ガーデン便り

2026-11-03 12:45:00

2026年11月3日 10月のガーデン便り 「若人集まれ」

10月のガーデン便りです。 

本日は11月3日水曜日です。天気は曇り時々晴れです。ガーデン作業にはちょうど良い気候です。じっと同じ場所で作業をしていると、いままでは蚊が寄ってきたのですが、今はもう蚊はいません。それだけ秋が進んできたということです。 

2026.10.15_秋のガーデン_P1580049_s.jpg 10月15日撮影 秋のガーデン

さて、先月末に、求人ぺージをアップしました。また、お知らせとして、求人応募方法についても説明いたしました。この情報を待っていたみなさん、もう見ていただけたでしょうか。

先月のガーデン便りで、10月下旬に人材募集のお知らせを出しますよ、としていましたので、何とか約束は守れました。今回は、ここで、もう少し具体的なお話を少しだけしたいと思います。

 

ガーデンの仕事は、みなさん、どのように思っていますでしょうか。ガーデンに来るお客様に、花を見ていただくということは、実はとんでもなく大変な作業が発生するのをご存じでしょうか。私は、いままで、一人でやってみて、とてもではないが一人では到底お客様にお見せできるガーデンはできないという境地に至っています。週4日、ガーデンに通っていますが、一人でコツコツやるだけでは、750坪のガーデンと700坪の山のエリアの維持は不可能なのです。それほど、植物の成長は速く、雑草の成長速度は恐るべきスピードなのです。

特に春から夏にかけて、苗を植え付けて一週間もすれば、すぐに草が生えてきます。二週間たてば、下手をすると苗よりも雑草の方が背が高くなっていたりします。雑草に対して抵抗力のある園芸種の苗であれば、周りを雑草に囲まれてもそれに耐えて成長しますが、そうではない抵抗力のない苗は、すぐに枯れてしまいます。私はこんな失敗ばかりやって来ましたので、これまでまともに育った苗は50%もありません。これは事実です。ですからガーデナーの力が必要です。ガーデナーになりたいと思っておられる皆さんのマンパワーが必要なのです。

ただし、私はガーデンの経営をしなければなりません。ガーデナーを数名、社員として採用したいのですが、初年度は知名度が低くなかなかお客様が来てくれないでしょう。人を雇用するということは人件費が発生します。その人件費をカバーするために必要な入園料収入を確保しなければ、ガーデンはつぶれてしまいます。

ですから、事業計画を立てて、入園料収入を予測し、それに見合った固定費の範囲内で人を雇用するしかないのです。

はっきり申し上げると、初年度の正社員採用は2~3名のみです。それ以外は春、夏、秋に限定してのパート・アルバイトでカバーするしかありません。私は、現時点でどれくらいの人数の応募があるのか全く分かりません。ですが、私のガーデン便りを読んで、ブナの森ガーデンって何かおもしろそうと思った方、ガーデンで働きたいな、と思った方、よく考えて、自分の志に方向が合っているなと思ったら、ぜひ、応募してください。ブナの森ガーデンで働くことは、間違いなく、仕事に対しての生きがい、やりがい、を提供できると思っています。

初年度は経営的に厳しいので、給与も大企業並みとはいきません。けれど、働く皆さんのがんばり次第で、2年目は、もっとたくさんのお客様が来ていただけるものと、私は確信しています。経営が黒字化できれば、利益は従業員の給与に還元します。大企業で歯車のひとつとして働くよりも、よっぽど楽しいと思いますよ。私は、60歳の定年まで、大企業のエンジニアとして働いてきました。だから、そのことが痛切にわかるのです。社員が自分の生きがい、働きがいを感じることができる魅力的な会社に、ブナの森ガーデンを育てていきたいと思っています。お客様の笑顔に直に接し、自分の考えたことが即実現できる会社、そういう会社を目指します。

正社員と同時にパート・アルバイト勤務形態の方も募集します。いずれも2027年3月中旬よりの勤務が条件です。ガーデンの知識もなく、全く未経験という方でもガーデナーを目指すことは可能です。ただし、一年間は見習いとしてパート・アルバイト勤務形態での採用です。一年後、力量の習得レベルを判断し、社員登用するかを決定します。

 

この一年の社会情勢を見ているとAIが急速な勢いで、進化していっています。今のままでは、ホワイトカラーの仕事はほとんどAIが行うようになっていくでしょう。そうなると、手に職を持つ、技能を持つということが、これから生きていくうえでとても重要になってくると思います。ガーデンの仕事はAIにはできません。受付ロボットぐらいはガーデンで採用することになるとは思いますが。ガーデナーとしての技能は、AIに取って代わられることはありません。一生の仕事として、ガーデナーの仕事は続くと思います。

