ガーデン便り

2025-04-01 12:09:00

2025年4月1日 3月のガーデン便り 「春の訪れ」

3月のガーデン便りです。 

3月は暖かくなったと思ったらまた寒くなるの繰り返しでした。最後に雪が降ったのは330日、もう4月になろうとしているのに、これはたまりませんね。今年の梅の開花は京都市内の梅の名所各所でだいぶ遅れていました。当ガーデンの梅も開花が大幅に遅れ、私が開花確認ができたのは325日でした。本日現在、紅色、桃色、白色の3本の梅がほぼ満開の状態です。

2025.3.30_ガーデンの梅_IMG_3574_s.jpg 3月30日撮影 ガーデンの梅とスイセン

2025.3.29_紅梅_IMG_3563_s.jpg 3月29日撮影 紅梅

2025.3.29_白梅_IMG_3567_s.jpg 3月29日撮影 白梅

2025.3.29_桃色梅_IMG_3545_s.jpg 3月29日撮影 桃色梅

一方、サクラはというと、早咲きのオトメザクラとキンキマメザクラが開花しました。本日、河津ザクラが開花し始めます。ソメイヨシノの開花は、まだ、5日ぐらい先でしょう。

2025.3.30_オトメザクラ_IMG_3632_s.jpg 3月30日撮影 オトメザクラ

2025.3.30_キンキマメザクラ_IMG_3581_s.jpg 3月30日撮影 キンキマメザクラ

それにしても日本人はサクラが大好きですね。テレビのニュースでも連日、サクラの映像が流れています。そういう私もサクラは大好きで、ガーデンにはいろいろな種類のサクラを植えています。山のエリアには、ヤマザクラを260本植えましたが、山のエリアのヤマザクラは昨年夏から秋にかけて鹿の猛襲に会い、枝がかなり折られてしまいましたので、花をつけるのは何年か先の話となります。こればかりは、致し方ありません。

 

ガーデンの3月は、まだまだ開花する花は少ないのですが、2月から開花したネコヤナギの花穂(かすい)の状況を日々観察していると、興味深いことを発見しました。なんと、日本ミツバチがしきりに花穂の花粉を集めに、飛び回っていたのです。

ガーデンにはネコヤナギが大小6株ほど植えてあるのですが、そのうち2本が西側のガーデンにあり、その2本の間を歩くと、ブーンという羽音が良く聞こえるのですね。何だろうと思って、注意してネコヤナギを見ていると、いるはいるは、ミツバチがたくさん飛び回っていました。写真を添付するので見てください。

2025.3.18_ニホンミツバチ_P1300502_s.jpg 3月18日撮影 ネコヤナギとニホンミツバチ

2025.3.18_ニホンミツバチ_P1300497_s.jpg 3月18日撮影 ネコヤナギとニホンミツバチ

2025.3.18_ニホンミツバチ_P1300522_s.jpg 3月18日撮影 ネコヤナギとニホンミツバチ

写真から、このミツバチは西洋ミツバチではなく、日本ミツバチでした。日本ミツバチは体全体が黒っぽく、胴体ははっきりとした縞模様であるとのことですので、その特徴の通りですね。ちなみに花粉はミツバチの食料となります。

ニホンミツバチがネコヤナギの花穂に集まっていたのは一週間ほどでした。花穂が衰え花粉が収集できなくなると、当然ながらミツバチは来なくなりました。その間にミツバチを観察していて一つ気が付いたことがあります。

気温が高い時はぶんぶんと羽音がしていたのですが、気温が7以下になると、全く飛び回っていません。巣に撤収してしまったのです。また、日中の15時半過ぎになると、同様に巣に撤収してしまいました。この時の気温は18ぐらいあり、ネコヤナギの場所に、まだ日照はあったのですが。ということは気温と時間を彼らは把握しているということなのでしょうか。ちょっとよくわかりません。山主のYさんが趣味で養蜂をしているので、またいつか聞いてみようと思います。Yさんの家はガーデンから500mほどのところにありますので、そのミツバチが飛んできていたのかもしれませんね。 養蜂には大変興味がありますが、まだ、ガーデンの整備に手一杯であるため、オープン出来たのちに、チャレンジしてみたいと思っています。

 

2月、3月は、植物の移植に適した時期ですので、私はせっせと小木の移植を行いました。その中のひとつ、サンゴジュを移植した時、ここでも発見がありました。サンゴジュは、関東地方南部以西の本州、四国、九州及び沖縄に分布するガマズミ科の常緑広葉樹、6月頃に咲く小花の集合体の後には小さな果実がたくさんでき、8~10月にかけて赤黒く熟し、これを海のサンゴに見立てたのがサンゴジュという名前の由来だそうです。非常に丈夫で生垣や公園樹としてよく使用されています。

