ガーデン便り

2026-05-03 12:48:00

2026年5月3日 4月のガーデン便り 「七転び八起き」

4月のガーデン便りです。 

2026.04.28_新緑のガーデンエントランス_P1500606_s.jpg 4月28日撮影 新緑のガーデンエントランス

早くも5月に入ってしまいました。まず、4月の決定事項から。

銀行融資は結局のところ下りませんでした。結論として、自力でガーデンをオープンさせなければならないということです。厳しい結果となりました。ですので、当面、建物内装工事の着工はできず、今年のオープンは不可能となりました。なんとか資金を調達し、内装工事を実施したいと思いますが、まずは次の目標設定として20274月のガーデンオープンに切り替えます。

 

少し4月の状況を振り返ってみます。

46日、京都信用金庫の担当者からメール連絡が入り、直接会ってお話をしたいとのことでした。いよいよ、最終結論の話だな、と思いました。こういう場合は、まずは丁重に融資ができない旨、お断りの挨拶に来るのか、あるいは、現地を確認してから、再考するのかのどちらかです。

414日、京都信用金庫の2名の方々がガーデンにお越しになりました。本店の企業成長推進部の課長Mさんと代理のUさんです。建物内のテーブルに着くや否や、Mさんが切り出されました。

京都信用金庫としては、ブナの森ガーデンの事業に対する融資はできません、とのことです。まあ、そういうことなのでしょうね。

いろいろとお話を聞くと、事業計画の入園者数が本当に年間15,000人確保できるのかどうか、信用金庫としては予想できない、というのが理由だそうです。京都市での信金のこれまでの融資案件で、有料ガーデンという事業はないのでしょう。ですから、信金の事業モデルから外れている案件に関しては、余程収益性のある案件以外は、信金は手を出さない、ということです。

この考え方は、信金としては、当然の考えだということは理解できます。さらに聞くと、仮に工事内容をさらに絞り込んで、1000万円以下の融資申し込みであっても、信金は融資しないとのことでした。

私は、有料ガーデンの将来性について、全然理解されていないなと感じましたので、米原のローザンベリー多和田はご存じですか、と聞いてみました。案の定、全く知りませんでした。ローザンベリー多和田は、シーズンインの入園料が2200円です。当方の2倍以上です。それでも、多くの人々がそこを訪れます。米原の片田舎にです。大阪、京都からは行くのに結構時間がかかります。それでもなお、若者から中高年まで、ガーデンを訪れるのです。

信金のお二人は、驚いていました。私は事業計画に描いた5年間の事業計画は、最低限クリヤしなければならない入園者数であり、5年後にはむしろ現行計画の2倍以上を目指したいと思っています。ただし、現時点ではそれは絵に描いた餅であり、それを裏付ける実績は全くありません。銀行を納得させるためには、実績が必要であるということを思い知らされました。

 

話の後、私はせっかくですからと、園内を案内しました。丁度新緑の時期でもあり、チューリップなどが結構咲いていますので、草だらけではありますがと、いろいろと説明して回りました。

ミズバショウを案内しますと、課長のMさんは、私は初めてミズバショウを見ました、と言われました。Uさんは京都府下では、ここしかミズバショウを見られないのですよね、と聞いてきました。修学院の武田薬品の薬用植物園にはミズバショウはあるにはあります。ただ、薬用植物園は、特定の時期、ツバキの開花時期とかを限定して予約申し込みをされた客に入園させていますので、ミズバショウの開花時期に来園できるかどうかは不明です、と説明しました。

2026.04.16_ミズバショウ_P1500029_s.jpg 4月16日撮影 ミズバショウ

お二人はガーデンを堪能した後、お帰りになりました。Uさんは、開墾前に撮った荒地の写真からは想像できないといった感想を言っておられました。ありがたい限りです。ただし、融資は下りなかったのは現実です。これから、どうやってオープンを目指していくのか。もう一度仕切り直しです。

 

ガーデンで働きたいと思っているみなさん、大変申し訳ありません。今年の社員採用はありません。私の不徳のいたり、お詫びいたします。もし、よろしければ、ホームページのお問い合わせより、ガーデン見学を申し込んでください。私は、ガーデンはいつでもオープンです。もし、車をお持ちでない方は、その旨連絡いただければ、私が、最寄り駅まで車で迎えに行きます。ちなみにガーデンに最も近い駅は、山陰線の日吉駅です。そこからガーデンまでは、15km、車で15分です。

