ガーデン便り
2026年8月2日 7月のガーデン便り 「酷暑のもたらすもの」
7月のガーデン便りです。
本日は8月2日、あっという間に8月です。どんどん時間が過ぎていきます。
連日の暑さ、たまりません。ここ京北は、京都市内よりは気温が3℃以上低く、まだましですが、さすがに30℃を超えると、作業は大変です。1時間も作業をすると、汗びっしょりになりますので、すぐに建物内に戻り休憩、クールダウンです。建物には冷房はまだありませんが、午前中は室温は30℃以下です。除湿器は動かしていますので湿度が低く過ごしやすい環境です。水分を補給し、塩分チャージのタブレッツをかんで体調を整えます。あまり疲れているときは、ソファーで昼寝をします。
7月にガーデンに来た時の気温の記録を振り返ってみると、35℃以上の最高気温となったのは、7月23日の1日だけでした。これは意外ですね。もっと京北でも猛暑日があったような気がするのですが、やはり、京都市街地よりは、はるかにすごしやすいということになるでしょうか。ちなみにその日は市街地では39℃を超えていたと思います。
さて草の勢いが止まりません。歩道の草を刈払い機で刈っても、1週間もすれば、すぐに草は茂ってきますので、しばらく放置していた歩道は、もう通れない状態です。このままではいかんと思うのですが、歩道の草刈りばかりやっているわけにはいきません。
何か簡単にできる除草の方法はないものかと、いろいろYouTubeを見ていると、ビニール除草というものがUPされていました。やり方は簡単です。草の茂っている場所をビニールで覆い、ビニール周囲を石などの重しで密閉し、何日間かしばらく放置して夏の太陽熱で草を蒸してしまうという方法です。
早速、実験してみました。歩道の一角を2m×0.9mのビニールで覆い、縁を石で密閉し、1週間以上そのまま放置しておきました。結果は見事に草は枯れました。ただし、縁側の空気が通いやすい部分の草はなかなか枯れません。また、ササやスギナなど、地下茎が地中深くにあるものは、地上部は枯れても、地下茎は生きています。さらに、ビニールで覆うためには、一旦、刈払い機で草を刈っておかないと、ビニールでうまく覆うことはできないということです。
いろいろ、課題もありますが、とりあえず草を刈った歩道の部分から、ビニール除草を進めてみようと思います。この8月が勝負ですね。涼しくなったら、この方法は使えなくなりますので。
続いて害虫の話です。7月は、ゴマダラカミキリの襲来が絶えません。この1か月で10匹ほどを殺虫駆除しました。
樹木の被害も発生しました。2019年開墾をスタートさせて間もなく植えたハクロニシキがどんどん弱ってきましたので、なぜだろうと根元を確認すると、根元が穴だらけになっており、手でぐらぐら揺すると、ぽきっと根元から幹が折れてしまいました。根を掘り起こしてみるとカミキリムシの幼虫が1匹出てきました。ゴマダラカミキリなのかはわかりません。幼虫の大きさからおそらくゴマダラカミキリ以上の大きさのカミキリムシであると推定されます。残念ですが、このハクロニシキは根っこからすべて除去しました。
一方、こちらも長年花を咲かせていたハマナスが7月に突然枯れました。根元を見ると、やはりカミキリムシと思われる穴があいていました。残念ですが、この木も撤去するしか方法はありません。また、ハマナスの苗を調達して植えるしかありません。
昨年ブナの枝の樹皮を食い荒らし、木の枝を枯らしてしまった大型のシロスジカミキリは、まだ、発見されていません。ゴマダラカミキリと同様、シロスジカミキリは要注意です。私は、カミキリムシは見つけ次第駆除していきますが、何せ、敵は羽をもっているので外から飛んできます。暑い夏の間、園内パトロールでの駆除は欠かすことができません。
ブナの話が出てきましたので前回のガーデン便りで報告した、ブナの挿し木テストですが、今回は西日が当たらないようにヤナギの日陰に苗床を置いて様子を見ています。残念ながら挿し木12本中、生存しているのは1本だけです。その1本もこのところの暑さで葉の周囲が枯れてきていますが、まだ、生きています。京都市内の真夏の高温に耐性を持つブナの木ですので、苗としては非常に京都になじむ苗となるはずです。うまくいけば、耐暑性を有するブナのクローン苗木をたくさん作ることができます。 もう少し様子を見て、苗として移植できるのかを判断します。
