ガーデン便り
2026年9月3日 8月のガーデン便り 「朗報」
8月のガーデン便りです。
本日は9月3日木曜日です。すでに2026年は8か月が過ぎてしまいました。ここの草刈りをやらなければ、あの苗をはやく植えなければ、この作業もしなければならない、あの剪定もやらなければならない、といろいろなことを思い浮かべるのですが、自分一人だけではもがくだけで、なかなか、進みません。けれども、一日一日の仕事をわずかでも進めることで、ガーデンもちょっとずつ改善していきます。
さて、表題に書いた朗報を、まずはお話しします。以前のガーデン便りでお話しした通り、建物内装工事を進めるためには、銀行からの融資の確保が必須条件でした。しかしながら、銀行からは融資不可の回答となり、このままでは、ガーデンをオープンすることは夢のまた夢。どうあがいても手持ち資金だけではここから先の景色を見ることはできないという状況におちいっていました。何か手はないかといろいろ考えましたが、お客様を呼べる最小限の条件(高額な浄化槽更新をあきらめるなど)で施設を整えスタートをと思っても、やはり、まだ全然資金が足りないのです。
結局のところ、何も打開策のないまま、8月を迎えました。もはや、頼みの綱は身内しかありません。私は、8月、父の初盆で浜松に帰った際、思い切って弟に相談してみました。
「捨てる神あれば拾う神あり」まさに、このことわざの通り、弟は、資金の融資をあっさりとOKしてくれました。しかも、最低限ではなく、必要な設備は入れるべきとの考えで、プラスαの資金を融資すると言ってくれたのです。
私は、とてもありがたく思いました。持つべきは兄弟です。「ブナの森ガーデン」の実現は、弟の支援なくしては実現できません。私は心より弟に感謝しました。弟は、この9月後半に休暇を取って京都・北陸方面に旅行に来るとのことで、真っ先にブナの森ガーデンに立ち寄りたいそうですので、大事なスポンサーにしっかりと今の現状を見てもらおうと思っています。
あまりに草ぼうぼうではお粗末ですので、今、草取り・草刈り作業を苗の植え付けと並行して実施しています。これには当然歩道の整備にも関わります。まずはテストで防草シートを敷いたうえに砂利と真砂土で覆い、どんな感じになるのかもテストします。時間はいくらあっても足りませんが、新たなる目標ができました。
さて、ガーデンオープンの時期ですが、2027年4月を予定します。これはまだ確定ではありません。大工さん他の職人さんの手配はこれからですので、うまくスケジュールが合うかどうかはまだわかりません。さらに、駐車場用地の残り2区画の土地が確保できていません。不動産屋のスークさんにはお願いしていますが、難航していますので、今後の方針について再度打ち合わせをしなければなりません。
それから、最大の課題は人材の確保です。工事のスケジュールが決まり次第、人材募集をホームページより始めますが、ガーデナー他の人材が集まるかどうか、これは最重要課題です。このホームぺージのガーデン便りを見て、ブナの森ガーデンで働きたいと思っているみなさん、ぜひ、人材募集のオファーに応募してください。初年度カフェは無しで行く事業計画ですので、調理員志望の方は、もう少しお待ちください。ガーデナー人材はチーフガーデナー候補として社員採用をいたします。ナチュラルガーデンでの正社員採用の機会は日本全国を見てもめったにありませんので、他の職能の方々も、我こそはと思う方は、ぜひ応募してくださいね。
自然を相手に働くことができる職場です。都会の喧騒から離れたいと思っている方、ぜひ当ガーデンで働くことを検討してください。京都市街地からは車で1時間ちょっとでガーデンに来ることができますので京都市内からは通えます。京都に住み、ガーデンで働く、どうでしょうか?
大企業で働くのも、確かに給料は高いでしょうけれど、小さなできたばかりのガーデンで働く、ものすごくやりがいだらけだと思いませんか? ご自身の人生を顧みて、本当に今の仕事でいいのか、よく考えてください。ブナの森ガーデンは、そこに集う若い人たちに、やりがい、働きがい、生きがいを提供します。
では、人材募集のオファーは、もう少しお待ちください。10月には出したいと思っています。
さて、次の話にチェンジします。
次の話、ブナの挿し木が成功したか失敗したかの話です。
6月25日、京都市内の自宅に植えて巨木になったブナの木からさし穂を12本調達、挿し木を実施しました。
その前に実施した1回目の挿し木は、西日に当たってしまい、すべてのさし穂が全滅したため、今回は西日が当たらないようにヤナギの日陰に苗床を置いて様子を見ました。残念ながら挿し木12本中、生存しているのは1本だけですというお話を先月しましたが、そして、その1本はどうなったと思います?