 

さて、話は変わります。426日に、山主のYさんとYさんの知人のSAさんがやって来ました。目的は、フジバカマです。以前、Yさんからフジバカマを増やして、アサギマダラを呼び込んでみたいと言っている知人がいると聞いていましたので、私の方から、Yさんに電話して、フジバカマの苗を分けますよと連絡したのです。

YさんとSAさんが来る前に、私は、いくつかの株を掘り起こしておきました。お二人が来られて、早速現場を案内しました。フジバカマが、たくさん芽を出しており、すでに茎は20cmぐらいまで伸びています。もう少し早く声をかければよかったかなと思いましたが、今の時期であれば、必ず活着するはずです。

Yさん、現場の草の状況を見て、このスギナとかは抜くつもりか、と聞いてきました。もちろんそのつもりです。ただし、今は私一人だけなので、スギナを抜いていく時間がないのです。ガーデンの草取りとかの管理をしっかり行うためには、最低3人のガーデナーが必要なのです。私一人だけでは、どうにもなりません、と答えておきました。

Yさんの山は、私のガーデンの借景となっています。以前、隣接する山を含めて400本ほどのヒノキとスギを伐採させていただきました。おかげで今は、コナラなどの落葉広葉樹が目立つ状況となり、春の新緑は、とても素晴らしいものとなりました。すばらしい借景の新緑でしょう、とYさんに言うと、あれはコナラだけか、と聞いてこられましたので、さまざまの落葉広葉樹が茂っています。ですので、とてもきれいですね、と答えました。このような借景のあるガーデンはなかなかありません。私は、この借景を提供いただいたYさんには、感謝しかありません。

2026.04.21_新緑のガーデン_P1500389_s.jpg 4月21日撮影 新緑のガーデン

京北にフジバカマが点在するようになれば、アサギマダラがやってくる確率も増えていくことと思います。もっともっとフジバカマが増えればいいな、と感じます。SAさんのフジバカマもどんどん増えていくといいですね。

 

では、4月のガーデンの開花状況です。本格的な春の到来、花の種類はどんどん増えていきます。

すでに、インスタグラムで動画をいくつかアップしておりますので、まだご覧になっていない方は、ぜひ、そちらも見てください。以下の花の説明文は、インスタグラムの文面を再構成していますので、重複する分はご容赦ください。 

 

42日、ガーデン建物前のソメイヨシノが開花しました。まだ、二分から三分先といったところです。京都市内と比べると5日以上開花は遅れます。

2026.04.02_ソメイヨシノ_P1490112_s.jpg 4月2日撮影 ソメイヨシノ

2026.04.05_ソメイヨシノ_P1490312_s.jpg 4月5日撮影 ソメイヨシノ

ソメイヨシノが咲きだすと、ガーデンの4月の花々がいっせいに咲き始めます。

2026.04.02_一重枝垂れ桜_P1490126_s.jpg 4月2日撮影 一重枝垂れ桜

 

2026.04.02_バイモユリ_P1490094_s.jpg 4月2日撮影 バイモユリ

2026.04.02_ヒメコブシ_P1490159_s.jpg 4月2日撮影 ヒメコブシ

2026.04.02_菜の花_P1490185_s.jpg 4月2日撮影 菜の花

ソメイヨシノを撮影していたら、たまたま、エナガがやって来ました。久しぶりにエナガを撮ることができました。

  

45日、ミズバショウが本格的に咲き始めました。3月下旬に開花した一番花は、冬のダメージにより大きくならず、すぐに枯れてしまいましたが、二番花以降は、きれいに花がまとまってきました。

2026.04.05_ミズバショウ_P1490243_s.jpg 4月5日撮影 ミズバショウ

一方、ソメイヨシノはこの暖かさで一気に満開となりました。他にも、フジザクラ、ピンク色の陽光ザクラなども、満開となっています。今年の春は、一気に通り過ぎそうですね。