ガーデンは私一人ではオープンできません。いろいろな方々の協力を得て、従業員となる方の力を集結して初めてオープンに至ることができます。まだまだ、いろいろな山を越えていかなければなりません。それでも、私は、その山を皆さんといっしょに越えていきたいと思っています。

人材募集のエントリーシート受付締め切りは11月末としておりますので、ぜひともご検討いただきたく、よろしくお願い申し上げます。

 

さて、ここで訃報です。京北在住の昆虫学者SK先生が9月15日に亡くなられました。御年78歳、心筋梗塞で急に亡くなられたとのことです。私はこのご連絡を奥様よりはがきで頂戴したとき、大変驚きました。SK先生に最後に会ったのは、昨年の4月末です。京北の道の駅ウッディー京北で、ちょうど先生が、販売用の苗を道の駅に運び込んでいるときでした。立ち話をしただけですが、SK先生が入院されていたこととか、クリンソウの種からの栽培についてとか、ブナの森ガーデンにノウサギが侵入してブナの苗を食べられたとか、短時間ですが、いろいろとお話しました。

SK先生は、以前、一度だけですが、ガーデンに来ていただいたことがあります。その時は山のエリアも含めてご案内し、ブナやミズナラの植林場所について、アドバイスをいただきました。SK先生は、ブナの栽培についても詳しく、私にとって、大切な師匠でした。ただただ、残念でなりません。

先日、奥様に電話しお悔みを申し上げた後、SK先生が昆虫の研究用に育てられていたブナはどうなりましたかと尋ねたところ、まだ、あるとのことでした。12月ごろまでには苗床はすべて更地にしてしまうとのことでしたので、私は、ブナをゆずっていただきたい旨お願いし、さっそくSK先生宅に伺いました。

苗床には、20本ほどの大きく育ったブナの鉢植えがありました。すでに鉢底から地面に根が張っており、一部は伐採され、一部は鉢ごと倒された状態となっていました。ほとんどが高さ5m越えまで成長していたので、移植はとても無理かと思いましたが、まだ、その中から比較的小さな苗、元気なブナが何本かありましたので、車に積むことができる大きさのものだけ、6本ほど、いただくこととしました。ブナ以外にも、先生が育てられた山野草の苗と、クリスマスローズの苗を2トレイ分いただきました。

先生の遺影にあいさつした際、若いころの先生は笑顔で微笑んでおられました。先生の育てた苗、大切に育てますとお参りした後、先生宅を後にしました。ガーデンがオープンしたら、奥様にはぜひ、名誉会員としてガーデンに来ていただきたいと思っています。

私はガーデンのエントランスゾーンに、先生のブナ2本を早速移植しました。大きく育ってくれると良いのですが。今後、注意深く観察していかなければなりません。

 

では、10月のガーデンの開花状況です。 すでに、インスタグラムで動画をいくつかアップしておりますので、まだご覧になっていない方は、ぜひ、そちらも見てください。以下の花の説明文は、インスタグラムの文面を再構成していますので、重複する分はご容赦ください。

 

10月1日、コルチカムは秋に球根から直接花茎が伸び、花を咲かせます。花はとてもきれいなのですが、球根に毒性があり、取り扱いには注意が必要です。

2026.10.03_コルチカム_P1060640_s.jpg 10月3日撮影 コルチカム

コルチカムの花茎はとても弱く、私は周囲のクラウンベッチのツルを除去するだけで数本の花を折ってしまいました。せっかく花を咲かせたのに申し訳ない気持ちです。秋に花だけがすっと伸びて咲くコルチカム。耐寒性、耐暑性ともに強く、ほったらかしでもよく花を咲かせます。早春に新芽が伸び、葉が6月ごろまで茂ります。

2026.10.01_スイフヨウ_P1570418_s.jpg 10月1日撮影 スイフヨウ

2026.10.01_タイタンビカス_P1570452_s.jpg 10月1日撮影 タイタンビカス

2026.10.01_ダリアガッツァリア_P1570423_s.jpg 10月1日撮影 ダリアガッツァリア

2026.10.01_シオン_P1570459_s.jpg 10月1日撮影 シオン

2026.10.01_ヨメナ_P1570442_s.jpg 10月1日撮影 ヨメナ

10月3日、ジンジャーリリーはショウガ科ハナシュクシャ属の多年草です。ショウガとは異なり、食用としての利用はできません。寒さにあまり強くないため、冬は根っこを室内で保管します。