では、7月のガーデンの開花状況です。 すでに、インスタグラムで動画をいくつかアップしておりますので、まだご覧になっていない方は、ぜひ、そちらも見てください。以下の花の説明文は、インスタグラムの文面を再構成していますので、重複する分はご容赦ください。
7月2日、リシマキアファイヤークラッカーは褐色がかった赤紫色の葉が特徴的です。小さな黄色の花を今の時期に付けます。大変丈夫な性質で、適当に植えてもどんどん育ちます。暑さ寒さに強く、生育旺盛で、地下茎で増えていきますので、増えすぎには注意が必要です。
バラアダージョ、クィーンエリザベス、サンセットグローなど夏のバラがまだまだ咲いています。
5月末から7月頭までの厳選映像を、1分30秒にまとめて、インスタグラムにアップしました。表題は2026 Early Summer、バックの楽曲はスーパー登山部の「頂き」です。いつ聞いても彼らの楽曲は、素晴らしいの一言に尽きます。
7月7,9日、北山友禅菊は、チョウセンヨメナあるいはボルドーギクともよばれ、7月に開花します。京都市左京区の久多地区の北山友禅菊が有名です。この時期に同時に咲くのがキキョウです。友禅菊の薄いブルーとキキョウのブルーがよくマッチングします。タニワタリノキの花が咲き始めました。花の形はとなりのトトロに出てくるススワタリにそっくりですね。
7月11日、レモンイエローのヘメロカリス、品種名はわかりません。7月に咲くヘメロカリスの中では最もきれいですね。蒸し暑い夏の中で優雅に風に揺れるこの花を見ていると、なぜか涼しさを感じます。
7月14,16日、ネムノキの花は、夕方に開き、翌日の午前中ぐらいまではそのまま咲いています。白から桃色のグラデーションの花がゆらゆら揺れる様は、何とも涼しげです。ネムノキはこの土地の自生植物で、種が飛び、あちこちから芽を出します。ガーデンでは、適度に木陰をつくるので、重宝しています。
7月18,19日、ユリの季節も終盤です。今咲いているのはオリエンタルユリ コンカドール、オニユリ、コオニユリ、ヤマユリです。あと残るはカサブランカだけです。京都市内は連日35℃以上が続き、ここ京北ではいよいよ32℃を超えてきました。暑い夏、熱中症に注意しながらの作業が続きます。
7月21,23日の撮影動画をまとめました。ボタンクサギが満開です。花に近づくとよい香りがしますが、葉っぱや茎をちぎると、ちょっと臭いにおいがします。クサギは漢字で「臭木」と書きます。西洋ニンジンボクのライトブルーの花が夏空に映えます。この他、薄ピンクや白の花もあります。ルドベキアゴールドストラムが満開に近づいています。夏のガーデンを彩る植物です。ちなみに、23日は最高気温が35.7℃となりました。いよいよ、京北でも猛暑日となりました。
7月25,26日、ルドベキアゴールドストラムは宿根するルドベキアです。以前、富良野の風のガーデンで、見事に咲いているルドベキアを見て、ガーデナーに品種名を教えてもらい、苗を取り寄せて、増やしたものです。暑さ寒さに強く、夏のガーデンを彩る、代表的な花となってきました。
7月28,30日、フロックスは夏のガーデンに欠かせない存在です。赤、紫、白などいろいろな色の花があります。比較的長い期間咲いているので、夏のガーデンを彩る素材としては最適です。
ブッドレアも夏の間、ずっと咲いています。こちらも紫、ピンク、白、黄など様々な品種があります。冬の間に強剪定するのですが、春になると枝がずんずん伸びてきますので、大きさは結構大きくなります。
本日8月2日、12時の気温は31.2℃、天気は晴れです。午後からは、まだ植え付けできていない苗の植え付けを行います。
ではまた。
ブナの森ガーデンにて
小田木 一富






















