2026.04.05_フジザクラ_P1490337_s.jpg 4月5日撮影 フジザクラ

2026.04.05_ツバキ絵日傘_P1490253_s.jpg 4月5日撮影 ツバキ絵日傘

2026.04.05_ラッパスイセン_P1490219_s.jpg 4月5日撮影 ラッパスイセン

2026.04.05_ユキヤナギとレンギョウ_P1490207_s.jpg 4月5日撮影 ユキヤナギとレンギョウ

 

49日、原種八重咲スイセンVan Sion(フォンシオン)がちょうど見頃です。このスイセン、実は私が植えたのではなく、この土地にもともと育っていたものです。誰かが植えたのか、種が飛んできたのか、よくわかりませんが、花は普通の水仙と異なり、面白い形をしています。

2026.04.09_原種八重咲スイセンVan Sion_P1490408_s.jpg 4月9日撮影 原種八重咲スイセンVan Sion

桃色の陽光ザクラが満開です。仙台枝垂れ桜も満開に近い状態です。ソメイヨシノは散り始めました。桜の時期は、あっという間に過ぎてしまいます。

2026.04.05_仙台枝垂れ桜_P1490325_s.jpg 4月5日撮影 仙台枝垂れ桜

 

411日、ケマンソウが咲き始めました。もう少し観察したいなと思って、翌朝見にいくと、なんと花が枝もろとも吹き飛ばされて、下に飛び散っていました。強風のせいなのか、あるいは、タヌキとかの動物が吹き飛ばしたのか、よくわかりません。残念です。

2026.04.11_ケマンソウ_P1490523_s.jpg 4月11日撮影 ケマンソウ

ミズバショウは花の周りの葉がだんだん大きくなってきました。花は今がピークです。

ミツバツツジが咲き始めています。ミツバツツジとミズバショウのコラボ、いつか見えるようにしたいと思います。

2026.04.16_山のエリアのミツバツツジ_P1500089_s.jpg 4月16日撮影 山のエリアのミツバツツジ

エナガが撮影できました。相変わらずすばしこく飛び回るので、なかなか長時間撮影できません。

2026.04.09_エナガ_P1490448エナガOK - frame at 0m21s_s.jpg 4月9日撮影 エナガ

2026.04.11_原種スイセン_P1490508_s.jpg 4月11日撮影 原種スイセン

 

416日、チューリップメンフィスが満開です。他にもいくつかのチューリップが咲き始めています。

2026.04.16_チューリップメンフィス_P1500011_s.jpg 4月16日撮影 チューリップメンフィス

薄黄緑色の花をつけるウコンザクラ、八重咲で開花は遅く、今が見頃です。

2026.04.14_ウコンザクラ_P1490800_s.jpg 4月14日撮影 ウコンザクラ

ホオジロは相変わらず毎日ガーデンに来ています。

2026.04.12_ホオジロ_P1490774_s.jpg  4月12日撮影 ホオジロ

ミズバショウの花の時期はぼちぼち終了です。

山のエリアでは、ミツバツツジが満開となっています。例年より開花は早いようです。

この野鳥は、オオルリと思われます。きれいな澄んだ声でさえずります。初めて撮影できました。

2026.04.16_オオルリ_P1500147オオルリ - frame at 0m3s_s.jpg 4月16日撮影 オオルリ

2026.04.14_八重咲スイセン_P1490792_s.jpg 4月14日撮影 八重咲スイセン

 

418,19日、八重桜とヤマザクラが満開です。

2026.04.18_紅華桜_P1500196_s.jpg 4月18日撮影 紅華桜

ミズバショウはシーズン最後のやや小さめな花を開きました。

ツバキも数種が満開状態です。

2026.04.11_ツバキ軟風_P1490479_s.jpg 4月11日撮影 ツバキ軟風

2026.04.11_ヤブツバキ_P1490481_s.jpg 4月11日撮影 ヤブツバキ

2026.04.11_ツバキウラク64_P1490501_s.jpg 4月11日撮影 ツバキウラク64

ブナの芽吹きが始まりました。ブナは芽吹きの時期が一番美しいですね。

2026.04.18_ブナの芽吹き_P1500171_s.jpg 4月18日撮影 ブナの芽吹き

利休梅が白い花をたくさんつけています。

2026.04.14_利休梅_P1490805_s.jpg 4月14日撮影 利休梅(リキュウバイ)

