の重要な植物ですね。
ウツボグサは、水はけの悪い場所を好む植物です。私は、それにハタと気が付き、2年前から、自生していたウツボグサをガーデンの最も水はけの悪い場所に移植しました。それが功を奏し、ウツボグサの大きな群落ができあがりました。背丈は低いのですが、群落として咲くと見事ですね。
ところで、ボランティアの集まり具合ですが、案の定、全然集まりません。次回ボランティア集合日は、8月5日(土)にしようと思っていますが、かなり暑いので外の作業は行わず、ガーデン見学会と、昼食でのフリートークだけのイベントにするつもりです。暑さに慣れていない人がいきなり炎天下での作業は無理があります。熱中症になる確率がかなり高くなります。私はいろいろな方々の意見を聞きたいので、お弁当を提供し、自由にディスカッションする機会としたいと思います。一人でも参加者があれば実施します。
本日12時45分の気温は28.7℃。天気は晴れです。午後からは、炎天下の中ですが、ガーデン南側駐車場予定地の草刈り作業の続きを行います。熱中症には気を付けて対応します。
ではまた。
ブナの森ガーデンにて
小田木 一富