2025.3.30_サンゴジュ_IMG_3579_s.jpg 3月30日撮影 サンゴジュ

私は開墾を始めた頃、このサンゴジュの苗を1本購入し、ガーデンに植えておいたのですが、草刈りの際、誤って刈払い機で幹を短く切ってしまいました。その後、ほったらかしにしていましたが、いつの間にやら成長し、すでに1mほどになっていました。隣接して植えてあるコニファーの邪魔になってきていましたので、思い切って生垣の用途として活用しようと思い、植え替えを行うことにしました。

サンゴジュの周りの雑草を取り払ったとき、なんとその横に4本ほど、40cm以上に成長したサンゴジュの苗が、すくすくと育っているではありませんか。よくよく観察すると、親株の下の枝が地面と接触したところから、根が生え、それが小苗となって、育ったものであることがわかりました。

ネットで調べると、サンゴジュの幹は直立するが株元からヒコバエがでやすく、何度も剪定されたような木では複数の幹が株立ち状になる、と書かれていました。ということは、私が誤って幹を切断してしまったため、根元近くから伸びた枝が地面に接触したことで根が生え、そこから直立して小苗となって伸びたものということになります。災い転じて福となす、ということですね。この4本の小苗も、生垣として活用しようと思っています。ガーデンでは、常に発見がありますね。

 

さて、4月に入り、いよいよミズバショウの開花の時期となりました。本日現在は、3株のミズバショウに白い苞(ほう)と呼ばれる葉が立ち上がってきました。白い部分は花びらではなく、その中心から棒状に伸びてくる肉穂花序(にくすいかじょ)という部分が小花の集合体となります。一番花はたいてい、苞が開いただけで枯れてしまいます。二番花以降が本格的な開花となり、花を楽しめます。

2025.3.30_ミズバショウ_IMG_3600_s.jpg 3月30日撮影 ミズバショウ

今年の開花は多分9株のミズバショウで見ることができると思います。もう少し増やしたかったのですが、種から芽が出た小苗は、他の雑草の勢いにやられてあまり育たずに枯れてしまったのと、昨年開花した1株がいつの間にか枯れてしまいましたので、昨年とそんなに変わらない状況です。ミズバショウもやはり除草管理をしっかりしないとだめということですね。

 

ところで吉報です。昨年秋に播種(はしゅ)したブナの実ですが、発芽し始めました。311日より1本の発芽が始まり、本日現在、74本の発芽が確認できています。本日現在の発芽率は74/218=34%です。おそらく、間違いなく50%は越えると思います。

2025.3.29_ブナの発芽_IMG_3555_s.jpg 3月29日撮影 発芽したブナ

この苗の中から、京北の気候に合った苗のみが大きく育っていくことになります。個体差は結構出ますので、弱い苗はすぐに枯れてしまいます。果たしてどれだけの苗が育っていくのか、楽しみでもあり、注意深く見守っていかなければなりません。ブナの実を送っていただいた札幌のYMさん、どうもありがとうございました。

 

その他の開花状況です。フキノトウ、スイセンティタティタ、ラッパスイセン、リュウキンカ、サンシュユ、ツバキ太郎冠者、レンギョウなどが開花しています。

2025.3.13_フキノトウ_IMG_3530_s.jpg 3月13日撮影 フキノトウ

2025.3.25_スイセンティタティタ_P1300584_s.jpg 3月25日撮影 スイセンティタティタ

2025.3.25_ラッパスイセン_P1300600_s.jpg 3月25日撮影 ラッパスイセン

早春に咲くリュウキンカは、日が差して暖かくなると花が開き、日が影って寒くなると花が閉じてしまいます。この2枚の写真は、同じ日の異なる時刻に撮影したものです。

2025.3.27_リュウキンカ_12時半_P1300637_s.jpg 3月27日撮影 リュウキンカ 12時半頃

2025.3.27_リュウキンカ_15時頃_P1300646_s.jpg 3月27日撮影 リュウキンカ 15時頃

2025.3.29_サンシュユ_IMG_3540_s.jpg 3月29日撮影 サンシュユの花

2025.3.30_ツバキ太郎冠者_IMG_3609_s.jpg 3月30日撮影 ツバキ太郎冠者

2025.3.30_レンギョウ_IMG_3597_s.jpg 3月30日撮影 レンギョウ

 

本日1200分の気温は9.7、天気は曇りです。 今日の午後は、ヴィオラの植え付け場所の準備にかかります。かみさんが育てた苗が20トレイ×24ポット=480株ほどあります。花が開き始めていますのですぐに植え付けなければなりません。本日は、その準備のための草取りに専念します。 

ウグイスが、ガーデンでも鳴き始めました。いよいよ、本格的な花の季節の到来です。

 

ではまた。

ブナの森ガーデンにて

小田木 一富