ガーデン便り

2022-12-29 12:39:00

2022年12月29日 12月のガーデン便り「冬の作業」

12月のガーデン便りです。

 

いつもより早めですが、本日29日が京北での仕事納めです。明日は、デイサービスの仕事を終えた後、夜、帰省します。かみさんは実家に帰っています。

 

今年の京北の雪の状況ですが、24日に初積雪10cmとなりました。今回は根雪とならず翌日には、日陰部分を除いて、大半が溶けてしまいました。おかげで、ガーデンの作業としては助かっています。

 

懸念事項であった西側の山の再造林ですが、なんとか期日に間に合わせることができました。防獣フェンスのアンカー打ち込みを123日に完了したので、124日から、ヤマザクラの苗木の植え付けをスタートしました。一日50本ぐらい植えたいと思ったのですが、とんでもない。40本も植えることはできませんでした。

単に穴を掘って苗木の根っこを埋めるだけではだめです。岩盤の石が残っている場所では、ツルハシを使用しても穴掘りに時間がかかります。さらに肥料分の全くない土であるため、腐葉土成分を含む黒い土を別の場所から持ってきて、苗を植えていきました。その後、水をかけないといけないのですが、山からの湧き水はちょろちょろとしか流れておらず、最初はそれを汲んでかけていましたが、効率が悪いので、ガーデンのホースからジョウロへ水を汲み、それを山に運んで水かけを行いました。

2022.12.18_ヤマザクラ植え付け_IMG_1382_s_tri.jpg ヤマザクラの植え付け

260本の苗をすべて植えることができたのは、1220日、その後、報告書(現場写真)をまとめ、日報と一緒に22日に京北森林組合へ提出しました。ヤマザクラの植え方は、林道に沿った部分とガーデンの借景になる部分とでは、単位面積当たりの密度を変えました。借景となる斜面は、かなり粗く植えて、来年秋以降にブナ、ミズナラ、トチ、ホウを植えるスペースを確保しています。林道沿いは、単純に桜並木としました。今後の成長によっては、少し間引く必要があるかもしれません。

10月から3か月間、ほとんどの時間を山仕事に費やしたことになります。完了できてやれやれ、ということですが、まだまだ山の整備にはやることがいっぱい残っています。しかし、今はそれよりも、山仕事のためできていなかったガーデンの仕事をやらなければなりません。

 

真っ先にやったのは、エントランスガーデンに植えているキョウチクトウの雪囲いです。山に残されているヒノキの枝で杭として使える部分を持ってきて、各苗ごとに、3本の杭を周囲に打ち込み不織布でぐるぐる巻きにして麻ひもで固定しました。12月の最低気温が-67が続いていた時があったため、すでに葉の大部分にダメージをおってしまいました。果たして、この処置で冬を越えられるかどうかはわかりませんが、他に方法もありませんので、これで様子を見ます。

ガーデンの中に植えてあったレモンの木ですが、こちらも霜で葉っぱが枯れてしまいました。去年は寒さに耐えていたのですが、寒さの加減が今年のほうがきつかったのでしょうか。まだ幹の部分は生きていますので、こちらも不織布で雪囲いをし、根の周りは落ち葉とワラで保温しました。

宿根草のアメジストセージも、寒さで根がダメになってしまいますので、同様に落ち葉と枯草、ワラで根の周囲をマルチングしました。このほか、昨年はダリヤの根っこの保護は行わずにダメにしてしまったことを反省し、ダリヤの根っこ(球根)をすべて彫り上げ、建物内で落ち葉でくるんで段ボール保管するようにしました。

 

植え付け待ちの球根と苗もまだまだたくさんあります。チューリップ、アリウムギガンチウム、ユリ、の各球根。カンパニュラメディウムの苗、エキナセアの苗、その他いくつかの宿根草の苗たち。アジサイなど、挿し木で増やした苗、買ってきたバラなどの苗。すべてを植え付けるまでには、1か月から2か月かかります。

本日は手始めにチューリップを植え付ける予定です。午前中に植え付け場所の草取りをしましたので、なんとか今日中に植え付けできる分は、完了してしまおうと思っています。

2022.12.13_冬のバラ(品種不明)_P1050323_s.jpg 2022.12.13撮影 冬のバラ

本日12時の気温は5.5。天気は曇りときどき晴れです。

 

ではまた。

京北のガーデンにて

小田木 一富