暑さで葉っぱは1枚しか残っていませんが、9月に入っても、まだ、生きています。しかも、なんと、来年用の冬芽がふたつ、葉が付いていた付け根から芽をだしています。写真をご覧ください。
結論、1/12、8.3%という極めて低い歩留まりですが、挿し木は成功しました。本当は、掘り出して発根の状況を写真に撮りたかったのですが、この暑さの中、これを行うと、苗を枯らしてしまうだけですので、やめました。もう少し気温が下がってから、移植をしようと思っています。
京都市内の真夏の高温に耐性を持つブナの木ですので、苗としては非常に京都になじむ苗となるはずです。うまくいけば、耐暑性を有するブナのクローン苗木をたくさん作ることができます。 挿し木方法については、もう少し、改善の余地はありそうですね。研究開発の可能性が存在します。
では、8月のガーデンの開花状況です。 すでに、インスタグラムで動画をいくつかアップしておりますので、まだご覧になっていない方は、ぜひ、そちらも見てください。以下の花の説明文は、インスタグラムの文面を再構成していますので、重複する分はご容赦ください。
8月1日,2日、ガーデンのユリの季節の最後を飾るトリは、オリエンタルユリ カサブランカです。白の花弁の堂々たる姿は、さすが女王という感じでしょうか。
タイタンビカスが真っ盛りとなってきました。直径が20cmを超える花弁がゆらゆらと揺れる姿は、まさに夏を彩る花ですね。花は赤のほか、白、ピンクなどが楽しめます。
8月1日撮影 バラ サイラスマーナー
8月4日,6日、ナツズイセン(リコリススクアミゲラ)は、梅雨入り前に葉っぱは枯れてしまい、8月になると、花茎だけがニョキニョキと伸びて、花を咲かせます。夏の暑い盛りに咲く花ですので、ガーデンとしてはよいアクセントになります。植えた場所によって、少し開花の時期が変わります。
7月上旬から8月上旬の間に撮影した特選映像を、2026 midsummerの表題でまとめました。
バックに流れる音楽は、服部克久の「夏は緑」です。こちらも名曲ですね。
登場する花の名前は、オリエンタルユリ、シャンデリアリリー、バラ、北山友禅菊、キキョウ、ヘメロカリス、ルドベキア、エキナセア、トリアシショウマ、ノラニンジン、ボタンクサギ、西洋ニンジンボク、コンカドール、オニユリ、フロックス、ヤブカンゾウ、タイタンビカス、ナツズイセン、ルドベキアゴールドストラムです。最後にホオジロも登場です。
8月11日、お盆の時期ですね。みなさま、今年のお盆はどうお過ごしでしたか。
ヒルザキツキミソウは草丈40cmほどの多年草です。淡いピンクと白の花を咲かせます。
コマツヨイグサは、ヒルザキツキミソウと葉っぱはよく似ています。可憐で小さな黄色の花(直径は2cmほど)を、夕方から咲かせ、翌日の昼にはしぼんでしまいます。
8月16日、京都は五山送り火、お盆が終わりました。私も父が昨年の秋に亡くなりましたので、今年は初盆、そのため、実家に帰ったりと忙しい日々でした。
ガーデンの花々を見ていると、亡くなった故人がなぜかしのばれます。今はすでに残暑、もうじき、暑い夏も終わります。
8月18,20日、レンゲショウマは、薄紫の上品で気品あふれる花を咲かせます。花の直径は3~4cm、うつむき加減にいろいろな方向を向いて咲きます。ゆらゆら揺れる涼しげな印象は、まさに、森の妖精です。
8月22,23日、ハナトラノオはフィソステギアともいい、よく見かける宿根草です。ありふれた花ですが、よく見るとなかなか美しく、一つ一つの花の形もユニークです。
背丈が高くなると花の重さで倒れてしまうので、ガーデンでは一回切り戻しをしています。
森の妖精レンゲショウマの花も、今シーズンはまもなく終了です。あまりのかわいらしさは、神様がガーデンにくれた贈り物ですね。
8月25,27日、サルスベリの花は、漢字で百日紅と書きます。文字通り夏から秋と長い期間咲き続けます。花をよく見ると、縮れたようなくしゃくしゃのフォルムの花びらで、その中心からおしべめしべが飛び出しています。
レンゲショウマの花は、今シーズンの見納めです。花は2~3日しか持ちません。はかない命ですが、可憐です。
8月29,20日、このところ大雨が列島各地を襲っています。27日には石川、富山、そして30日には福井の豪雨と、秋雨前線の移動によって、線状降水帯が停滞し、大規模な水害が発生しています。
当ガーデンは福井県に隣接する京都府の真ん中あたりの位置ですが、この土日、北部の秋雨前線の影響を受けて、短時間ではありますが線状降水帯が通過し、どしゃ降りの雨が降りました。
大した被害はありませんでしたが、あのどしゃ降りが1時間以上続いていたら、どうなることやら。ちょっと、ぞっとします。いろいろな対応策は持っておく必要がありますね。
本日9月3日12時の気温は24.8℃、天気は雨です。
ではまた。
ブナの森ガーデンにて
小田木 一富
















