2026.10.01_ジンジャーリリー_P1570468_s.jpg 10月1日撮影 ジンジャーリリー

2026.10.03_オオケタデ_P1570514_s.jpg 10月3日撮影 オオケタデ

2026.10.03_タカサゴフヨウ_P1570485_s.jpg 10月3日撮影 タカサゴフヨウ

2026.10.03_ゴールデンピラミッド_P1570488_s.jpg 10月3日撮影 ゴールデンピラミッド

 

10月6,8日、秋に咲く花、アスター。ガーデンの目立たない所にひっそりと咲いていました。花が終わったら、もう少し目に入る場所に植え替えます。

2026.10.08_アスター_P1570604_s.jpg 10月8日撮影 アスター

野菊のひとつであるヨメナ、当ガーデンではもともとの自生種です。薄紫色と白色の二種が咲いています。

2026.10.08_ヨメナ薄紫花_P1570623_s.jpg  10月8日撮 ヨメナ薄紫花

湿地を好むミゾソバ、一応、当ガーデンでは雑草の扱いとしていますが、ピンクのコンペイトウのような小さな花は、とてもきれいです。

2026.10.08_ミゾソバ_P1570670_s.jpg 10月8日撮影 ミゾソバ

2026.10.06_アカトンボ_P1570584_s.jpg 10月6日撮影 アカトンボ 

2026.10.08_シュワブローズクラリス_P1570620_s.jpg 10月8日撮影 シュワブローズクラリス

2026.10.08_シュウメイギク_P1570638_s.jpg  10月8日撮影 シュウメイギク

 

10月10,11日、今シーズン初めて、ガーデンにアサギマダラがやって来ました。朝、ガーデンに行くと、フジバカマのところに2頭のアサギマダラがいることに気が付きました。1頭はすぐに飛び立ってしまいましたが、もう1頭はじっくりと花の蜜を吸っており、やはり、お目当てはフジバカマですね。

 

他の花、ブッドレアなどのところにも行くのですが、結局、すぐにフジバカマのところに戻ります。ちょうど、ピンクのフジバカマが咲き始めたばかりで、ぼちぼちアサギマダラが飛来しないかな、と思っていた矢先でした。たっぷりと蜜を吸って満足したのか、10時半ごろ、アサギマダラは上昇気流に乗って旅立っていきました。

2026.10.15_アサギマダラとフジバカマ_P1580103_s.jpg  10月15日撮影 アサギマダラとフジバカマ

2026.10.10_タイタンビカスとウマオイ_P1570724_s.jpg 10月10日撮影 タイタンビカスとウマオイ

2026.10.10_フクシア_P1570742_s.jpg 10月10日撮影 フクシア

2026.10.10_ホトトギス_P1570717_s.jpg 10月10日撮影 ホトトギス

 

10月13,15日、キンモクセイの心地よい香りがガーデンに漂ってきます。

2026.10.13_キンモクセイ_P1580006_s.jpg 10月13日撮影 キンモクセイ

2026.10.13_バラ プリンセスヴェールP1570820_s.jpg 10月13日撮影 バラ プリンセスヴェール

アサギマダラの飛来が続いています。15日には、3頭がご来園。そのうち1頭は、フジバカマだけでなく、ブッドレアにも1時間ほど滞在していました。ブッドレアの蜜がおいしかったようですね。

2026.10.13_フジバカマ_P1570833_s.jpg 10月13日撮影 フジバカマ

2026.10.15_アサギマダラとフジバカマ_P1580145_s.jpg 10月15日撮影 アサギマダラとフジバカマ

2026.10.15_アサギマダラとブッドレア_P1580136_s.jpg 10月15日撮影 アサギマダラとブッドレア

2026.10.15_ラベンダーセージとキタキチョウ_P1580059_s.jpg 10月15日撮影 ラベンダーセージとキタキチョウ

秋が少しずつ深まっていきます。

 

10月17,18日、10月も後半に入り、花の数もどんどん減ってきています。これから開花するのはノコンギクと11月咲きのコレオプシスぐらいです。数少ない花の中から、My Favorite Things と題してまとめてみました。