 

南側の隣家の屋根にとまってしきりにさえずるのは、キセキレイです。木の枝にとまっているのを見たことがありません。

予備2026.04.18_キセキレイ_P1500228_s.jpg 4月18日撮影 キセキレイ

チューリップは今が見頃、カリンの花が昨年よりもたくさん咲いています。

2026.04.19_チューリップ フォックストロット_P1500250_s.jpg 4月19日撮影 チューリップ フォックストロット

 

421日、ガーデンには何本かのカリンを植えているのですが、今、満開です。昨年よりも花数は増えています。今年は実がなるかもしれません。ピンクの5枚の花びらが、何ともかわいらしいですね。

2026.04.19_カリン_P1500271_s.jpg 4月19日撮影 カリン

ガーデンで、最も大きなブナの木が1本あるのですが、幹の直径は10cmぐらい。実は昨年の夏に、大型のシロスジカミキリの猛襲を受け、すべての枝の樹皮を食いつくされました。その結果、枝の葉っぱはすべて枯れてしまい、はたして、このブナの木はどうなるのだろうと思っていましたが、幹から直接新芽が芽吹いているのを確認できました。大変うれしい限りです。生命力の不思議さを感じます。

2026.04.21_復活したブナ_P1500351_s.jpg 4月21日撮影 復活したブナ

ガーデンの借景となる山のエリアは、広葉樹の芽吹きが始まりました。日々、新緑が変化し、すばらしい借景を形づくっています。私は、この新緑を見ているだけで、幸せな気分になります。

2026.04.21_コゴミ_P1500298_s.jpg 4月21日撮影 コゴミ

2026.04.21_ハナミズキ_P1500383_s.jpg 4月21日撮影 ハナミズキ

2026.04.21_キイチゴ_P1500329_s.jpg 4月21日撮影 キイチゴ

2026.04.21_クルメツツジ_P1500308_s.jpg 4月21日撮影 クルメツツジ

 

425,26日、クリンソウは日本原産のサクラソウ科の多年草です。湿地を好むので、ガーデンの最もじめじめした場所に植えています。

2026.04.25_クリンソウ_P1500425_s.jpg 4月25日撮影 クリンソウ

センダイハギは、マメ科の宿根草です。暑さ寒さに強く、地下茎でどんどん増えていきます。ルピナスに似た、黄色の花をつけます。

2026.04.25_センダイハギ_P1500440_s.jpg 4月25日撮影 センダイハギ

チョウジソウが咲き始めました。

2026.04.25_キンポウゲ_P1500447_s.jpg 4月25日撮影 キンポウゲ

2026.04.26_チューリップクィーンオブナイト_P1500487_s.jpg 4月26日撮影 チューリップクィーンオブナイト

2026.04.26_西洋オキナグサ_P1500524_s.jpg 4月26日撮影 西洋オキナグサ

 

428日、西洋シャクナゲは品種、花色が豊富で、ピンク、赤、白、紫などの花色に加え、色の濃淡も様々。枝先にたくさんの花が集まって咲く姿は、ガーデンの春を彩ります。

2026.04.28_西洋シャクナゲ_P1500562_s.jpg 4月28日撮影 西洋シャクナゲ 

チョウジソウ(丁字草)は春に淡いブルーの星形の花を咲かせる宿根草です。耐寒性、耐暑性ともに強く、とても育てやすく重宝しています。横から見る花の形が丁の字に見えることから、丁字草と呼ばれているそうです。

2026.04.25_チョウジソウ_P1500480_s.jpg 4月25日撮影 チョウジソウ

ウグイスがこの日はガーデンにやって来ました。ただし、藪の中で鳴くだけで、なかなか見つけられません。やっとのことでほんの少しだけ動画を撮ることができました。

2026.04.28_シャガ_P1500542_s.jpg 4月28日撮影 シャガ

 

本日12時の気温は16.2、天気はくもり。午後は、次第に雨となります。雨が降る前に、一部の苗の植え付けを行うつもりです。 

ではまた。

ブナの森ガーデンにて

小田木 一富