2026.10.17_ブッドレア_P1580228_s.jpg 10月17日撮影 ブッドレア

2026.10.17_フロックス_P1580246_s.jpg 10月17日撮影 フロックス

2026.10.17_ペルシカリア_P1580242_s.jpg 10月17日撮影 ペルシカリア

途中で登場するウグイスに似た野鳥は、名前を調べると、メボソムシクイでした。ブッドレアと西洋ニンジンボクの茂みを行ったり来たり。虫を探しているのでしょうね。

2026.10.17_メボソムシクイ_P1580215_s.jpg 10月17日撮影 メボソムシクイ

2026.10.18_ボタンクサギ_P1580256_s.jpg 10月18日撮影 ボタンクサギ

音楽は、生田絵梨花のMy Favorite Thingsです。フルオーケストラをバックにすばらしい歌唱力を発揮しています。

 

10月20,22日、サンシュユの実が赤くなってきて、とてもきれいです。実は食べられますが、あまりおいしくはないそうです。

2026.10.22_サンシュユ_P1580406_s.jpg 10月22日撮影 サンシュユ

2026.10.22_ムラサキシキブ_P1580347_s.jpg 10月22日撮影 ムラサキシキブ

2026.10.22_キキョウ_P1580356_s.jpg 10月22日撮影 キキョウ

2026.10.22_キキョウ_P1580359_s.jpg 10月22日撮影 キキョウ

2026.10.22_オオマツヨイグサ_P1580400_s.jpg 10月22日撮影 オオマツヨイグサ

2026.10.22_クレオメ_P1580323_s.jpg 10月22日撮影 クレオメ

2026.10.20_ホオジロ_P1580310_s.jpg 10月20日撮影 ホオジロ

ヒャクニチソウはまだまだ元気に花を咲かせており、深まりゆく秋を彩ります。

2026.10.20_ヒャクニチソウ_P1580300_s.jpg 10月20日撮影 ヒャクニチソウ

 

10月25日、雨が続いています。台風30号が温帯低気圧に変わり、秋雨前線の雨雲といっしょになって、北海道を除く日本列島で雨となっています。線状降水帯には、注意したいと思いますが、秋が深まるガーデンは、しっとりとして、雨もまたよし、という感じです。

2026.10.25_雨のフジバカマ_P1580432_s.jpg 10月25日撮影 雨のフジバカマ

2026.10.25_バラブラッシングノックアウト_P1580480_s.jpg 10月25日撮影 バラ ブラッシングノックアウト

2026.10.25_バラ恋いづな_P1580461_s.jpg 10月25日撮影 バラ恋いづなのつぼみ

11月咲のコレオプシスが咲き始めました。

 

10月29日、10月末ですので、花の数が非常に限られるようになってきました。11月咲のコレオプシスが少ない花の中で、ガーデンを彩っています。バラもわずかですがまだ咲いています。晩秋の花サザンカがけっこう咲きだしました。

2026.10.29_コレオプシス_P1580500_s.jpg 10月29日撮影 コレオプシス

2026.10.31_サザンカ_P1580560_s.jpg 10月31日撮影 サザンカ

2026.10.31_サザンカ_P1580566_s.jpg 10月31日撮影 サザンカ

2026.10.31_サザンカ_P1580562_s.jpg 10月31日撮影 サザンカ

2026.10.31_サザンカ_P1580577_s.jpg 10月31日撮影 サザンカ

エナガの群れが久しぶりにガーデンに登場です

2026.10.29_エナガ_P1580549_s.jpg 10月29日撮影 エナガ

 

10月31日、前回の動画でまだつぼみだったバラ恋いづなが、きれいに咲きました。

2026.10.31_バラ恋いづな_P1580587_s.jpg 10月31日撮影 バラ恋いづな

パイナップルリリーが晩秋に咲いています。夏の花なんですが、びっくりです。

2026.10.31_パイナップルリリー_P1580666_s.jpg 10月31日撮影 パイナップルリリー

2026.10.31_ルドベキアタカオ_P1580680_s.jpg 10月31日撮影 ルドベキアタカオ

2026.10.31_ノコンギク紫色_P1580642_s.jpg 10月31日撮影 ノコンギク紫色

2026.10.29_ノコンギク桃色_P1580535_s.jpg 10月29日撮影 ノコンギク桃色

2026.10.31_エキナセア_P1580673_s.jpg 10月31日撮影 エキナセア

2026.10.29_ホソバヒイラギナンテン_P1580529_s.jpg 10月29日撮影 ホソバヒイラギナンテン

ガーデンではジョウビタキがさかんに鳴くようになりました。冬が近いということです。

2026.10.31_ナンキンハゼの紅葉_P1580649_s.jpg  10月31日撮影 ナンキンハゼの紅葉

 

本日11月3日12時の気温は14.9℃、天気はくもり時々晴れです。

午後は、SK先生のブナの移植の続きの作業を行います。

 

ではまた。

ブナの森ガーデンにて

小田木 一富